MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 55 - ウポポイ③(国立アイヌ民族博物館 - 特別展「ビーズ」①)(2021年11月7日/5日め)

2021年11月7日 ウポポイ・国立アイヌ民族博物館で。(北海道白老郡)


11月7日(日)


アイヌをテーマとしたナショナルセンターである、
ウポポイ(民族共生象徴空間)に来ています。


これまでは、
 いざないの回廊(カンカン)
 歓迎の広場(ウウェランカラプ ミンタラ)
 体験交流ホール(ウエカリ チセ)
 体験学習館(ヤイハノッカラ チセ)
の順に歩いてきました。


次はいよいよ、
国立アイヌ民族博物館
(アヌココロ アイヌイコロマケンル ソンコ)

に行きます。


この夫婦はまた、全部行くんだろうなあ…と思っていますよね。正解です。笑

【国立アイヌ民族博物館】
日本で初めて誕生した、アイヌ文化の展示や調査研究などに特化した国立博物館です。アイヌ民族の文化を復興し、発展させるべく創設されました。

博物館を擁するウポポイ(民族共生象徴空間)は、「日本の貴重な文化」であるアイヌ文化を復興・発展させるとともに、先住民族の尊厳を尊重し、「差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会」を築いていくという意義を持つ国家プロジェクトです。
そのウポポイの中核施設が、国立アイヌ民族博物館です。
・先住民族であるアイヌの尊厳を尊重する。
・国内外のアイヌの歴史・文化に関する正しい認識と理解を促進する。
・新たなアイヌ文化の創造及び発展に寄与する。
という理念を掲げ、アイヌ文化の展示、調査研究、教育普及、人材育成、資料整備等に取り組んでいます。


国立アイヌ民族博物館。ウポポイでいちばん大きな建物です。


【入館するために】
国立アイヌ民族博物館に入館するためには、事前にネットから申し込み、入館整理券をもらっておく必要があります。MIYOは、なにも知らないで、当日突然行ってしまいましたが、東京を出発する前夜に、多動夫が二人分の整理券を取得していました。(←こういうことだけ、行動が早い人です。😅)


スマホでこの整理券を見せれば、入館できるシステムです。

まずは、2階に行きました。


2階では、この時期限定で、
「ビーズ」という特別展を開催していたので、
それを先に見ることにしました。



【展示概要】(パンフレットより)
ビーズは、貝殻や木の実や石やガラスなど、さまざまな素材からつくられます。本展覧会では、ものとものをつなげたものを、ビーズと定義しています。ビーズは、今から12万年前に誕生して現在にいたるまで、人びとの美への希求や人と人とのつながりを示すために利用されてきました。本展覧会では、世界における多様なビーズの歴史とその役割について紹介します。同時に、アイヌモシㇼ(アイヌ民族がくらす土地)という地域文化に焦点を当てながら、地球上に普遍的にみられるビーズをとおして、「人類とは何か」という課題を正面から追求するものです。

*「アイヌモシㇼ」とは、アイヌ語で「アイヌ(人間)がくらす世界」または「アイヌ民族がくらす土地」という意味です。本展覧会では後者の意味で、北海道を中心とした日本列島北部周辺の地域を表しています。


むずかしいことはさておいて、とにかく、世界のビーズを見てみましょう、ってことですね。^^

ヤップ島の貝貨とアフガニスタンのそろばん。

育児用のお守り(南アフリカ)と大きなとんぼ玉。

人類最古のビーズは、12万年前のムシロガイだったそうです。そして、霊長類の中で穴に糸を通せるのは私たちホモサピエンスだけだとか。面白いお話が随所に書いてありました。

コロンビア(左)とボツワナ(右)の首飾り。

左から、まじない用首飾り(アイヌ)、イケマ(アイヌ)、首飾り(パプアニューギニア)。

ブラジル(左)とサモア(右)の首飾り。

オーストラリアのがらがらとセネガルの首飾り。

左から、ブラジル・カヤポ族と同・チカン族の首飾り、北海道オホーツク文化の装飾品。

左から、ブラジル、ソロモン諸島の首飾り。そして、フィジーの宝物(クジラの歯)。

左から、台湾・タイヤル族、パプアニューギニア・イワム族、ブラジル・カヤピ族の首飾り。

左から、タイ、ネパール、パプアニューギニア(2個)の首飾りです。

台湾・タイヤル族の首飾り。オオスズメバチの頭部をつないで作ってあります。

タイヤル族と書いてあるのを見て、家族4人で、台湾のタイヤル族酋長文化村に行ったときのことを思い出しました。そういえばあのときも、ビーズのアクセがたくさんありました。^^
タイヤル族のMIYO。このときは骨折してむくんでいたようで、顔がまんまるです。爆(2019年1月2日)

いつでもスリムな長女。

このときの日記はこちらです。
骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 10 - 烏来酋長文化村へ(2019年1月2日/3日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
よってたかって着付けられて、家族全員、タイヤル族になりました。笑


それはさておき、困りました…。
夫が撮りまくった「ビーズ」の写真、
100枚くらいあるんですよ…。😂😂
そんなに撮ってどうするのか、と訊くと、
「あとで見て楽しむ。」とか、
平然とぬかしやがっておられます。
楽しんでるところを、
家で見たことはありませんが。


毎度のことですが、ブログを書くときに、
ここから写真を選ぶ作業がたいへんなんです。😭
ちなみに、上の首飾りの写真は、
全部多動夫の趣味です。
MIYOが撮ったものは、こんな感じです。↓


北海道余市のアイヌの首飾り。江戸のとんぼ玉と似ていますね。北海道アイヌのガラス玉は、17世紀ごろ、サンタン交易で樺太から流入したものと、松前藩経由で来たものがあるそうです。その後、18世紀末から、本州産の大型のガラス玉やトンボ玉が大量に流入するようになりました。

これも、北海道アイヌのもの。耳飾りと首飾りです。現代でも十分通用する美しさです。

北海道アイヌの首飾り。ラピスラズリのような色がいい感じです。


なんか、夫婦の好みが全然違いますね。笑
こんなちぐはぐなふたりが撮った写真なので、
あとでまとめるのがたいへんになるはずです。😂😂


このあと展示は、
「衣装のビーズ」へと広がっていきます。


(つづく)

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