全盲難聴・のんたん 帯状疱疹ですか?(2018年6月4日)
2018年6月2日 「ソフトボール投げ」で。(全盲難聴・のんたん 22歳)
6月4日
いつものように、晩ごはんを用意し、
さあ、食べよう、というときになって、
夫が、ふと、言いました。
「そういえば、今日、S園から電話があってさ。」
ふだんは、S園で生活している長男。
なにもなければ、
そのS園から電話がかかってくることなど、ありません。
いやな予感がします。
「で、どうしたの?」
と聞くと、
「のぞみくんがさ。
帯状疱疹になっちゃったんだって。」
えええええええええ~!
「それ、『そういえば』って前置きして、
ごはんのときに言う話じゃないからね!
まずいちばんに、私に電話して言うべき、緊急事態でしょう!」
と怒ってみましたが、夫はいつものように、
「ああ、そう。」
とだけ。
話が通じない、夫です。
その後、S園のT課長からメールをいただき、
詳しいことがわかりました。
【T課長からいただいたメールです】
携帯電話にお電話させていただきましたが、ご不在でしたのでメールにてご連絡させていただきました。
ノゾミさんですが、本日皮膚科に受診し、左鼠蹊部の発疹が帯状発疹と診断され、飲み薬と軟膏処置で経過観察となりました。
本人は元気で、日常生活はかわらずに過ごしておりますが、来週の火曜日から旅行を予定しています。
旅行前に再度、通院いたしますが、その際、医師より旅行は難しいと診断された場合、6月12日から14日までの旅行期間中、自宅外泊をお願いする可能性があります。
現在は、旅行参加としておりますが、あらかじめご連絡させていただきました。
ご心配をお掛けして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
えっ
旅行が中止になる?
毎年、6月に行う、S園の二泊旅行。
長男はそれを、とても楽しみにしています。
ひとりだけ参加できなくなったら、かわいそうです。
それに、旅行が中止になったら、
私たちが園まで迎えに行き、
3日間を、自宅で過ごすことになるというのは、
ちょっと驚きました。
通常は、病気になっても、
家族が自宅に連れ帰ってほしい、と、
園から言われることは、ありません。
通院も薬の管理も、すべて、園が介助してくださるのです。
けれど、園生全員が旅行に出かけているあいだ、
園にひとりだけぽつんと残って、
寂しい思いをするよりは、
自宅で家族と過ごす方が、
長男にとってもいいことに決まっています。
それに、100名近い園生は、全員が視覚障害者です。
事故がないように、万全の体制で臨むため、
職員の方々も、きっと総出で引率されるのでしょう。
S園に長男が残った場合、対応できる職員がいない、
と言う状況も、仕方がないことでした。
そこで、T課長に、メールを書きました。
(ここから)
ご連絡ありがとうございました。
帯状疱疹なんですね。
ストレスが原因でなることが多いと聞いておりますが、
長男に、なにかストレスになるようなものでもあったのか?
と不思議です(苦笑)。
とりあえず、たいしたことはないようなので、安心いたしました。
帰宅の件も、了解いたしました。
できるだけ、旅行に参加させていただけましたら幸いです。
発疹は、鼠径部なのですね。
見つけにくい場所なのに、
はやめに見つけてくださり、
迅速に対応してくださり、
ありがとうございました。
なお、6月10日はウクレレのレッスンで、外出の予定だったのですが、
外出してかまいませんでしょうか。
発表会も近いので、できるだけ参加させたいと思います。
万が一、外出不可でしたら、
ボランティアさん、教室の両方に連絡しなければなりませんので、
事前にお知らせくださいませ。
スポーツ大会では、たいへんお世話になり、
ありがとうございました。
今年は、長女と一緒にまいりました。
長女も楽しかったそうです。
連れて行ってよかったです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
(ここまで)
T課長から、すぐにご返事をいただきました。
(ここから)
この季節は、アレルギーの疾患がでやすいので、
おそらくそのせいでしょう。
本人はいたって元気なので、10日に外出しても大丈夫だと思います。
なによりも、本人が行きたがることと思います。
(ここまで)
文面からすると、長男の帯状疱疹は、
どうやら、それほど重いものではないようです。
ちょっと安心しました。
あさってからの、二泊旅行。
どうか長男が、みんなといっしょに、
旅行に行けますように。
2017年8月7日 おとうさんと那須岳にのぼりました。