コロナでもウポポイ。登別から函館を訪ねる北海道 4泊5日のおトク旅 2 - ウトナイ湖野生鳥獣保護センター(2020年11月27日/1日め)
(2021/03/04 14:20記)
2020年11月27日 ウトナイ湖野生鳥獣保護センターで。手づくりの資料がたくさんありました。(北海道苫小牧市)
11月27日
羽田空港・パワーラウンジの
掲示板を見て、驚きました。
この時間帯に、JALの札幌便は、
12時半、13時、13時半と、3便あるんですね。
以前なら、これらの3便が、
お客さんでいっぱいだったことでしょう。
けれどこの日は、はじめの2便が、
欠航になっていました。
「3つの便に乗るはずだった搭乗客を、
13時半からのフライトに全集中して、
なんとか、1便だけでも飛ばそう。」
という、必死な状況が見えてきます…。
コロナで乗客が激減していると
わかってはいましたが、
航空会社はほんとうにたいへんな状況だと、
こんなところからも伝わってきました。
さて、搭乗が始まりました。ほとんど並ぶ必要がないくらい、スムーズでした。
機内です。東京オリンピックのロゴだらけ。^^
いよいよ出発です。3便を1便にまとめても、席の埋まり具合はこの程度でした。
JALは機内にWi-Fiがあるんですね。格安航空券ばかり利用しているので、知りませんでした。笑
いつも利用するLCCと違って、映画も見られます。この日は、「コンフィデンスマンJP ロマンス編」を見ました。おもしろかったけど、途中まで見たところで札幌に着いてしまったので、ラストが不明です。😅
ブランケットおよび枕の貸出しは、
一時中止しているとのことでした。
飲み物のサービスは、もうないだろうな、
と思っていたら、
「紙パック入りのお茶」
が配られました。
お茶を飲みながら映画を楽しんでいたら、あっという間に札幌・新千歳空港に着きました。搭乗時間は、90分です。
「WELCOME TO HOKKAIDO」「北海道はサッポロビール」
早速、防寒体制に入ります。爆 手袋と帽子、マフラーだけでなく、ババシャツも着てまあす。笑 こんなにしなくてもいいと思うのですが、「北海道は寒いぞ~。厚着しろ~。」と夫がウルサイので、仕方なく。
ふだん、MIYO は、
帽子をかぶることはありません。
なので、買うこともありません。
この毛糸の帽子は、
抗がん剤で髪の毛がなくなる前に、
G研病院内の売店で買ったものです。
売店があるのは、週に一回だけ。
毎週水曜日に、
ボランティアさんたち(患者OG)が
私たちの病室のすぐそばで、
お店を開いてくれました。
点滴スタンドをがらがら引きながら、
病室からお店まで、よろよろと歩き、
そのときに買った帽子です。
その後、私の髪は全部抜けて、
つるっぱげになったので、
当時、この帽子には
ずいぶんお世話になりました。
その思い出深い帽子を、
またかぶることになるとは。
それも、なんと北海道で…。笑
あれから4年半。
なんとかここまで来たね、
…と、しみじみ思いました。
到着ロビーで添乗員さんに迎えられ、バスに乗り込みました。
ここまでは、私たちふたりだけで行動しましたが、ここから先は、ツアーのみなさんといっしょです。
出発!^^
添乗員・ハ*ナカさんのごあいさつ。
このころの札幌では、
コロナの新規感染者が増えていて、
ニュースでも毎日、
そのことが報道されていました。
私たちも、行くべきかどうか
迷いました。
長女からは、
「なにも今北海道に行かなくても」
と言われるし。爆
でも、申し込んだのは、10月だったんです。😅
当時は、まさか北海道がこうなるとは、
予想していませんでした。
最終的に、
「感染が増えてるのは札幌だけ。
今回は、札幌市内を歩くわけではないから、
大丈夫では?」
という夫の言葉で、
行くことに決めました。
でも、ツアーをキャンセルした方も
多かったそうです。
もともとの参加者は、36名だったそうですが、
13名のキャンセルがあり、残りの23名で、
ツアーを開催することになったとか。
勇気があるのか、むこうみずなのか、
それとも、冷静なのか。
よくわからない、23名が、
日本全国から新千歳空港に集まってきて、
どうにか、
ツアー催行の運びとなりました。😅😅
苫小牧市の「道の駅 ウトナイ湖」で休憩です。隣りには、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターがあります。
「空気がひんやりして、気持ちがいいね。^^」 後ろに広がるのは、ウトナイ湖です。
「ウトナイ湖野生鳥獣保護センター」まで歩いてみました。このあたりは、国指定のウトナイ湖鳥獣保護区となっています。保護センターは、環境省が「野生鳥獣との共生環境整備事業」により建設し、苫小牧市と共同運営しているそうです。
入場無料なので、入ってみました。ウトナイ湖の周辺で見られる動植物について、多数展示してあります。
美しく整備されたセンター内には、
手作りの展示品もたくさんありました。
「動植物保護の意義を伝え、
楽しんでもらいたい。」
という、関係者のみなさんの心意気が、
伝わってくるようでした。
すばらしい施設なのですが、
入館者は、私たちふたりだけ。
コロナ禍で、またしても、
貸し切り状態となりました。
(つづく)