のんたんの冬休み-36 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 障害者いじめ(3日目)
2017年12月26日 「蓮の花」でお腹いっぱい食べて、ホテルに戻りました。さすがに疲れたようで、お風呂にもはいらず、寝てしまいました。(全盲難聴・のんたん 22歳)
「蓮の花」で料理の注文を終え、
料理が運ばれてくるのを待つ間、
ティンさんは帰らず、私たちとおしゃべりをしていました。
そのときに、ティンさんから聞いた、忘れられない話がありました。
それは、
「障害のある人が、団体ツアーに参加するということ」
についての話でした。
「ときどき、障害のある人が、
ツアーの人たちといっしょにベトナムに来ます。
すると、他のツアーのお客さんが、
その人のことを、ひどくいじめることがあります。」
障害があると、どうしていじめられるのか、よくわかりません。
「足手まといだ。」と思われてしまうのでしょうか。
「あまりにいじめがひどいので、
その人は、最後には泣き出して、
ツアーの途中で、
『もう、ここで旅行をやめて、国に帰ります。』
と言いだしました。
今まで、そんなことが、3回ありました。」
「ぼくはね。とても、悲しかったです。」
これは、日本人のツアーの話ではありません。
近年、世界中を闊歩し、爆買いしている、
*国からのツアーでの出来事なのだそうです。
びっくりするような話でした。
私たちは、障害のある長男を連れて、
世界中、どこにでも行ってしまうのですが、
障害を理由に、心ない対応をされたことは、一度もありません。
日本人からも。日本人以外の方々からも。
「日本では、そんなことは考えられないですよ。
ハロン湾のツアーでも、みなさん、いい方ばかりでしたよね。」
そう言いながら、私は、
何年も前に、私たちが中国で体験したことを、思い出していました。
(つづく)