MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 3 - あこがれの「青森屋」(2021年5月13日/1日め)

2021年5月13日 青森屋の「じゃわめぐ(心がわくわくする)」ショーで。津軽三味線や青森民謡、スコップ三味線のショーなど、青森の音の文化を紹介するアクティビティが、ホテル内で毎日開催されています。(青森県三沢市)


5月13日


東北新幹線に乗って、
青森県八戸市にやってきました。
そしてレンタカーに乗って、
三沢市にある、「青森屋」に向かいます。
今回の旅のお楽しみのひとつが、
「星野リゾート 青森屋」に泊まる
ということでした。


【星野リゾート】
長野県北佐久郡軽井沢町に本社を置く、総合リゾート運営会社です。日本ならではの伝統や大自然における極上のおもてなしを追及し続ける、高級リゾートチェーンとして知られています。国内外に多数のブランドを展開しており、その土地でしか体験できないスペシャルなひとときを味わえると、本物志向の人々の間で人気のお宿です。


星野系列のお宿はたくさんあるので、
泊まったことがある方も
いらっしゃると思います。
我が家はこれまで、
ただあこがれているだけだったのですが、
今回の旅で初めて、
星野リゾートが運営する
「青森屋」(青森県三沢市)
に宿泊しました。
「青森文化を体感する宿」
がコンセプトのホテルです。


ねぶたがモチーフの、派手なパネルが見えてきました。

青森屋に到着したようです。が、ホテルらしきものは見えません。

でも、住所は合っているはず、と車を走らせると、なにか見えてきました。あとでマップを確認したら、手前の建物が「元湯」で、右側のは「東屋」でした。もう、青森屋の敷地内に入っていました。

茅葺き屋根の東屋。

その先に、建物が見えてきました。

青森屋西館です。もう、なにか見えるたびに、「これ? これが青森屋? フロントはどこ?」と、大騒ぎの私たち。😅

派手なパネルが並んだ建物。これは、「みちのく祭りや」で、夜にショーが行われるところです。この裏には、「浮湯」という、大きな露天風呂があるようです。

ようやく、青森屋本館のエントランスに着きました。😅

車寄せには、行灯がはめ込まれています。この右手にフロントがあります。

フロントに、八幡駒(やわたうま)が飾られていました。^^

このホテルにはアクティビティが多いので、チェックインの手続き後、けっこう長々と説明してくださいます。お楽しみがたくさんあることがわかりました。^^

さて、いよいよ客室に入ります。キーは、りんごの形の木製パネルに取り付けられています。

和モダンなお部屋でした。^^

「あずまし」というタイプのお部屋です。およそ50m²のツイン。八幡駒や南部裂織、八戸焼など、青森の伝統工芸品を設えた客室です。コンセプトは、「故郷にかえったような懐かしい寛ぎ空間」「青森の人のぬくもりが感じられるお部屋」だそうです。

お部屋の中央には、でっかい空気清浄機。写真の右上に、八幡駒がありますね。^^

パウダーコーナーです。

ドリップパックのコーヒーは「SAKURAKO」でした。コスタリカで生産されているコーヒーで、「青函発コスタリカプロジェクト」が扱っています。大規模農園などでの収量ベースの栽培ではなく、生産者自身で小規模な製造販売ラインを作り、栽培から水洗処理、乾燥までを一貫管理して、高品質なコーヒーを妥当な価格で売ろうという、コスタリカで始まった新基準を支援しています。

左の湯飲み茶わんは八戸焼のようです。緑色がすてきですね。そして右のコーヒーカップは津軽金山焼ですね。^^


【八戸焼】
江戸時代末期に作られていた、八戸地域独特の焼き物です。一時は時代に忘れ去られ、「幻の焼き物」と呼ばれていましたが、現代になって再興されました。「青森の大自然に育まれたブナの色」とも「三陸の荒波に揉まれた海草の色」とも呼ばれる、独特の深い緑色が特徴です。


【津軽金山焼】
釉薬(ゆうやく)を使わずに1350度の高温でじっくりと焼き固める、「焼き締め」という技法を使っており、独特の深みのある色合いが特徴です。


お茶うけは、青森屋オリジナルの「りんごのラングドシャ」。

そして、青森屋オリジナルのボトルウォーター。世界自然遺産「白神山地」の湧水です。

壁のタペストリーは、南部裂織ですよ。^^


【南部裂織】
「裂織(さきおり)」は、使い古した布を細く裂き、織りこみ、衣服や生活用品へと再生する織物です。経糸に木綿糸、横糸に古布を用いて織った裂織は、丈夫で温かく、使いつづけるとやわらかな風合いになります。
江戸時代、南部地方(青森県東部)では、寒冷な気候の為に木綿の育成や入手が容易ではありませんでした。そこで、大切に使った布を素材にして、こたつ掛けや仕事着、帯などを織りました。それは、農閑期の女性の手仕事でもありました。


お部屋のあちこちに、
青森屋ならではのこだわりを感じます。
ひとつひとつのアイテムに
語りかけてくるようなストーリーがあり、
なにか味わいのあるお部屋でした。


わあい。
「青森屋」に、とうとう来ました。^^


喜ぶのはまだ早い、ってことが、
このあとすぐにわかるんですけどね。^^
お楽しみは、まだまだこれからです。


(つづく)

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