全盲難聴・のんたんの冬休み 7 - 海が見えた(2020年12月28日/3日め)
2020年12月28日 天城わさびの里で。(静岡県伊豆市)
12月28日
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、
昨日の日記で掲載しきれなかった写真を。
めんたいパークの夫。
めんたい調味液に漬かる夫です。
めんたいパークがメインになってしまいましたが、お隣りの、「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」にも行きました。地域共通クーポンがないので、お買い物は少しだけ。笑 生しらすのくぎ煮を買いました。
そして、さらに車を走らせます。次に休憩したのが、「道の駅 天城越え」。
あちこちに道の駅ときれいなトイレがあるので、ホント、助かります。^^
再び車を走らせているうちに、お昼を過ぎてしまいました。ここでようやく見えてきました。海です。山梨県から、山を越えて、越えて、車で走りまくって、とうとう太平洋までやってきましたよ。^^
尾ヶ崎ウィングで。海の向こうに、伊豆大島が見えました。
アロエの花が、たくさん咲いていました。
ちょうど、アロエの花の盛りだったようで、1月7日まで、伊豆白浜で「アロエの花まつり」をやっているそうです。
さんざん道に迷ったあげくに、ようやく、この日の目的地に着きました。下田にある、黒船乗船受付処です。チケットは買えたのですが、出航は1時40分。あと20分しかありません。まだ、お昼ごはんも食べていないのですが。😂 またもや、「夜討ち朝駆け、ごはん抜き」の夫スタイルに巻き込まれそうです。
クルーズのあとで昼食にすると、
食べるのが2時を過ぎてしまいます。
そうすると今度は、
夕方になってもお腹が空かなくて、
夕食が食べられなくなります。
このへん、夫は行き当たりばったりなので、
全然気にしていません。
でも私は、大いに気にします。
長男の食事のサイクルが乱れてしまうのは、
できるだけ避けたい。
なんとしても、今、食べさせなくては…。
…ということで、お隣にある「道の駅 開国下田みなと」に向かって走りました。とりあえず、地魚のお食事処「さかなや」に飛び込んで、海鮮丼を。
海鮮丼(1800円)。(あわてていたので、海鮮丼の写真を撮る余裕がなく、画像をお借りしました。笑)
海鮮丼は、ネタが多くておいしかったのですが、
なんと、ウニが凍っていました。😅
おいしかったんですよ…。
でも、正直言って、
1800円もだせば、東京でも、
おいしい海鮮丼が食べられると思います。
食券を買って、
セルフサービスで料理を受け取り、
雑然としたテーブルで、いただくスタイル。
1800円に、お得感は感じませんでした。
「道の駅なら安くてオトク、とか、
むやみに考えちゃいけないな…。」
と思いました。
ちなみに、5月末に行った「魚河岸」の記事はこちらです。下田の駅前にあるお寿司屋さんですが、お値段は、道の駅と変わりません。道の駅よりも、ずっとおススメです。お料理がおいしいし、接客もきちんとしています。本当は、時間があれば、こちらに行きたかったのです。
とにかく、あと15分しかありません。海鮮丼を小さめの器に取り分けて、長男に持たせます。10分で食べさせなくては…。母、必死です。
長男、懸命に食べてくれました。急がせてごめんね~。笑 わずか10分で、家族全員、完食。出航まで、あと5分です。
長男の手を握って、
乗船場へと、走って、走って。
とにかく走りました。
見えない長男は、
歩き慣れていない道を
いきなり走らされることになり、
びっくりしたかもしれません。
でも、
「お船が出ちゃうからね。
間に合わなかったら、たいへんだよ。
走って行こうね。がんばれーーー。」
と言ったら、わかってくれたようで、^^
嫌がることもなく、いっしょになって、
がんがん走ってくれました。^^
そして…。
乗船場に到着しました。
遊覧船「黒船サスケハナ」です。
このときすでに、1時39分。
出航の1分前です。はぁはぁはぁ…。
係のみなさんが見守ってくださる中、
ゆらゆらとかすかに揺れるタラップを、
長男の手をひいて、
そろそろとわたりました。
そして、私たちが乗船すると同時に、
ゲートが閉じられ、
船が動き出しました。
1時40分ジャスト。
ぎりぎりセーフでした。^^
(つづく)