MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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埃まみれのビルマ。バックパッカーの10日間 5 - クトードー・パゴダからマンダレー・ヒルへ。(1987年5月3日/3日め)

1987年5月3日 クトードー・パゴダで。白亜の仏塔群を歩きました。(ビルマ・マンダレー)


1987年5月3日(土)- 3日め


さて。
そんなこんなで、クトードー・パゴダです。


左の売店でタナッカーを塗ってもらったあと、意気揚々と中に入りました。

入口からは、3つの白い門が続いています。写真に、なぜか赤い色が写っているのが、ちょっと残念。


このクトードー・パゴダ。
歩いていると、わかりにくいのですが、
実はとても広大なパゴダです。


クトードー・パゴダの全景です。MIYOは今、このいちばん奥の入口部分にいます。(画像をお借りしました)


37年前、入場ゲートの前は、
だだっ広い、ただの空き地状態でした。
でも現在の写真を見ると、樹が生い茂っていて、
美しい景観を呈しているようです。


そして、入口部分から中央の「黄金の仏塔」まで
連なっていた3つの白い門は、
全部、キンキラキン。😂


【クトードー・パゴダ(Kuthodaw Pagoda)】
1859年、コンバウン朝のミンドン王によって建立されました。
世界遺産「バガン(Bagan)」の「シュエズィーゴン・パゴダ(Shwezigon Pagoda)」を模した黄金の仏塔を中心に、729もの白亜の小仏塔が境内を埋め尽くしています。それぞれの小仏塔には、ミンドン王の命で経典が彫り移された大理石の石板が、1枚ずつ納められています。青空に白い仏塔群が映える景観は、撮影スポットとしても人気があります。


青空に映える、白亜の仏塔群。37年前の、クトードー・パゴダです。

ただただ、圧倒されました。

内部を歩きました。

整然と並ぶ、729もの小仏塔。

それぞれの小仏塔の中には、ミンドン王の命で経典を彫り写した大理石の石板が、1枚ずつ納められています。

これが、小仏塔の中に置いてある石板です。小さな文字で、びっしりと教典が刻まれており、「世界最大の本」と言われているそうです。(画像をお借りしました)

仏塔群の中心にある、黄金の仏塔まで歩きました。


現在のクトードー・パゴダの写真を見て、
またまた驚きました。
私たち、間違って違うところに行ったのか?
と思ったくらい。
それほどまでに、見違えていました。


クトードー・パゴダの中央にある、現在の「黄金の仏塔」です。(画像をお借りしました)


あはは。😅
ほんとうに、上から下まで、
「黄金の仏塔」になってました。
ほんとうは、できるだけ、
オリジナルのままにしてもらいたいんですが。


タイなんかでもそうですが、
外側に金箔を貼りまくるのは、
彼らにとっては、「信仰心の現れ」です。
そのうち、白亜の仏塔群が、
全部金色になってしまわないかと、
ちょっと心配になったりします。🤣


「黄金の仏塔」で、夫が撮った写真。

そしてMIYOが撮った写真。私の方が、上手だと思う。🤣(←アホ)


このときは、電柱が写り込んでいますが、
ネットで調べてみると、
さすがに現在は、撤去されていますね。🤣


37年前は、あちこち電柱だらけだった、クトードー・パゴダ。現在はすっかり整備されて、美しい仏塔群となっているようです。


クトードー・パゴダを出て、
再びサイカーに乗り、
マンダレー・ヒルの麓まで移動しました。
「この日の観光の最後に、
 マンダレー・ヒルから夕方の景色を見る。」
というのが、夫の計画で、
早朝、マンダレー駅に着いてから、
このクトードー・パゴダまでは、
予定通りに進んでいました。


マンダレー・ヒルは、マンダレーの北側に位置する丘で、丘の上に大きな寺院が建っています。


【マンダレー・ヒル】
マンダレーの北側にぽっこりと隆起した、標高約230mの丘です。木々が生い茂る山全体が聖地とされており、麓から山頂にかけて、数多くのパゴダや仏像が立ち並んでいます。山頂には、マンダレー最古といわれるパゴダがあり、テラスからは、市街一帯とエーヤワディー川を一望できます。特に、川の向こうに日が沈む夕暮れ時がおすすめです。


まずは、マンダレー・ヒルの麓にある、入場口に行きました。ここから入って、長い通路を歩きます。

ココさんはこの入口で待機。私たちは、さらに丘の上まで、延々と階段を上がります。このときも、弟のウィンさんがいっしょについてきてくれました。


この階段、けっこうな長さです。
頂上までの所要時間は、約一時間、
とにかく延々と、階段を上がり続けました。😂


これはその途中。屋根付きの階段を上がっていくと、ときどき、こんな置き物とか仏像とかが置いてあります。


現在は、観光名所として、
お土産物屋さんとかもあるようですが、
この当時は、
そんなお楽しみはありませんでした。


一時間も、黙々と階段を上がり続けていると、
私も夫もだんだん疲れてきました。
「もう引き返してもいいんじゃない?」
とか言いたくなった、そのときです。


丘の途中にあった建物から、
音楽が聞こえてきました。
いいかげん、階段に飽きていたので、
ふたりして、その音楽がする方に向かって
歩いて行ってしまいました。
そして、その建物の中をのぞいて、びっくり。
30人くらいの人が集まっていて、
なんと、お祭りの真っ最中でした。🤣


酒瓶を持って、楽しそうに踊っている女性が見えました。

ボー然としてのぞいていたら、見つかってしまったようです。気がつくと、みんなが私たちを見ていました。笑

そして、アウンサンスーチーみたいなオバサマが出てきて、「中に入りなさい。いっしょに踊りましょう。」と誘ってくれました。^^


「い、いいのかなあ…。😅」
と当惑しながら、おずおずと中に入ると、
もう全員が大喜び。
ここからはみんなで、
大盆踊り大会になりました。


たいへんな盛り上がりで踊ってます。上のスーチーオバサマと同一人物とは思えないはじけぶり。爆


マンダレー・ヒルの盆踊り大会は、
次回に続きます。


(つづく)

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