骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 2 - 車イスで搭乗(2日め)
2019年1月1日 車イスで、搭乗しました。(全盲難聴・のんたん 23歳)
1月1日
午前3時。
ピーチエアのカウンターが開いたので、
搭乗手続きに向かいました。
カウンターでは、アジア系のおねえさんが、
流ちょうな日本語で手続きをしていたのですが、
MIYOの松葉杖を見て、
「車イスをご用意いたしましょうか?」
と聞いてくださいました!
「お願いします」と答えると、
すぐに、車イスが運ばれてきました。(笑)
ピーチエアのお姉さんに案内され、車イスに乗ることに・・・。
ここから飛行機まで、車いすで移動できることになりました。ここで初めて、MIYOが笑顔になりました。^^
このあとのパスポートチェックでも、
通常の窓口の列に並ぶことはありませんでした。
私の車イスを見ただけで、係の方が、家族全員を、
障害者用の窓口に誘導してくださったからです。
これほどの特別扱いを経験したことがないので、
どぎまぎしました。^^
というわけで、パスポートチェックのカウンターでも、
列に並ぶことなく、待ち時間ゼロで、
あっさりと手続きが終了。
「障害者」と言えば、長男だって障害者なのですが、
これまでの家族旅行で、
このような配慮をしていただいたことがありません。
やはり、車イスだと目立つので、
優先的に案内していただけるのだな、
と感じました。
出発まで時間があったので、長女とクレジットカードのラウンジに行き、カプチーノをいただきました。
長男はというと、いつものように、夫といっしょに「動く歩道」へ(笑)。長男、小さい頃から、これが大好きなのです。手すりに耳をあて、機械の振動音を楽しみます。
真剣に聞いています。
搭乗口の前まで行き、またも横になりました。本当に、どこでも寝られる元気な息子です。笑
朝5時半。搭乗口が開きました。外は、まだ真っ暗です。ここでも特別扱いしていただき(苦笑)、他のお客さんよりも先に、私たち家族だけ、機内に入れていただきました。
飛行機のドアのところまで、車イスで移動しました。
私たちだけ先に搭乗させていただいたので、
機内では、他の方を気遣うことなく、
自分のペースでゆっくりと座席まで歩くことができて、
助かりました。
松葉杖は長すぎて、
頭上の物入れには収まらなかったのですが、
CAさんが預かってくれました。
ということで、
自分の座席に座ってほっとしていたら、
他の方々の搭乗が始まりました。
台湾までは、4時間のフライトです。
時差が1時間あるので、
現地時間の8時55分に、台湾に到着する予定です。
LCCには機内食がないので、当初は、
「搭乗前におにぎりかサンドイッチを買って、
機内で食べようか」
などと、夫と相談していました。
でも、最終的には、
「どうせ機内では眠りこけてしまうだろうし、
到着してから、台湾で朝ご飯を食べればいいよね。」
と、意見が一致。
機内用の食事は、なにも用意せず、
フライト中はひたすら寝て過ごそう、
ということになりました。
あまりにも早朝の出発だったので、さすがに、
他の乗客のみなさんも同じような考えだったらしく、
フライト中は、ほぼ全員が熟睡し、
トイレに立つ人もほとんどいません。
車内販売などが回ってくることもなく、
飛行中、機内は静まりかえったままでした。
私たちも、ベンチで少しだけ野宿したようなものだったので、
睡眠不足です。
ということで、離陸したとたんに、全員が爆睡。笑
ほんのひと眠りしただけのつもりでしたが、
次に気がついたときには、
飛行機は台湾桃園国際空港の上空まで来ており、
高度を下げ始めているところでした。
(つづく)