MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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のんたんの冬休み-48 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 王様のディナー①(2017年12月27日/4日め)

2017年12月27日 王族一家のできあがり^^(のんたんとあみちゃん 22歳)


12月27日


というわけで、
夕食は、宿泊しているホテルのレストランで。
ベトナム音楽とベトナム宮廷料理のフルコースです。


夫が予約した時間は、それから2時間後の、夜7時でした。
たった2時間で、ホテルは、いったいどうやって、
「あの夕食」を準備してしまったのか・・・?


音楽は、もちろん生演奏だし、
宮廷料理には、カービング(飾り切り)の装飾がなされていました。


あれだけのことをやってくれて、
ホテルはいったいどれくらいもうかったのか?
今でも、その答えはわからないのですが、
とりあえず、この夜、私たちが体験したことの全容を、
ご紹介いたします。


夜7時。
ホテルに言われたとおり、1階の小さなホールに行ってみました。


するとそこには、たくさんのベトナム衣装が、
ハンガーにかけて置いてありました。


「好きなのを選んでいいんだって。」と夫。


言われるままに、赤いのをを選んで着てみました。
サイズはフリーサイズで、
今着ている服の上に、重ねて着るようになっています。
すると次には、帽子もかぶれ、と。
かぶりました。


王女のできあがり。^^


笑えます。
でも、いちばん笑えたのは、夫です。
ふきだしました。


玉座で喜ぶ、夫。


どうやら、王様の衣装らしい。
でも、笑うしかありません。
ある意味、似合いすぎです。


我が家の王子と王女。


王妃も、しかたなく、着替えました。
ここで、一同、爆笑。^^


なんとなーく間が抜けた王様一家の、できあがりです。
ごていねいに、おつきのものまで現われて、
日除けをさしかけてくれました。(笑)



衣装の用意ができたので、次は、お食事です。
この格好で、ホールをでて、
1階から2階へとつづくらせん階段を、進みました。
大名行列、ならぬ、王様行列、ですね。


音楽付きで従者に先導されて、ホテルの中を歩きます。恥ずかし~^^


いや、もう、恥ずかしいのなんのって・・・。
ホテル内の、他のお客さんの注目を浴びる中、
歩きながらも、笑いをとめることができません。


ようやく2階に上がり、通された部屋は、
小さな宴会場のようでした。


えっ?
レストランじゃないの?


部屋の真ん中には、大き目のテーブルが、ひとつだけ。
まさか・・・。


そう。
その、まさか、だったんです。


この日の夕食は、私たちだけのための、オーダーメイド。
部屋や食卓はもちろん、衣装も、お料理も、
私たちの夕食のために、準備されたものでした。
としたら、音楽も、まさか・・・。


そう。
しつこいようですが、その、まさか、でした。


私たちの依頼を受けてから、
ホテルは、急遽、楽団を招んできたのです。
私たちだけのために!


ジャーン!


私は、当初、どこかのレストランで、音楽の生演奏を聴きながら、
ベトナム料理を食べる、と、
そんなことをイメージしていました。


ところが、この夕食は、それとは全くの別物です。
宴会場のような部屋に、王様一家のためのテーブルがしつらえてあります。
私たちは王族の衣装を着て、
運ばれてくるのは、華麗なカービングをほどこした、宮廷料理。


そして、私たちが食事している一時間以上もの間、
私たちのすぐ隣りで、楽団が音楽を奏でてくれたのです。
くりかえしますが、私たちだけのために!


それは、まさしく、「王様のディナー」でした。


こんな展開になるとは・・・。


思いがけない状況に、気持ちがついていきません。
戸惑っているうちに、夕食が始まりました。


(つづく)

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