コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 43 - 古雛と水琴窟 旧今井家住宅(2021年3月29日/4日め)
2021年3月29日 旧今井家住宅・水琴窟で。岐阜県美濃市)
3月29日
旧今井家住宅で、
ボランティアガイドさんに、
おもしろいエピソードを
たくさん話していただいたあと、
お屋敷の中を自由に歩きました。
季節柄、邸内には、
いくつものお雛さまが飾ってありました。
市内の旧家から寄贈された土雛。大正後期から昭和初期にかけて作られたものです。
上有知雛。このお雛さまの衣装や道具は、すべて美濃和紙でできているそうです。
平田家から寄贈された、御庭飾り雛。昭和初期から中期ごろのもののようです。御殿がすばらしいですね。
こんなのもありましたよ。かわいらしい三人上戸。左の犬筥(いぬばこ)もおちゃめです。^^
こちらは台所です。
ガイドさんから説明していただいた、
お庭に行ってみました。
このお屋敷の、もうひとつの見どころである、水琴窟です。
【水琴窟】
水琴窟は、小さな穴をあけた瓶(かめ)を逆さにして、庭に埋め込んだものです。これは、茶室の入り口や手洗いなどの地下に造られる風流な仕掛けです。水をかけると、地中で、瓶の穴から落ちた水が瓶の内側で反響し、琴のような涼やかな音が聞こえます。旧今井家住宅の水琴窟は、環境庁の「日本の音 風景百選」に選ばれました。
水琴窟の音は、こちらで聞くことができます。動画の2分40秒のところから始まります。
水琴窟 美濃市 旧今井家・美濃資料館
この音、夏に聞いたら、
それはそれは、
涼し気だったことでしょう。^^
早速、多動夫もやってみました。😅
水琴窟に使われている瓶。これと同じものが、地中に埋められているそうです。
このあとは、広いお屋敷の中を、ゆっくり歩きながら、見せていただきました。
奥座敷
奥の間
みせ座敷(商人用の茶室)
私用の客のための出入り口
お屋敷の探索を終えましたが、
これで終わりではありません。
次は、同じ敷地内にある、
「うだつ蔵」に行ってみます。
(つづく)