MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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広州経由でチェンマイへ。タイで過ごした16日間 15 - 寝台車で朝ごはん / ホーチミンからの便り(2025年9月10日/7日め)

MIYO

2025年9月10日 クルンテープ・アピワット駅で。(タイ・バンコク)


9月10日(水)- 7日め


朝5時半。


「朝食です。」

と言いながら、隣りの部屋を

ノックしている人の声で目が覚めました。


み「この電車、朝食付きなの?」

夫「知らない。

  でもウチは頼んでないと思うよ。」


そうだよね…。

と思いながら、ドアを開けると、

朝食を運んでいる男性と目が合いました。


彼「朝食食べますか?

  ひとつ150バーツ(約750円)です。」


けっこうな値段です。

150バーツあれば、

駅前食堂で、3人分の食事ができますから。


み「でも、寝台車の朝ごはん。

  どんなのか、見てみたいよね。」


夫も同じ考えだったので、

ひとつだけ、注文してみました。


係の方が、食堂車から持ってきてくれた朝ごはんです。


み「わあい。朝ごはんだ。

  なんか、ちょっとうれしいね。^^」


朝ごはんセットは、プラスチックの容器に入っていて、上に軽くトーストした食パンを載せて、さらに全体がラップで包まれていました。

中はこんな感じ。食パン、ジャム、目玉焼き、ハム、タコさんウインナー、サラダ、スイカ、オレンジジュース。

係の方が、ホットコーヒーも持ってきてくれました。カップに、電車のイラスト付き。^^

秀逸だったのはスイカ。持って食べやすいように、こんなふうにカットしてありました。


朝食セットはボリュームがあり、

ふたりではんぶんこしても十分でした。

そして、おいしかったです。^^


目玉焼きは、まだほんのり暖かくて、

列車の中でこんな朝ごはんを作り、

部屋まで持ってきてもらえるのだから、

高いなんて言っちゃいけないな、

って思いました。^^


朝ごはんをいただいているうちに、窓の外は見覚えのある景色に変わっていきました。半年前、ラオスからバンコクに移動したときに、列車の窓から見たのと同じ景色です。

34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 72 - ラオス・タイ国際鉄道③ ノンカイからバンコクへ(2025年3月18日/5日め)

あっ ドンムアン空港です。


み「ドンムアン空港が見えたってことは、

  もうすぐバンコクに着くんじゃないの?」

夫「うん。もうあと20分くらいかな。」


それはたいへんってことで、

ここからは、残りの朝食を、

あわててモグモグ食べました。笑


半年ぶりのバンコクです。この街に戻ってくるのは、やっぱりウレシイ。^^

6時20分。クルンテープ・アピワット駅に到着。

ホームの開口部から先に、バンコクが見えました。

ランパーンを出発して、約11時間の旅でした。

私たちが乗っていた車両です。

「ただいま、バンコク。」

「おつかれさまでしたね。」

駅のベンチでちょっと休憩。交代で荷物の番をしながら、洗面所へ。トイレに行くときなど、相方に荷物を見ててもらえるのが、ふたりで旅行する利点かな。(←それだけか?🙄)


(つづく)


(おまけのお話)


8月19日から26日までの日程で、

ベトナム・ホーチミンに行きました。

そのときの日記です。

2025年8月 ちょこっと中国、のんびりベトナム 8日間


24回まで書いたのですが、

帰国して、その一週間後に

タイに行ってしまったので(アホ)、

タイの日記に紛れてしまい、

中断したままになっています。😓

いったいいつ完結できるのか

わからなくなってしまいましたが、

ベトナムから絵葉書が届いたので、

唐突に、ベトナムのお話をちょこっと

書いておこうと思います。


ホーチミンで最後の夜に宿泊したのは、

Vinpearl Landmark 81, Autograph Collection

というホテルでした。


ランドマーク81(Landmark 81)は、

高さ461m。

ベトナムでは最高層、

東南アジアでは二番目に高いビルで、

2018年に竣工しました。


ランドマーク81です。ものすごく高いので、街から突出しています。飛行機に乗ったとき、上空からホーチミンを見下ろしてもすぐにわかります。^^(ホテルのサイトから)

このタワーの上層部、ちょうど、雲から飛び出ている部分がホテルになっていて、客室からホーチミンが一望できるという、すごいロケーションです。


2024年1月25日。

カンボジアを旅行した帰りに、

ホーチミンでこのホテルに泊まりました。

素晴らしい眺望とラウンジでのおいしいお食事。

(一泊45000円くらいみたいですが、

 すみません。ポイント利用なのでタダです。笑)


最高の思い出になるはずだったこの日、夫は、

「胸が痛い。」と言い出したのでした。

翌日、なんとか飛行機に乗り、

日本に帰国できたものの、

その後は、坂を転がり落ちるように悪化し、

入院→手術となりました。

そのときの日記です。

夫の入院・手術


せっかくの、すばらしいホテルでの思い出は、

「夫の病気が始まった日」

になってしまいました。


その厄を落とします。^^


あれから一年半が過ぎました。

再び訪れたホーチミンで、

前回同様、最後の夜に同じホテルに泊まり、

今度こそいい思い出に変えよう、

というのが、MIYOの考えでした。


ということで、

1年半ぶりに宿泊した、ランドマーク81。

客室もラウンジも申し分なく、

ようやく、すばらしい思い出になりました。

(すみません。今回もポイント利用なので、タダです。😅)


ホテルがどんなにすばらしかったかは、

またいつか書きますが、

今日はその、おまけのお話です。


滞在中に、ホテルから、

オリジナルはがきをいただきました。

ホテルから見える景色の写真が、

そのまま絵葉書になったものです。


夫のはがき。

MIYOのはがき。ホテルの部屋から、ほんとにこんな景色が見えます。^^ 「Precious Things Dwindle」は、「たいせつな思い出をぎゅっと詰め込んで」って感じかな…?


マリオット系ホテルは、おもてなしが細やかで、

いつもすばらしいな、と思うのですが、

最近はさらに一歩進んだような気がします。


先日の、タイ・Empire Place での、

「タイの衣装体験」もそうでしたが、

滞在中に、そのホテルならではの、

ちょっとした工夫をしてくださるときがあり、

それがとても楽しい。^^

今回は、このオリジナルはがきがそれでした。


タダの絵はがきではないんです。

「このハガキにメッセージを書き、

 フロントにお渡しください。

 ホテルが郵送いたします。」

…という趣向。😊


もう年賀状を書くのもやめてしまったし、

手紙なんて、ほんと、書かなくなりました。

旅先からの絵葉書も、

30年くらい前まではよく書いていたのですが、

このところ、もうずっと書いていません。

今さら絵葉書かぁ…

と思わないでもないのですが、

「でも、どうせタダだからね。

 やっちゃえ、やっちゃえ。」

…と、いつもコレですが。


夫「それはともかく、誰に書こう?」

み「ふたりで書きっこすればいいんじゃない?」


ってことで、夜、ホテルの部屋で、

お互い、相手に見えないようにしながら、

こっそり書きました。笑

(小学生が、夜、宿題やってるみたいな感じ。)


チェックアウトの時に、

そのハガキをフロントに渡したものの、

「ほんとに送ってくれるのかね?🙄」

と、私も夫も、半信半疑。


それから一か月が過ぎても、

ハガキが送られてくることはなく、

み「あはは。やっぱり送ってこなかったね。」

夫「もしかして、船便で送ってるのかも…。」

み「そしたら、一か月くらいかかる?」

などと、話し合っていました。


あまり期待はしていなかったのですが、

それでも、

「あのハガキ、どうなったんだろうねぇ。」

という気持ちは同じ。笑


ところが、その数日後に、突然届きました。

いっしょに出したのに、なぜか、

夫のが10月1日、私のが10月2日と、

別々に配達されましたが。🤣


ちょっと恥ずかしいですが。

はがきには、ホイアン・「日本橋」の切手が貼ってありました。私たちのために、わざわざこの切手を選んでくださったのでしょうか。

ホイアン・日本橋で。(2017年12月28日 長男と長女 22歳

このときの日記です。

のんたんの冬休み-60 ベトナム8日間おトク旅 - 兄妹で、日本橋(2017年12月28日/5日め) 

2023年、日本で、「日本・ベトナム外交関係樹立50周年」を記念して、特殊切手が発行されました。

一段め:郊外に広がる田園風景、首都ハノイにあるオペラハウス、ハロン湾

二段め:ホイアン旧市街(ユネスコの世界文化遺産)の日本橋、フエの王宮

三段め:ダナンの海とドラゴン橋、ホイアンのランタン

四段め:ホーチミンの近代的な高層ビル群

など、ベトナムを象徴する風景や文化が題材となっています。

この切手シートの二段めに、「ホイアンの日本橋」があります。

そして、シートの一番下にあるのは、ベトナムの経済発展を象徴するホーチミンの風景。その中央には、ランドマーク81が、しっかりと描かれていました。^^


ちなみにはがきは、船便ではなく、

航空便で届きました。笑

宿泊した日から一か月以上が過ぎたのを、

まるで見計らっていたかのように、

唐突に届いた絵葉書。

それは、遠ざかりつつあった旅の記憶を、

再びなつかしく、思い出させてくれました。

なんてすてきな心遣い。^^


2回めの、ランドマーク81は、

チェックアウトから一か月以上もたって、

こんなに楽しい思い出を

プレゼントしてくれました。

次にホーチミンに行っても、必ずまた、

ランドマーク81に泊まろうと思います。

(ポイントがあれば、ですが。)

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