34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 72 - ラオス・タイ国際鉄道③ ノンカイからバンコクへ(2025年3月18日/5日め)
2025年3月19日 クルンテープ・アピワット中央駅に到着。(タイ・バンコク)
3月18日(火)- 5日め
ラオス-タイ国際鉄道に乗り、
ノンカイまで来ました。
入出国手続きを終えたあとは、
ホームで、列車が来るのを待ちました。
7時46分。列車がホームに入ってきました。
買い物に出かけていた夫も戻ったので、再び、荷物を持って列車に乗りました。
私たちの席に行ってみると、ベッドにはきちんと、マットとシーツが敷かれていました。枕カバーもシーツもきれいです。^^
枕といっしょに置いてあった毛布。クリーニング済みのものを、ビニール袋の中に密閉してありました。清潔感があって、すばらしいです。^^
こういう、清潔な寝具って、
海外ではあたりまえではないんですよね…。
「洗濯しないで何回使ったんだろう?」
なんて思うような毛布があることも、
めずらしくないのですが、
このときは、全部クリーニング済み。
さすが、タイでした。^^
夫も、上段のベッドでくつろいでいます。😊 上段のベッドには天袋のような物置がついていて、そこに荷物をしまうことができます。
これは、シーツが敷かれる前の状態です。toritanさんから、「通路の窓の下にある折り畳みの椅子やテーブルにある栓抜きもまだ使用できる状態だったでしょうか?」というご質問をいただいたので、再度掲載します。
窓際に取り付けられたテーブル部分を拡大してみると、裏にふたつの部品が取り付けられています。この右側のものが、栓抜きでしょうか。栓抜きを使用する際は、手前の梯子がじゃまになります。が、夫によると、梯子は上部に持ち上げることができるので問題ないのでは、とのことでした。^^(toritanさん、コメントありがとうございました。)
出発して間もなく、検札の人が、
乗車券と座席番号をチェックしに
やってきました。
今頃になって、夫はようやく、
スマホから乗車券の画像をを見つけたそうで、
その画像を見せて、検札は終了。笑
わずかに残っていたラオスキップを使い切るために、夫がノンカイ駅で買ってきた、タイのパン2個。「うみパン」「もみもみ」などと、ひらがなが書いてあって楽しいです。^^
お昼ごはんを食べた時間が遅かったので、
私も夫も、あまりお腹がすいていません。
(夫と旅行すると、たいていこうなります。)
晩ごはんは、「うみパン」2個と、
MIYOがいつも持ち歩いている、
おやつのお菓子たち。
パンもお菓子も夫とはんぶんこして、
ミネラルウォーターを飲んで、
それで十分でした。^^
通路に出てみました。これは進行方向側。
そしてこれは反対側。
出発して5時間。
すでに真夜中で、
どの部屋もカーテンが閉じられ、
車内はすっかり寝静まっていました。
一番先頭の寝台では、乗務員さんが寝ているようです。帽子を置きっぱなし(それも裏返し笑)で、通路のコンセントで充電しているのが笑えます。(ベッド脇にもコンセントがあるのですが、足りなかったようです。笑)
スマホをチェックしていたら、午前2時。
私も、そおっとお手洗いに行き、
そおっと戻ってきて、寝ました。
おやすみなさい…。
午後6時25分にヴィエンチャン(カムサワート駅)を出発し、ノンカイでいったん下車。入国手続きを終えて、8時15分に再び出発。その後列車は、バンコクまでの600キロを穏やかに走り続けました。
ふりかえれば、3月14日にプロペラ機でルアンパバーンに到着し、そこからの5日間で、ラオス中国高速鉄道とラオスタイ国際列車に乗りました。東南アジアの真ん中を南北に突っ切るようにして、約1000キロを移動した旅でした。
あらためて、地図をまじまじと見てみました。過去40年で、夫といっしょに歩いたところです。これ以外にも、地図には地名が記載されていませんが、旅したところがまだまだたくさんあります。このあたりは、タイ・ラオスを中心に、西にビルマ、東にベトナム、南にカンボジアと、国境が入り組んでいて、とても楽しい。^^ 私の大好きなエリアです。😊
また、ベトナムに行きたーい、
と、夫にしょっちゅう言ってるのですが、
相手にしてもらえません…。笑
今回は、34年ぶり。
二度めのラオス旅でしたが、
前回よりもずっと自然に、
そして自分の目線で、
ラオスを歩くことができたような気がします。
毎日歩き続けてしんどかったけれど、
今思うと、楽しい5日間でした。
こうして、私たちの、
二度目のラオス旅が終わりました。
3月19日(水)- 6日め
朝6時40分。
目が覚めて窓の外を見ると、
もう、陽が昇っているところでした。
たぶん、アユタヤを通過したあたりではないかと…。
夜行列車で見る夜明けは、どうしてこう感動的なんだろう、といつも思います。
どこかの小さな駅を通過。この屋根の形は、まさしくタイです。^^
高速道路の向こう側に飛行機が駐機しているのが見えました。ドンムアン空港です。ここまで来たら、バンコクまではあと16キロ。
列車は、りっぱな高速道路と並ぶようにして走り続けました。
ふと振り向くと…、
通路側の小さなイスに座って、夫も同じ景色を見ていました。
「着いたみたいだな…。」
「うん。着いたね。バンコクだね。😊」
立派なビルが増えてきて…、
やがて、高層ビルが立ち並ぶバンコクの街が、見えてきました。
広大な停車場に、たくさんの列車が見えました。駅に到着したようです。
朝7時34分。クルンテープ・アピワット中央駅に到着。
たった5両の夜行列車で出発したのに、あちこちで連結されたようで、いつのまにか、長~い列車になっていました。笑
ホームにぴょん!
ただいま、バンコク。^^
(つづく)






























