涼風の栃木へ。星野リゾート 界 川治に泊まった2日間 10 - 夜の里山工房と、充実の朝ごはん(2024年8月22日-23日/1日め-2日め)
2024年8月22日 「星野リゾート 界 川治」で。(栃木県日光市)
8月22日(木)
夕食が終わって、MIYOもお風呂に。
夫は2回めのお風呂です。笑
そしてお風呂のあと、お部屋に戻る前に、
もう一度、ロビー階を歩いてみました。
誰もいなくなったロビーでは、ひょうたんランプがが柔らかな光を放っていました。
その隣りの、里山工房。ここにも、誰もいません。
昼間、夫が挑戦した、きな粉づくり体験のエリア。
壁の棚に並ぶガラス瓶には、栃木産の豆が詰まっていました。
そして、和紙漉き体験のエリアへ。
立てかけられた戸板には、この日、体験した人たちの作品が貼り付けてあり…、
2台の扇風機が夜通し風を送って、乾かしてくれていました。^^
「紙漉き、楽しかったです。
ありがとうございました。」
と心で言いながら、お部屋に戻りました。
少し休憩してから、お部屋での恒例・家族宴会へ。笑 お土産にいただいた里山ごはんと…、
お酒は、スペインのST. MICHEL。
夕食の時、
「ごはんはお持ち帰りできます。^^」
と、担当の方から言っていただけたので、
気兼ねなくお願いして、
包んでいただきました。
そういえば、「界 津軽」でも、夕食で食べきれなかったうなぎごはんを包んでいただいたのを思い出しました。(2023年7月12日)
おいしいものをたくさんいただいて、
楽しい一日でした。
8月23日(金)
「界 川治」での、2日目の朝になりました。
夫は早朝から、お風呂へ。
前日から数えて、3回めのお風呂です。笑
エレベーターホールの前で。山々にもやがかかって、幻想的な風景になっていました。
ほんの小さなスペースにも、星野らしいインテリアが施してありました。^^
温泉旅館に泊まると、夫は必ず早起きし、MIYOが寝ている間にお風呂に行きます。早朝の温泉では、利用者がほとんどいないことが多いので、気持ちがいいそうです。
朝食は、8時に予約してありました。前日と同じ「お食事処」でいただきます。
案内していただいた個室も、前日と同じお部屋でした。
すぐに、お膳が運ばれてきました。これは鬼子蔵(きしぞう)汁。
川治に伝わる鬼子蔵汁は、鬼子蔵と千代夫婦のお話にちなんだ料理だそうです。
鬼子蔵汁をお椀によそって、朝ごはんをいただきます。
鬼子蔵汁です。
ちょこちょこといろんなのがあって、楽しい朝食膳。^^
箸をとろうとして、はっとしました。
箸置きやスプーンの向きが、
夫のお膳とは反対になっていました。
夫のは、通常の置き方。
そして私のは、左利き用に…。
おそらく、前日の夕食で、
私が左手に箸を持っていたことに
気づいたBさんが、そのことを、
今朝の担当の方に伝えてくださったのだ、
と思います。
こんなことまで気配りしてくださったBさんと、
それをきちんと引き継いだ、今朝の担当の方。
どちらもすばらしいと思いました。^^
ほんの小さなことですが、こんなふうに、
思いがけない感動をもらえるところが、
さすが、星野だなあ、と思ってしまいます。
籠の中に入っていたのは、鮭の塩焼きといとこ寄せ。感動の美味しさでした。
上:豆腐、ヨーグルト
中:信田巻、利休牛蒡、とばっちり(干瓢、ニラ、卵)
下:彩りなます、鰊の旨煮、牛肉の生姜煮、昆布梅
「とばっちり」とは、鬼子蔵・千代の間に生まれた小太郎についての伝説にまつわる料理です。
鰊の旨煮を、なつかしくいただきました。
かつて、北海道から、
北前船で身欠きニシンが運ばれた時代に、
日本の各地で生まれた郷土料理のひとつです。
海から遠く離れた山里では、
保存がきく身欠きニシンは貴重な魚であり、
重宝されたそうです。
おかげで、山里で、「鰊の旨煮」という
郷土料理が生まれました。
以前、福島でいただきましたが、
同じ様な料理が栃木にもあったんですね。^^
細かくすりつぶされた海老香煎は、ごはんにふりかけて。
お漬物もおいしくいただきました。^^
幸せな気持ちになれる朝ごはんでした。
至福の朝ごはんを、
お腹いっぱいいただきました。
ごちそうさまでした。^^
(つづく)