MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

のんたんの冬休み-65 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - ミーソン遺跡①カートに乗って。(6日目)

2017年12月29日 ミーソン遺跡で。(のんたんとあみちゃん・22歳)



この日は、ミーソン遺跡まで、足を伸ばしました。


ミーソン遺跡


ミーソン遺跡(ミーソン聖域)は、
かつてベトナム中部で栄えたチャンパ王国の聖地で、
1999年に世界文化遺産に登録されました。


ここは、9世紀から13世紀に建設された、
チャンパ王国の民の聖域となる場所でした。
現在も、8世紀から13世紀末までに建てられた、
70棟を超える遺構が草木に埋もれており、
チャンパ王国の女神像や、独自の建築技術を用いた遺跡を
見ることができます。
しかし、遺構の大半は、ベトナム戦争によって破壊されてしまいました。
その修復作業は、現在も続けられています。


ネットで探すと、
ダナンから、
「ミーソン半日観光・ベトナム料理の昼食付き」
というツアーが出ていました。
価格は、ひとりあたり、52ドルから80ドルです。
私たちの場合は、日本で申し込んだベトナムツアーに、
この半日観光がはじめから含まれていました。
「ミーソン半日観光・ベトナム料理の昼食付き」という、ツアー内容は同じですが、
例によって、参加者は家族4人だけ。
いつもの専用車に、おかかえ運転手とおかかえガイド付き、
という、ぜいたくぶりです。^^


まずは、ホイアンのホテルを出発し、一時間以上かけて、
ミーソン遺跡の入り口に到着しました。
外国人旅行者が、うじゃうじゃいました。


駐車場から遺跡の入り口まで、リャンさんといっしょに歩きました。


ミーソン遺跡の入り口。
ハノイからだいぶ南下したので、気候も暖かくなってきました。

ハノイの頃に比べると、家族全員、着ているものが軽装になっています。


広い駐車場に車を停め、
入場料を払って入り口をはいると、
何十台ものミニカートがたくさん待っています。
ミーソン遺跡の手前までは、このカートで行くことになっています。
私たちも、近くに停まっていたカートに乗り、出発しました。


乗り物が大好きな長男。カートに乗って、「ゴーカートみたいだね!」と。^^


森林に囲まれた道をしばし走ると、小さな降車ポイントが。
ここで、観光客は全員、カートを降ります。
ここからミーソン遺跡までは、
山道を自分で歩いて行くことになっています。
これはたぶん、膨大な数の車が乗り入れて、
山を荒らすことがないようにするための配慮だと思います。


他の観光客がどんどん降りて歩き始めたので、
私たちも、それにならって、車を降りました。


ところが、ガイドのリャンさんが、
「降りなくていいです。
 このまま、車で待っていてください。」
と。


「降りなくていいです。」と、リャンさん。


再びカートに乗って、待つことしばし。
他の観光客がみんな、歩いて行ってしまったあとで、
私たちの乗ったカートは、静かに動き始めました。


えっ? なぜ?


びっくりしましたが、これは、
リャンさんと、カートのドライバーさんの配慮でした。
足元の悪い山道を、長男が歩いていくのはたいへんだろう、と、
気遣ってくださったのです。
そして、遺跡のすぐ手前にある、もうひとつの降車ポイントまで、
カートに乗ったままで、私たち一家を連れて行ってくださいました。



私たちは、リャンさんに、
特に何かをお願いしていたわけではありません。
でも、朝、ホテルで私たち家族を、そして長男を見たリャンさんが、
自分の考えで、ドライバーに頼んでくれたのだと思います。(涙)


私たちは、長男を連れて、いくつもの国を旅行して来ましたが、
似たような配慮をしてもらった国は、あまりありません。
でも、ベトナムでは、自然にこうなってしまうことが、
他の国よりも多いような気がします。


ハノイのレストランでも、空港でも、
みなさんから、暖かく対応していただきました。
それはやはり、枯葉剤の影響で、たくさんの障害児が生まれてしまった、
という、ベトナムの哀しい歴史ゆえなのかな、という気がしました。
ベトナムの人にとって、「障害者がいる」ということは、
とても身近なことなのだと思います。


ドライバーさんにお礼を言って、ふたつめの降車ポイントを降りると、
ミーソン遺跡は、まさに目の前でした。^^



(つづく)

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