MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 50 - ベトナムの朝ごはん、「バインセオ(Bánh xèo)」(2019年9月19日/19日め)

2019年9月19日 バインセオ(Bánh xèo)。ベトナム風お好み焼きです。


9月19日


バインセオとは、ベトナム風のお好み焼きです。
ベトナム北部ではあまり食べられていませんが、
南部では日常的な家庭料理です。
日本のベトナム料理店でも食べることができ、
MIYOの大好物です。


「バイン」とは、
パン、饅頭、ケーキなど粉をこねたもの一般を指し、
「セオ」とは、
生地が熱い鉄板に触れたときにたてる音を表しているそうです。


「明日の朝は、バインセオを食べに行きましょう。」
と、タムさんから言われていたので、
前日から楽しみにしていました。
ところが…。


朝方、一気に降った雨で、
家の前の道路が川になっています。


路上に置かれていた家庭ゴミの袋が、即席の川を流れていました。

その川をものともせず、乗用車が通っていきます。

バイクだって、このとおり。

ご近所の奥さん。学校のカバンを背負った女の子をおんぶして、大通りまで送っていました。

戻ってきたと思ったら、次は、男の子を背負って、同じ道を行きます。おかあさん、たいへんです。

「大丈夫。すぐに終わるよ。」という、タムさんのことばどおり、1時間ほどで水が引いてきたので、お店まで歩いてみました。バインセオのお店までは、歩いて5分くらいです。

6畳くらいのスペースに、テーブルがふたつ並べてありました。もちろん、厨房は、お店の前の歩道に設置してあります。笑

がんばってバインセオを焼いている息子さん。お母さんとふたりで切り盛りしているようです。

反対側から見ると、こんな感じです。


作り方は、簡単です。
米粉とココナッツミルクをベースにした生地を、
ターメリックで黄色く着色し、
大きめの専用フライパンで、薄皮に焼き上げるだけです。


焼けたら、豚肉、もやし、海老、緑豆、
あるいは鶏肉やキノコ、タマネギなど、
好みの具(肉・魚類は事前に火を通しておく)を載せて、
二つ折りにし、軽く蒸し焼きにして、
さらに油で皮をパリパリに焼きます。


香草(ミント、ドクダミ、紫蘇など)類を添えて風味を付け、
酢やヌクマム(魚醤)をベースにした、
「ヌクチャム」というタレにつけていただきます。


バインセオを作るところを見るのは初めて。
興味津々で、厨房をのぞかせていただきました。


同時に3個のフライパンを使って、どんどん焼いていきます。


できあがり~。^^

おいしそうです。エビともやしが、たくさんはいっています。


日本では、これをふつうに食べるだけなのですが、
ここハノイでは、違う食べ方をします。
タムさんがおしえてくれました。


ライスペーパーに、葉物野菜を載せます。

そこに、バインセオを一切れ載せて…、

くるくるくる~っと、手巻きずしのできあがり。^^

MIYOもやってみました。うまく巻けず、モナカのようになってしまいました。笑 これを、「ヌクチャム」につけていただきます。うまっ。^^ 日本で食べるバインセオよりもさっぱりしていて、こちらの方がずっとおいしいです。

タムさんが注文してくれたジュース。梅酒そっくりの味でした。浮かんでいるのも、梅干そっくり。でも、食べてみたら、梅ではなく、何かの実でした。

これだけで十分だと言ったのに、タムさん、また追加でこんなものを注文。きしめんみたいなスープ麺です。しかたないので、一口だけいただきました。


南部の家庭料理というだけあって、
ハノイでは、バインセオのお店をあまり見かけません。
このあたりでは、ここ一軒だけ、だそうです。


お店の数が少ないせいなのか、
街を歩いていてたまに見つけると、
店内はたいてい、お客さんでいっぱいです。


バインセオは南部の食べ物だけど、
ハノイの人たちも大好きなようです。^^


(つづく)

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