MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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のんたんの冬休み-47 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 夫、レストランで挽回を試みる。(2017年12月27日/4日め)

2017年12月27日 フエ王宮で。王宮の東側にある顕仁門で(のんたんとあみちゃん 22歳)


12月27日


数時間後、夫がようやく、ホテルに戻ってきました。


「これから、どうしたい?」
ときく夫。
「なにもしない!
 今日はもう、どこにも行かない!
 『フエは雨だったので、ずうっと、ホテルでゆったり過ごしました』
 ってね。
 そんな日が、一日くらいあったっていいじゃない。」


フエに着いてからずっと、腹がたつことばかりの一日でした。
ホテルの部屋でのんびりしてしまったら、
もう、でかける気持ちなんか、なくなっていました。


「わかった。でもさ、晩ごはんは、食べるでしょ?」
「うん。それはそうだけど。
 もう、なんでもいいよ。
 雨の中、うろうろしたくないから。」


そっか、じゃあ、ちょっと調べてみる、
と言って、夫は部屋を出て行きました。


15分位たったでしょうか。
夫が戻ってきました。


「あのさ、晩ごはんだけど、ホテルの中のレストランでもいい?」


夫は、最初、「音楽が聴けるレストラン」を探していたそうです。
今日一日、楽しいことがなかった長男のために、
晩ごはんくらいは、ベトナム音楽を演奏しているレストランにでも連れて行こう、
と考えたのです。


で、ホテルのフロントに相談しました。
すると、フロントのスタッフから、
「うちのホテルのレストランでも、音楽をやっていますよ。」
と言われたのだそうです。
雨の中、出かけたくない、と言うヨメサンも、それならいいだろう、と、
夫なりに考えたようです。


というわけで、
夕食の場所は、泊まっているホテルの2階。
料理は、ベトナム宮廷料理。
ベトナム音楽の生演奏付きです。


なかなかいいじゃない。
と思っていたら、夫、さらに続けました。


「あのさ、ベトナムの王族の服を着て、食事するんだって。」


えっ?


「…もう、そんなめんどうくさいことは、やめようよ。」
と、一応、言ってみましたが、
「まあ、そう言わずに。^^」
と、夫に押しきられてしまいました。


まあ、いっか・・・。


(つづく)


夫がひとりで撮った、王宮の写真です。

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