MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたん ボランティアさんと外出(S園→昼食→ウクレレ教室→S園)(2025年9月27日)/ 山口かほるさんの個展

MIYO

2025年9月27日 ウクレレ教室で。(長男 30歳)


【お願い】

12月14日(日)13時から16時まで、長男と一緒に歩いていただける方をお探ししています。

年内は、この日だけボランティアさんが見つからず、困っております。

当日は、もうおひとりのベテランの方と、お二人体制ですので、初めての方でも安心しておいでいただけます。

お時間をいただける方がいらっしゃいましたら、コメント欄でお知らせくださいませ。

(ご自宅から往復の交通費が、盲ろう者友の会から支給されます。)

ご連絡をお待ちしております。よろしくお願いいたします。


9月27日(土)


9月2回めのウクレレレッスンの日記です。

この日は3人体制で、

 前半:イナガキさん、タケダさん

    (お迎えからランチまで)

 後半:イナガキさん、ヤマシタさん

    (ウクレレレッスンから帰園まで)

のみなさまがいらしてくださいました。


当日の日記です。^^


本日のコース:

S園でお迎え(9:20)→昼食(11:00)→ウクレレ教室(13:00)→S園に帰園(16:00)

*全6時間40分です。前半・で担当して後半に分け、3人の方々に担当していただきました。


【イナガキさんからのメールです】

タケダさんとS園に参りましたら、着替え中とのことで、少し待ちました。

駅への道は、ずっと「線路は続くよどこまでも」を歌いながら向かいました。電車では、「線路は続くよどこまでも」が中心でしたが、他に「空と君の間」や「USA」も口ずさんでました。髭を髭剃りでジョリジョリしたとお話ししてくれたり、私に髭があるか確かめて「無いよ」といった会話をしてました。

(豊田始発電車で、タケダさんと。)

高田馬場でサイゼリヤに入り、トマトスパゲティを食べました。初めは、匂いを嗅いでいるだけでしたが、完食しました。

ウクレレ教室のマンション前には、予定時間より少し早く着いたのですが、ヤマシタさんがすでにいらっしゃいました。

ウクレレ教室に入ると、先生がチューニングをしてくれるのを待ち切れないようでした。ウクレレを手渡されると、先生と一緒に「線路は続くよどこまでも」を15分くらい弾いていました。次は「トップオブザワールド」でした。その次は「空と君の間には」で、最後は、井上陽水の「愛されてばかりいると」でした。先生は井上陽水が大好きだそうです。私は、この歌は知りませんでした。

豊田駅からS園までの帰り道は、「線路は続くよどこまでも」と「空と君の間には」を聞きながら帰りました。またカラオケに行きたいようで、最後には、「そんなの関係ねぇ」の掛け声は「オッパッピー」だと教えてくれました。

S園に着くと汗ばんでいて、先生に「お風呂」と言ってました。9月も終わるというのに、意外と暑かったので、お風呂でスッキリしたのではないかと思います。


【タケダさんからのメールです】

9:20にS園に行くと、「今着替えているので、少しお待ちください」とのことで、9:40ころに玄関に下りてきなした。

S園を出た途端に、「カラオケ」と言い、「線路は続くよどこまでも」を歌い始め、豊田駅までも繰り返し歌っていました。通訳介助者にも一緒に歌うように「線路は続くよどこまでも」と言い、いっしょに楽しく歌いながら歩きました。

豊田駅発10:17の電車に乗りました。この日は電車の中でも大きな声を歌ったりし、「電車の中です。小さな声でお願いします」と言っても、ノゾミさんの気持ちがカラオケだったのか、なかなか小さい声にできませんでした。電車の中では「線路は続くよどこまでも」「空と君とのあいだには」「DA PUMP USA」を歌ったり、「ひげそり ジュリジュリ」を教えてくれたりしました。

髙田馬場駅に着いて、お昼ご飯を聞くと「スパゲッティ」と即答! で、こちらも定番になってしまったサイゼリヤに行きました。

もう一人の通訳介助者のイナガキさんと、ノゾミさんに、「何にしようか」「きのこのスパゲッティは苦手みたいなので、ミートソースにする?」「トマトソース系にする?カルボナーラにする?」と訊きましたが、返答がなかったので、「ミートソースかトマトソースにしよう」と提案し、今回は「パルマ風スパゲッティ パンチェッタ入りトマトソース」にしました。

ドリンクバーではリンゴジュースを選びました。喉が渇いていたみたいで、1杯目は一気飲みでした。スパゲッティを子皿に取り分けてノゾミさんに出すと、まずは臭いを嗅いで、ずーっと嗅いで、なかなか食べず…。声かけしながら、フォークと皿にノゾミさんの手を添えると食べ始めました。少し時間がかかりましたが完食しました。なので、「やはりスパゲッティは『ミートソースボロニア風』が良いのね。」と、イナガキさん、ノゾミさんといっしょに話しました。

そのあと、お手洗いの声掛けをすると「大丈夫」と答えたのですが、リュックサックを下ろして立ち上がり、お手洗いに行くようでしたので、つい心の中で「大丈夫って言ってたじゃん、行くんかい」と突っ込みました(笑)。

12:50頃にヤマシタさんと合流し、私はここで終了しました。


【ヤマシタさんからのメールです】

レッスンが始まると、先生がチューニングをしてくださっている時間ももどかしい、という勢いで、「線路は続くよどこまでも」を弾きまくりました。繰り返し繰り返し、歌いながら延々16分間。先生もずっと一緒に弾いてくださっていました。その後は「トップオブザワールド」「空と君の間に」「愛されてばかりいると」を練習しました。

帰りがけ、のんたんは先生に「発表会は?」と訊いていました。先生は「お父様からなにも無いので、今回は出られないのかな…」と仰っていました。

帰り道、元気に「線路は…」を繰り返し歌いながら帰ってきました。散歩中の犬がびっくりして動かなくなってしまったくらい…(すみません… 一緒に大声で歌っていたらすっかり写真を撮るのを忘れてしまいました)。

何回もカラオケにはいつ行くのか尋ねてきました。カラオケで「線路は…」を歌う、と張り切っていました。

久しぶりののんたん、とっても楽しかったです。有難うございました!!


この日は3人の方においでいただきましたが、

連携良く、スムーズに介助していただけました。

歩きながら、長男といっしょに

元気に歌ってくださっているようすが、

そして、長男のうれしそうな表情が、

目に浮かぶようです。


イナガキさん、タケダさん、ヤマシタさん、

今日も長男と歩いてくださり、

どうもありがとうございました。


(お知らせ)


山口かほるさんから、個展の案内状をいただきました。
コート・ギャラリー国立で、2025年10月9日から14日まで開催されます。(無料)


【山口 かほる】
1950年5月生まれ。
生後3ヶ月で脳性マヒと診断される。
10歳の時に兄嫁から絵を習い、口で描くことを始めた。
14歳で入所した施設では、4時に起き、両手が使えないので、時間をかけて朝食を自分で食べ、学校へ行った。やがて宗教に出会い、心の救いと友人を得、忍耐を学んだ。
絵画は、16年間研究所に通い、学習を重ねた。初めは口で描いたが、長年酷使した体のためにとの助言に沿い、現在は足で描いている。個展の開催多数。


これまでにいただいたお葉書に掲載されていた、作品の数々です。

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