MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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埃まみれのビルマ。バックパッカーの10日間 31 - スリ カリ アマン ヒンドゥー寺院とエーカンバラナータル寺院(1987年5月8日/8日め)

1987年5月8日 シュエダゴン・パゴダで、フォーさんと。(ビルマ・ラングーン)


1987年5月8日(火)- 8日め


シュエダゴン・パゴダで、
無事フォーさんと再会でき、
フォーさんに案内されて
ボウタタウン・パゴダに行った後、
次に私たちが見たのは、
スリ カリ アマン ヒンドゥー寺院
でした。


いえ、フォーさんが連れてってくれた
わけではありません。
フォーさんは仏教徒ですから。🙂
歩いていて、夫が勝手に見つけたのです。


【スリ カリ アマン ヒンドゥー寺院/Shri Kali Temple】
ラングーンのダウンタウンにある、ヒンズー教寺院です。「リトルインディア」と呼ばれるエリアに、1871年、タミル州からの移民によって建てられました。当時ビルマは、英領インドの一部であり、「ビルマ州」と呼ばれていました。
この寺院の見どころは、建物のカラフルな外観で、特に屋根には、多くのヒンドゥー教の神が、像や石の彫刻となって飾られています。寺院は、地元のインド人コミュニティによって、現在も保全管理されているそうです。


夫は最初、ピックアップトラックの写真を撮ろうとしていました。…が、その後ろに、不思議なものが見えるのに気づき、それをいっしょに撮ったため、主役だったはずのトラックが端っこに追いやられました。笑

MIYOが撮ってほしかったのは、ピックアップトラック。でも夫は、後ろの寺院が気になって仕方がない。…というヘンな構図の写真になりました。🤣


「あれ、どうみてもヒンドゥーの寺院だよ。
 なんでビルマに、
 ヒンドゥーのお寺があるのかなあ。😵」
とか言って、やたら気にしていました。
MIYOは、そんなん知らんがな、としか
思いませんでしたが。🙄
当時、ヒンドゥー教に興味がなかったし。
(今もあまりないですが。)


たしかにビルマは、人口の90%が仏教徒。
そんな国にヒンドゥー教の寺院があるのは、
かなりおかしい。
でも、それに瞬時に気が付く夫も、
かなりオカシイと思う…。🤣


現在のスリ カリ アマン ヒンドゥー寺院。きれ~~に、着色されています。そしてそれが、この寺院のウリになっているそうです。(以下2枚、画像をお借りしました)

まあ、こういうの、ビルマでは珍しいのでしょうね。インドではわりとフツーの光景ですが。笑


このブログを書いていて、
「そういえば、
 これと似たのを最近見たなあ。」
…と思い出し、写真を探してみたら、
ありました。
エーカンバラナータル寺院です。


どーーーーーん。高さ60mの、エーカンバラナータル寺院です。(2020年1月28日 インド・カーンチープラム)


【エーカンバラナータル寺院/Ekambaranathar Temple】
インド南部、タミルナドゥ州の都市カーンチープラムにあるヒンズー教寺院です。少なくとも西暦600年以来存在していたとされており、インドで最も古代の寺院の1つです。パラッバ朝時代(推定)の建立で、チョーラ朝、ビジャヤナガル朝時代に増改築され、南インド最大級の高さ約60メートルのゴープラム(塔門)が建てられました。シヴァ神を祀っており、カーンチープラム観光のハイライトと言えます。
*ゴープラム(タミル語: கோபுறம்)は、南インドのヒンドゥー教寺院に見られる塔門又は楼門建築のことです。宗教的には、聖俗を分かつ山門としての機能を有します。歴史的には、9世紀ごろチョーラ朝期から建てられはじめ、時代が下るほど高大なものが建てられるようになりました。その後、交易や人的交流によりドラヴィダ文化の影響を受けた東南アジアにまで広がりました。(だから、ビルマでも造られたんですね。😄)


ゴープラムを真下から見上げたところ。すごい迫力です。

この下をくぐって中に入ります。


たしかに、ゴープラムはすごいのですが、
それは観光客にとっての話。
ヒンドゥー教の人々にとっては、
これはただの塔門。
もっと大切な寺院は、その先にあります。


塔門をくぐると、その先に、寺院の広大な回廊が見えてきます。高速道路みたいですが、いえ、これが寺院なんです。屋根をびっしりと埋める装飾もすごい。

回廊の中です。とにかく広いです。

1400年以上前からあると思われる柱。こんなのが延々と続きます。

横に立っている男性は、ドライバー兼ガイドさん。チェンナイからカーンチープラムまで、車で1時間半くらいかかるので、アゴダで「専用車による1日ツアー」を申し込みました。ガイドは別になくてよかったのですが、セットについていました。笑

37年前は、ビルマでこんなでした。(1987年5月3日 マンダレー駅)

その33年後、南インドで。(2020年1月28日 カーンチープラム・エーカンバラナータル寺院)


なんか、いつまでたっても、
やってることがあまり変わりませんね…。😅


ああ、でも、ちょっと進歩したかも。
このときのインド旅では、格安航空券ではなく、
生まれて初めて、ANAマイルを使ったのです。
だからLCCではなく、ANA。
フルサービスキャリアですよ!^^
エコノミークラスでしたが、
機内食ではハーゲンダッツが出てきて、
夫と二人でうれし泣きしました。爆


ANAのチェンナイ就航記念で、
マイル半額キャンペーンをやっていたので、
つい勢いで、苦手なはずだったインドに
行ってしまいました。笑


そして、ITCグランドチョーラにご宿泊。マリオットの無料券を利用したので、プレミアムクラスのお部屋に無料で泊まれました。(画像をお借りしました)


つまり、航空券もホテルも無料。
この37年で、旅のオトク度には、
はるかに磨きがかかったと思います。爆


ビルマでは、バックパックでバンブーホテルに泊まったことを思えば…、


もうね、大出世ですよ。(自画自賛)
いちばん自慢したいのは、
全部タダってことなんですけど。(アホ)


ホテルの入り口にいたベルマンの男性。こんな人に迎えられたら、気分が上がりますよ~。😄 カメラを向けたら、ちゃんとポーズを決めてくださいました。

エントランスから続く、長い階段。

二つ合わせるとMIYOの背丈くらいある置き物。壺だけでなく、置き台も陶製です。そこらへんの調度品も、いちいちすごい。🤣

客室です。

ベッドの横にある扉を開けると、そこはお風呂。(なんのため?😮)

テーブルにはウェルカムティー。温かいチャイがポットで用意されていました。

クッキーといっしょに。カップのゾウさんがカワイイ。^^


こんな超高級ホテルに、
タダで泊まれるなんて…。
ふたりですっかり浮かれていました。😄


コロナが世界に蔓延する、直前の旅でした。
そして、最後の旅になりました。
このあと、実に3年以上にわたって、
海外旅行ができませんでしたね…。
(そのかわり、日本中を旅して歩きましたが。)


話が脱線してインドに行ってしまいましたが、
あまり長々書いていると、多動夫から、
「もしかして、
 またインドに行きたくなったかな~?
 いつでもオッケーだよ♪」
とか言われそうなので、
次回はビルマに戻ります。(スミマセン)


(つづく)

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