MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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4年ぶりのベトナム2。最北部ハザンをめざした12日間 - ダイジェスト(2023年9月24日/12日め)

2023年9月21日 ベトナム北部の料理、ブンダウ マムトム(BÚN ĐẬU MẮM TÔM)をいただきました。ベトナム北部とは、首都のハノイを含む地域のことを指します。マムトム(MẮM TÔM)とは、エビを発酵させた調味料のことです。独特の風味があるため、ベトナム人でも苦手な人がいるとか。なにより、その量にびっくりしました(これでふたり分)。でも、がんばって食べました~。笑


9月24日(日)


みなさま こんにちは。
6度目のベトナムの旅を終え、
今朝、帰国しました。


今回はちょっと過酷な旅で、
ベトナム最北部・ハザンを目指しました。
さすがに、少し疲れました。😄


現在連載中のベトナム日記(2023年6月)では、
ハノイ、ハロン湾、フエ、
そしてホイアン、ダナンという、
ベトナム国内でも、観光の王道を行く旅です。


しかし、北部の中国との国境地帯では、
まだまだ、訪れる人は少なく、
連なる山々に、少数民族の村が点在しています。
私たちが普通に連想する「ベトナム」とは、
少し違った世界がある地帯です。


2019年10月に、ラオカイ省サパを訪ねました。
ハザンと似ているところも多いのですが、
あまりにも観光化されていて、
ちょっと残念な思いもありました。
当時の日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 152 - バックハーで昼食(2019年10月20日/50日め)


なので今回は、
サパよりは比較的観光化が遅れている、
ハザンを目指しました。


サパもハザンも、ベトナム最北部にあります。


【ハザン】
ベトナム最北端の地です。ハザン省ハザン市はハノイ中心部から北に320キロ行ったところにあります。ベトナムの東北部で、中国雲南省と国境を接しています。ここでは、22もの少数民族が独自の文化と伝統を守り、ひっそりと暮らしています。山岳地帯の絶景は、世界地質遺産にも認定されており、何世代にもわたって作られてきた棚田など、見どころが満載です。


ベトナムの中でも秘境と言われるハザンですが、
日本の旅行社が年に数回開催しているツアーは、
12日間で約40万円。ふたりで80万円。
我が家にはとうていムリな価格です。😅


なので、現地でプライベートツアーを組む、
という方法を選びました。
ハノイ行きの航空券は、いつものように
ANAマイルを利用したので、タダです。
ホテルは agoda、移動は grab を利用し、
あれこれ工夫した結果、
12日間にかかった総費用は、約13万円。
これ、ふたり分です。
80万円を13万円にしました。
(ほめてください。🤣🤣)


ハザンの、桃源郷のような村々を訪ねながら、
毎日、歩き続けた12日間でした。
ほんとうは、すぐにも、
日記を書き始めたいのですが、
現在連載中のベトナム日記が、
まだ半分以上残っています。
きちんと書き終えたいと思うので、
とりあえず今回の旅は、
ダイジェストのみを書いておきます。


成田を出発し、深夜ハノイに到着。翌日は雨だったので、市内を歩く予定を変更して、西湖の畔にあるレストラン PEPE LA POULEへ。雨の西湖を眺めながら、ゆっくりとランチをいただきました。こういうのんびり旅がしたかったんですよ…。^^


この日の朝、ムラゴンを見ていて、
たまたま、soi33の住人さんが、
ハノイにいらしていることを知りました。
いつもバンコクのお話を
楽しく読ませていただいているので、
ついうれしくなって、笑
「会っていただけるお時間はありますか。」
とコメントをお送りしました。


そしたら。
出張中のお忙しいスケジュールの中、
このレストランまで来てくださいました。😂
私たちもランチを終えたところだったので、
すぐ近くにあるシェラトンハノイに移動し、
ベトナムコーヒーをいただきながら、
午後のひとときをご一緒していただきました。


初めてお目にかかる、Tさん。想像していたよりもお若くて、とても楽しい方でした。^^

なんてすてきな出会い。^^

Tさんがブログに掲載してくださった写真です。(画像をお借りしました。)
ベトナム料理「ブンカー」を屋台で味わう&MIYOさんと遭遇。 - 「バンコクの休日ライフ」のブログ


ムラゴンをやっていなかったら、
たぶん一生会えなかったと思います。
ご縁に感謝です。
Tさん、ありがとうございました。^^


そして3日め。ド派手な寝台バスに乗り、一路ハザンへ。ライトの色が常に変化していて、すごいです。夫は、「安手のラブホテルみたい」とか言ってました。笑

午前3時にハザン・Bong Hostel に到着。2段ベッドが並ぶドミトリー形式の宿です。ここで仮眠して、朝を迎えました。

朝食を終えた頃に、ドライバーのコンさんが到着。これから3日間、コンさんと3人でハザンを歩きます。

ハザンとはつまり、こんなところでした。どこまでも連なる、山、そして山。

棚田も。山がほんとうにきれい。

こんな曲がりくねった道を、通常はバイクで走り、ハザン省を周遊します。これをハザンループと言います。1日100キロ以上。3日間で350キロを走破します。

展望台で会った、ハザンループの一団。そのほとんどが、欧米からやってきた20代くらいの若者たち。ご覧のように、女性もいます。20人以上が一列に並び、曲がりくねった山道を走り抜けるさまは、ほんとうにかっこいいです。^^

装備はこんな感じですね。ヘルメットや、肱・膝のプロテクターは、ホステルでレンタルします。ループ中は、ベトナム人のガイドが先導し、全員が連なって走ります。バイクを運転できない人は、ベトナム人バイクの後ろに乗って走ります。雨だろうが霧だろうが走り続ける、ハザンループ。欧米人はほんと、こういうのが好きですねえ。笑(画像をお借りしました)


夫は、私といっしょにバイクに乗って、
ハザンループをやりたかったみたいです。
が、MIYOの強硬な反対にあい、
「ドライバーさんと3人で、
 専用車でのハザンループ」
となりました。笑


でも、現地に来て、
ハザンループを実際に見て、
「これは若者のスポーツ。
 この年ではムリだ。」
としみじみ思ったそうです。🤣🤣


それぞれのグループが、お揃いのヘルメットで走ります。全員がピカチュウのヘルメットをかぶったグループもありました。もう、見かけるたびに大喜びしていた、私たち。笑

市場で会った、ザオ族のおかあさんたち。「写真を撮って。」と言われ、撮ったら「見せて。」と。お見せしたら、とても喜んでくれました。^^

モン族の布地屋さん。

村で、巨大な糸巻きを操る、モン族の女性。

笙を吹く、モン族の男の子たち。

女の子たちも歌います。^^

これは、モン族の王様屋敷跡。


【モン族の王様屋敷跡】
アヘンの交易を行い、経済力をつけていったモン族の王様の屋敷跡です。1919年に建設が始まり約9年の歳月をかけて完成しました。このあたりでは、かつてケシの栽培や取引が盛んに行われていました。屋敷内にはアヘンの貯蔵庫が残っており、ケシの花を模した装飾も建物のところどころに見られます。岩山が切り立ち、起伏に富んだ地形であることから、要塞としての役割も大きかったようです。この屋敷の彫刻部分には、中国的なモチーフが多く用いられていますが、テラスにはフランス風のデザインが取り入れられています。


ハザンループは2泊3日。
ハノイとの往復は夜行バスだったので、
全部で4泊5日になりました。


ハノイでは、行きたかった場所を訪ね歩き、
近郊の村々も訪れました。
行ってみたいと思っていた、
ドンホー村にも、行くことができました。


ドンホー村での作業風景です。


北区の「紙の博物館」で見かけて以来、
気になっていた、ドンホー版画。
全盲難聴・のんたんの夏休み 9 - ピザ半額祭 / バッチャン焼きのレンゲ / 王子散策で見つけたドンホー版画(2023年8月18日/8日め)


ドンホー村では、数えきれないくらいのたくさんのドンホー版画を見ることができました。楽しいひとときでした。

そして今回も、チョンさん、タムさんのお宅にお招きいただきました。左から、ルンさん(チョンさんの姪)、アンさん(MIYOの同僚)、ノックちゃん(中2)、タムさん、MIYO、アインちゃん(高1)、そしてチョンさん。ハノイに行ったら、絶対に会わなければならない人たち。^^


まだまだ、
書ききれないことがたくさんあります。
夫とふたりで撮った写真は、
4000枚以上。(アホ)
これをどんなふうにまとめたらいいのか…。


とりあえずは、
連載中のフエの日記に専念します。
でも、この12日間の旅のことは、
いつかきちんと書きたいと思います。


すばらしい、12日間でした。


(つづく)

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