のんたんの冬休み-54 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - アンコールワットで太鼓をたたく(2017年12月28日/5日め)
2011年8月4日 インド・タージマハールで。^^(のんたんとあみちゃん 15歳/高1)
家族4人だけの旅行だったからできたこと、のつづきです。
もう7年も前のことですが、家族でインドに行き、
山の上に建つお城を観光したことがありました。
ものすごい暑さの中、
足元の悪い山道を登って、頂上まで歩かなければならないのですが、
そこに建つお城まで行っても、
長男には、あまり楽しいものはありません。
「ここに長男をつきあわせるのは、かわいそうだな。」と思いました。
そこで、私たち夫婦と長女、ガイドさんの4人で登ることに。
私たちが頂上のお城を観光し、帰ってくるまでの40分くらい、
長男は、冷房のきいた車に残って、音楽を聴いて過ごしました。
このときは、「長男といっしょにいてやってください。」と、
長男の「見守り」をドライバーさんにお願いしてしまいました。(苦笑)
いっしょに居るだけなんですけどね。
つまり、ドライバーさんが、即席のベビーシッターさんになったわけです。^^
いや、あのとき、長男は15歳だったので、
即席の「ヘルパーさん」というべきかもしれませんが。(笑)
おかげで長男は、
くそ暑い中、わけもわからず、山道を歩かされ、
お城に行ったところで、なにも見えない、
という、残念な目にあわなくてすんだわけです。
私たち家族だけで催行したツアーだったからこそ、
こういうことも、臨機応変にできました。
インドの遺跡です。
インドにいた8日間は、朝・昼・夕と、3食全部、カレーでした。電車の中で食べたお弁当まで、カレーでした(笑)。意外と飽きないものだ、と思いました。
まだあります。
カンボジアのアンコールワットに行ったときのこと。
入り口で、7,8人の方が、カンボジア音楽を演奏していました。
全員が、地雷で足を失った方々でした。
投げ銭を入れる箱が置いてあります。
最初は、演奏をして、集まったお金で生計をたてているのかと思ったのですが、
違いました。
集まったお金は、アンコールワットの修復のために使われるのだそうです。
つまり、募金活動だったんですね。^^
しばし、立ち止まって音楽を聴いていると、
その音に魅かれて、長男が、
演奏しているみなさんの中に歩いて行きました。
ちょっとだけ、長男に楽器を触らせてもらえるといいな、
と思いました。
でも、楽器を触らせていただいているうちに、
長男が、そこにあった太鼓を叩き始め…(苦笑)。
最後は、皆さんと一緒に、太鼓を叩き、
演奏に加わってしまいました。(笑)
長男がいっしょに演奏させていただいているあいだも、
通りがかった観光客が、お金を入れていきました。
「長男も、募金活動に、ちょっとだけ参加できたんだ!」
と、うれしくなりました。^^
アンコールワットの前で、
地元の人といっしょに太鼓をたたいたことは、
カンボジアの、いい思い出になりました。
2010年アンコールワットで。このときの写真は、2011年の年賀状になりました。
長男が、皆さんと一緒に演奏させてもらっているあいだ、
現地のガイドさんは、かたわらでずっと待っていてくださいました。
これは、4人だけのツアーだったからこそ、できたことでした。
「ちょっとトイレに行きたい。」
「この場所で、もっと時間をとって、ゆっくりしたい。」
などと思っても、大人数の団体旅行なら、気を使うところです。
まずは、ほかの皆さんの迷惑にならないように、
ついていかなければなりません。
けれど、私たちの旅行は、家族4人だけなので、
他の人に気がねすることなく、
好きなところで、好きなように休めます。
さらに、ガイドさんは、私たち家族だけのために来てくれているので、
細やかに気配りしてくれます。
(今回も、それに関連するエピソードがあったのですが、
それについては、また後日お話しします。)
それに、家族4人の写真を撮りたいときは、いつでも、
シャッターを押してください、と、気軽にお願いできます。
「なんでいつも、この会社なの?」
と私が聞くと、夫は必ず、
「ここがいちばん安いから。」
と答えます。
たしかに、そう高くないです。
でも、値段もさることながら、
夫がこの会社にいつも申し込むのは、
「旅行中の自由度が高い」
というのが、本当の理由だろうな、と
私は思っています。
家族4人に、専用の車とドライバー、そして現地ガイドさん。
たいして高いツアーではないのに、
我が家の海外旅行は、たいてい、この6人の、大名旅行です。(苦笑)
なかなか快適ですよ。^^
機会があれば、お試しください。
さて、そうこうしているうちに、
車は、ホイアンの街にはいりました。
フエに比べると、街のようすがぐっと素朴になってきます。
実際に歩いてみると、あらためて、
ホイアンが小さな街であることを実感します。
そのこぢんまりとしたたたずまいが、なんともいえず、魅力的なのでした。
ホイアンの街路
(つづく)