MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 5 - 近江町市場・刺身屋(2020年7月25日/2日め)

2020年7月25日 金沢・近江町市場を歩きました。


7月25日


金沢二日目の朝です。
ゆっくり寝ていたいけど、
もちろんそれは、
多動夫がゆるしません。苦笑


「夜討ち朝駆け ごはん抜き」の
スタイルは変わらず、
今日も、朝ごはん抜きで、
ホテルを出発します。(泣)


でも大丈夫。
ホテルの斜め前が、近江町市場なのです。
朝ごはんは、ここでなにか食べよう、
というもくろみです。^^


【近江町市場】
金沢の食文化を支える『市民の台所』として親しまれている市場です。狭い小路には、約170の店が並びます。新鮮な海の幸、地元産の野菜や果物などが豊富に揃っていて、常にたくさんの観光客で賑わっています。日本海で獲れた魚介を使った名物の海鮮丼は、「ネタが大きくて、美味しい!」と評判です。地元の食材を使ったご当地グルメを食べながら、お店の人との会話を楽しむのも醍醐味です。


「金沢市民の台所!
 旬の海鮮丼を食べるならココ!」

…なのだそうです。^^
と言うことで、行ってみました。


近江町市場

「のとの焼魚」 このまま買って帰れば、晩ごはんはこれでOK。笑 隣りにはイートインスペースもあります。

のどぐろだらけです~。笑 東京で、これは見られませんね。

こちらは、カニのお店。

生牡蠣です。店員さんも、フェイスシールドでがんばってます。^^

練り物のお店も大繁盛。


市場の店員さんのマスク率は、100%でした。
日本は本当にすごいと思います。
「マスクをしない権利」なんて、
ほざく人はいないのですから。


市場を歩いているうちに、
行列ができているお店を見かけました。


「刺身屋」です。


並んでいるのは、観光客らしくなく、
ほとんどが地元の人のようです。
これはいいかもしれません。


時計を見ると、朝10時。
開店まで、あと30分です。
お腹もすいていたので、
ここで朝ごはんというか、
とにかく食べよう、ということになり、
私たちも並んでみました。
ちなみに、並んでいる方々も、
マスク率は100%。^^


このお店、あとで調べてみたら、
有名店でした。^^


【刺身屋】
新鮮でおいしい魚にとことんこだわる海鮮居酒屋。「金沢の台所」と呼ばれる近江町市場で仕入れた、新鮮な魚介類をリーズナブルに味わえます。元鮮魚店の店主が長年培ってきた技術で、素材の旨みを引き出す料理法で食べられることから、観光客はもちろん地元の人まで、幅広い層から支持されています。人気の海鮮丼や高級魚ノドグロを使った定食など、魚介を使ったメニューはどれも鮮度抜群で、種類も豊富。金沢の旬の味を楽しめます。


並んでいるあいだに、パネルを見ながら、家族で作戦会議。どれを食べようかと迷います。

ようやく開店です。入り口に置いてあるアルコールで、手を消毒してから入店することになっています。

店内のつくりは、いかにも普通の居酒屋さん。壁に貼ってあるメニューは、海鮮づくしでした。加賀の野菜もそそられます。夫は、朝から加賀のお酒を注文しやがりました。笑

サバが大好きな長女は、こんなとこまで来て、焼き魚定食。でもこの定食、お刺身付きです。どっちがメインなんだかわからない、本日の定食。笑

お刺身盛り合わせ。なんと、これで一人前ですよ。

そして、今日の主役、海鮮丼(2700円)。

ネタがでかい! 新鮮! おいしい! 東京でこんな分厚いお刺身のっけたら、いくらになることやら。

そして、加賀野菜の天ぷら。奥から、「さつまいも 高系14号」、「打木赤皮甘栗かぼちゃ」、「ヘタ紫なす」。どれも加賀野菜です。

「打木赤皮(うつぎあかがわ)甘栗かぼちゃ」は円錐栗型で、果肉は厚く粘質で、しっとりとした味わいです。「ヘタ紫なす」は、その名のとおり、ヘタの下まで紫色になる短卵形の小なすです。色やつや、日持ちがよく、皮も薄くて、果肉が柔らかく甘みがあるのが特徴です。どちらも、今が旬の加賀野菜です。

お腹がいっぱいになり、お店を出ました。すっかり夜の居酒屋の雰囲気ですが、時刻はまだお昼前です。笑


さて、ここから、
怒涛の市内観光が始まります。
お腹いっぱいで、
お昼寝でもしたいところですが、
多動夫に引きずり回され、
ついて歩くしかない、私と長女です…。爆


(つづく)

コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 4 - 「番やのすし」でお昼ごはん(2020年7月24日/1日め)

2020年7月24日 富山県高岡市・金屋町で、大寺幸八郎商店の「体操ぼうや」といっしょに。


7月24日



鋳物師の町並み、「金屋町」を歩いた後、
ようやく、お昼ごはんとなりました。
時刻は、すでに2時半です。


「もうさ、料亭とかに連れて行けとか、
 言わないから。
 すでに閉まってるだろうし。
 回転寿司にしようよ。


と言ったところ、夫、
なんと「スシロー」に入ろうとして、
私にめちゃめちゃ怒られました。
(お腹が空いてるので、気が立ってます。笑)


いえ、スシローが悪いわけではないんです。
だけど、
「せっかく富山まで来てるのに、
 わざわざ東京系列のお店に行かなくても…」
と思ったわけです。
たとえ回転寿司であろうと、
そこはこだわります。笑


ということで、
行ったのがこちらです。


「番やのすし 高岡野村店」


見かけは、ふつうの回転寿司屋さん。
けれど、東京でよく見る回転寿司屋さんとは、
全然違います。
氷見漁港と新湊漁港から毎日直送される、
旬の魚を使用しているから、
ネタがすごーくおいしいのです。^^
そして、さすが富山。
シャリもおいしい!^^


地元のガソリンスタンドで、
給油のついでに教えていただいたお店ですが、
おおあたりでした。^^


テーブルごとに座って、
パネルで注文していただくので、
他者との接触もほとんどありません。
テーブルごとに、高い仕切りもついていて、
きちんとコロナ対策されていました。


お寿司がおいしすぎて、
夢中で食べてしまい、
一枚も写真を撮っていません。
(すみません)


しょうがないので、メニューを撮っておきました。本当に、写真のようなきれいなお魚が、ばんばんでてきます。


レシートの記録を見ると、このときに食べたのは、
 ふくらぎ、車鯛昆布〆、皮はぎ、のど黒、
 あじ、生かつお、しまあじ、生トロさば、
 生げそ、地甘えび、ぶり、生本まぐろ赤身、
 鉄火巻き…
などなど、ほかにもいろいろ食べましたが、
書ききれません。笑
3人で食べに食べて、最後はデザートです。


今川揚げ(200円)


今川焼が、揚げてあります。
表面はカリッとして、中はふんわりと。
これがもう、おいしくて。笑
3人で分け合って食べました。


食べに食べて、お支払いは、7777円。
クレジットカードは使えませんが、
ラインペイで支払いができます。
このときは、ラインポイントを使ったので、
ほとんどタダ、でした。^^


レジのうしろにある、大きなパネルです。このお店、ぜひまた行きたいです。^^


富山の人は、こんなおいしいお寿司が、
回転寿司で食べられるんだ。
いいなあ…。


お腹がパンパンになって、
いよいよ、金沢に向かいます。
このブログ、「コロナでも金沢」などと言いながら、
なかなか金沢に着きませんでした。(汗)


けれど、ようやくここからが、
金沢です。^^


富山から車を走らせて、一時間ほどで、
石川県金沢市のホテルに到着しました。


ホテルリソルトリニティ金沢


このホテル、駅前にあり、
近江町市場が目の前です。
兼六園やひがし茶屋街などは徒歩圏にあり、
とっても便利。^^


素泊まりで、ひとり一泊15000円なのですが、
ルクサのクーポンを利用したので、
市内バスの終日フリー乗車券がついて、
なんと、ひとり5000円!(おおいばり笑)


エントランスを入り、

チェックイン後、長い廊下を歩いて…、

お部屋に入りました。(画像をお借りしました)

予約してあった、トリプルスタンダードというタイプです。(画像をお借りしました)

広めのツインルームに、エキストラベッドを入れているようです。写真中央に写っているポーチは、チェックイン時にいただきました。この中に、ひとり分のアメニティが入っています。コロナ対策で、「客室内にはアメニティを常備しない」というスタイルでした。


コロナ対策はほかにもあって、
たとえば、ホテル内での朝食は、
とりやめているそうです。
(近所にドトールとかコンビニとかが
 たくさんあるので、困りません。)


また、私たちはここに2連泊したのですが、
1泊めの後にお部屋の清掃はしない、
とのことでした。
これもやはり、コロナ対策です。
その代わり、
「コスメサンプルセット」や「入浴剤」の
プレゼントをいただきました。^^


さて、この日は、午後3時という、
ヘンな時間にお昼ごはんを食べてしまったので、
全員、お腹がすきません。
東京から持参してきたパンとかお菓子で
恒例・家族宴会を開き、
これが、この日の晩ごはんとなりました。笑


ここで、家族宴会を開きました。^^


朝5時半に自宅を出発し、
一日中観光をさせられて、笑
疲れています。
お風呂に入ったら、
早々に寝ることにしました。


パキスタンのピージャーマーのような衣装ですが、これは、客室に置いてあった寝間着です。笑


この寝間着を着て、
3人そろって、オバQのようになって、
寝ました。笑


今日も、長い一日でした。


(つづく)


(おまけ)
掲載しきれなかった写真です。


圧巻だった、高岡山瑞龍寺。

鋳物師の町並み「金屋町」

コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 3 - 高岡市・金屋町を歩く(2020年7月24日/1日め)

2020年7月24日 富山県高岡市・金屋町で。


7月24日


高岡山瑞龍寺をあとにして、
お昼ごはんも食べることなく、
夫は、次の場所へと、
車を走らせました。


高岡市中心の市街地に近いところにある、金屋町。「千本格子の家並み」とあります。


ちなみに、瑞龍寺では、
コロナのせいか、連休だというのに、
観光客はほとんどいませんでした。
そしてここ、金屋町にいたっては、
地元の方の姿すら、見えません。


駐車場で車を停めて、数分歩くと、
金屋町に到着しました。


古い家並みが続く、金屋町。


金屋町(かなやまち)は、かつて、
高岡銅器産業の中心として栄えた場所です。


1609年(慶長16年)、
加賀藩主・前田利長が高岡城を築城し、
高岡の町を開いたとき、
金森弥右衛門ほか7名の鋳物師を、
現在の金屋町に移住させました。
以来この町は、高岡銅器産業の中心となりました。


前田利長が、城下町高岡の繁栄策として、
鋳物造りを奨励したことから、
金屋町は大いに栄えました。
現在も、千本格子造りの街並みが残り、
石畳の道と相まって、
高岡市の観光地のひとつになっています。


2012年には、
国の重要伝統的建造物群保存地区として
選定されました。
「鋳物師町」というカテゴリーで選ばれたのは、
金屋町が初めてでした。


千本格子造りの街並みが続きます。地元では、「さまのこ」と言うそうです。

高岡市鋳物資料館。高岡鋳物の歴史と伝統を紹介する、小さな博物館です。

このような街並みが、およそ500mにわたって続きます。石畳の道と格子造りの古い家並みが、見事に調和しています。


金屋町通りでは、1989年から1991年度まで、
2億3千万円をかけて路面が整備され、
御影石を使った石畳の道路に生まれ変わりました。
この石畳には、銅がちりばめられているそうです。
さすが、「金屋町」です。^^
このときに、無電柱化を実現し、
ガス灯風の街灯の設置も行われました。


ガス灯風の街灯は、随所に設置されています。写真をよく見ると、いくつも写っているのですが、よく見ないと気がつきません。それくらいに、街に溶け込んでいるのです。

古い家屋を利用した、カフェ。

万延元年(1860)創業の鋳物商店「大寺幸八郎商店」。ここでは、錫(すず)アクセサリー作りが体験できます。格子戸をくぐって、中に入ってみました。

ひとつひとつの商品を、若旦那らしき方が、ていねいに説明しておられました。


お店に、錫のグラスが置いてありました。
「ピューターのビールグラスだ。
 うちにも、これがあるよ。
 30年以上前、
 マレーシアに行ったときに買ったんだけどね。
 ピューターの特性で、
 冷たいビールがおいしく飲めるんだって。」
と、長女に話していると、
「そうそう。それと同じものですよ。
 よくご存じですね。」
と、若旦那。
しばし、錫のお話を聞かせてくださいました。^^


金屋町にあるのは、お店やカフェだけではありません。住民の方が暮らしている民家もたくさんあります。


お店と民家が混在しながら、
整然と立ち並び、
通りが一体となって、明治や大正の雰囲気を、
さりげなく醸し出しています。
それが、金屋町でした。



古い家並みが続く金屋町ですが、
なにより特筆すべきなのは、
ここが、「鋳物の町」であったということです。
そのため、それぞれのお店の前には、
銅像が置いてあります。
ひとつひとつを見ながら歩くのも、
楽しみのひとつです。^^


大寺幸八郎商店の店先にある、「体操ぼうや」。

鉄瓶の駅 鐡瓶屋

たたら庵 喜泉


金屋町。
静かで落ち着いた雰囲気があり、
それでいて、なにかあたたかい、
すてきなところでした。


それにしても…。


人っ子ひとり、いません。


これほどの、すばらしい観光スポットを、
まるで「独り占め」状態。
石畳を、私たち3人だけで、歩きました。
それはそれで、落ち着いて観光ができて、
まあよかったのですが…。


これでいいの?
日本は、ほんとうに大丈夫なの…?


そんな、かすかな不安を感じながら、
金屋町をあとにしました。


(つづく)


13歳(中1)の長男です。
ドラム教室で、カホンを叩いているところです。

カホンは、大きな箱の形をしていて、そこに腰かけてたたく楽器です。
この時以来、長男は今でも、カホンが大好きです。^^(2009年1月25日)

コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 2 - 国宝 高岡山瑞龍寺②(2020年7月24日/1日め)

2020年7月24日 富山県高岡市・瑞龍寺の仏殿(国宝)で。達磨座像です。


7月24日


富山県の宝、瑞龍寺に来ています。
内部が広くてわかりにくいので、
ここで全景を見てみましょう。


「国宝高岡山瑞龍寺」(実物の100分の1サイズ)の青銅鋳造模型。2017年、北陸新幹線新高岡駅南北自由通路に設置されました。「ものづくりのまち高岡」ならではの、高岡銅器の技術を発揮して製作された建造物のみならず、周辺の植栽や山門にいたる玉砂利等も、ジオラマとして細部まで忠実に再現されています。
手前から、総門、山門、仏殿、法堂が並んでいます。

ちなみに、こちらはベトナム・ハノイの世界遺産「文廟」です。瑞龍寺よりも600年ほど早く、1070年に建てられました。いくつもの門をくぐりながら、奥へ奥へと広がっているようすが、瑞龍寺と似ています。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 162 - ホーチミン博物館と文廟①(2019年10月21日/51日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


これまで歩いてきたところを整理すると、まずは総門を入り…、

玉砂利が美しい山門をくぐり、

草の緑がまばゆいほどの、仏殿までたどりつきました。

左に禅堂、右に大庫裏を見ながら、仏殿へと歩きます。

仏殿(国宝)です。

中に入ってみました。

ご本尊の、釈迦三尊像(釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩)です。手前の左右にある、鶴をご覧ください。亀の上に立っています。


「これと同じものが、ベトナムにもあったよね!」
と長女。
たしかにこれ、ハノイの文廟にもありました。


定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 163 - 文廟②(2019年10月21日/51日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


海外旅行には、興味のない長女。
本人の意思とは関係なく、中学生のときから、
あちこち連れて歩きましたが、
「こんなふうに、たまには、
 覚えていることもあるんだなあ」
と、ちょっとうれしくなりました。^^


達磨座像は、ご本尊の後ろにあります。


そして、最後にあるのが、法堂です。


法堂(国宝)

くつを脱いで、あがることができます。

法堂の右隣には大茶堂があり、ここで少し休憩しました。


さらに、瑞龍寺には、
長い回廊があります。
これは、仏殿を取り囲むようにして作られた、
全長300メートルの廊下です。
ここから、障子越しに境内をのぞむと、
一部分を切り取った絵のようです。


回廊(重要文化財)

瑞龍寺で一時間ほどを過ごし、総門まで戻ってきました。

ふたたび、山門です。


これで、瑞龍寺参拝が終わりました。
時刻は12時半です。
「そろそろごはんだよね?」
と言ってみたら、
「もうひとつ、
 行きたいところがあるんだよね…。」
と、意外な返事が…。苦笑


すべての行き先をはじめに言っておくと、
私と長女から、あれこれと文句がでて、
反対されるに決まっています。
なので、夫も考えたようで、
「その場に着いてから、勢いで連れまわそう」
という計画だったようです。


たしかに、来ちゃったからには、
しょうがないです。苦笑
しかたなく、お昼ごはんも食べず、
次の場所に行くことになりました。


「夜討ち朝駆け、ごはん抜き」
という、夫のいつものスタイルが、
またまた始まってしまいました。
やれやれ…。


(つづく)


13歳(中1)の長男です。
ドラム教室で、がんばっています。^^

コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 1 - 国宝 高岡山瑞龍寺(2020年7月24日/1日め)

2020年7月24日 富山県高岡市・瑞龍寺の山門(国宝)で。


7月24日


コロナの第二波で、旅行しづらい状況でしたが、
金沢に行ってきました。
Go to トラベルも、第二波も、
関係ありません。


もともと、私たちがこの旅行を決めたのは、
6月30日でした。
非常事態宣言も解除されたし、
それではどこかに行ってみようか、
と夫婦で相談し、
私が以前から行ってみたいと思っていた、
金沢に決定。


いつにしようか、と話し合っていたところへ、
長女がやってきて、
「私、7月は一週間、夏休みなんだけど。」
と言い出し、
長女もいっしょに3人で行くことになりました。
日程も、長女の夏休みに合わせて、
7月24日から27日まで、と。
速攻で、ホテルを予約しました。


それから、なんです。
世の中で、Go to トラベルキャンペーンが騒がれ、
東京都の感染者が激増し、
東京もんは、都から出づらい状況になりました。


どうしようか、と家族で相談しましたが、
「旅行はキャンセルしない」
と決めました。


今の旅行業界を考えたら、
できれば、行って支援したほうがいい。
コロナはいつ終息するかわからないけれど、
とりあえず、「うつらない、うつさない」ために
どうすればいいか、は、
だんだんわかってきました。
なにより、旅行はしたい。笑
だったら、コロナに気をつけながら、
まずは行ってみよう、と…。


全国的に、
「東京もんは来るな」
の声が聞かれる中、
罵声を浴びせられたらどうしよう、とか、
車に傷をつけられたらどうしよう、とか、
まあ、考えなかったわけではありません。


コロナのことだけを考えたら、
なにもしないで、家にこもっているのが
いちばんだと思います。
でも、観光業界も飲食業界も、疲弊しています。
このままでは、日本の経済が、
かなりの打撃を受けるでしょうし、
すでに、受けつつあるのです。
「なにもしないで家にこもる」
という選択肢は、ないように思います。


いつ終息するかわからない状況で、
どんな形であれば、旅行ができるのか。
それを探りながら、
できるかぎり、旅行を楽しみたい。
そんなことを考えながら出発したのが、
7月24日でした。


まず、夫の提案は、
「公共交通機関は使わず、
 金沢までは、マイカーで移動する」
というものでした。


でも、東京から金沢までは、7時間。
夫がひとりで運転するのは、キビシイ。
そこで、無謀にも、
長女を駆り出すことにしました。


私と同様に、
ほとんどペーパードライバーの長女です。
先日、ちょっと運転席に座らせてみたら、
「えと、アクセルってどっちだっけ?」
と、見事に言ってのけました。爆


「こんなのに運転させたら、自殺行為だよ。」
と、反対する私の声は却下されました。
その後夫は、長女といっしょに、すこーしだけ、
運転の練習をしていたようです。^^


そしていよいよ、東京出発です。
出発時間は、いつものように、朝5時半ですと。爆
夫と旅行すると、たいてい、
夜討ち朝駆けの強行軍になります。
ああ、またか、と思いましたが、
とりあえず私は、車の中で寝てればいいや、
ってことで、しぶしぶ従いました。


まずは、北陸自動車道を走りに走って、
富山に入りました。
早朝、朝ごはんも食べずに出発したので、
パーキングエリアで、
休憩がてら、ブランチです。


富山の宝石、白えび天ぷらそば

青さ海苔そば これおいしいです。^^


富山ならではのメニューが、
とてもおいしかったです。^^


風景がすっかり変わりました。すがすがしい水田風景が続きます。

うっそうとした山の中も走ります。このへんで、もうすっかり気分転換していました。^^


そしていよいよ、長女がデビューです。
いきなり高速を走らせるなんて…。
私は、こわくて寝られません。(でも寝ました。笑)


がんばる長女。


途中のPAで休憩しながら、
朝11時、どうにか目的地に着きました。


ちなみに、この旅行でどこに行くのか、
私も長女も、まったく知りません。笑
訪問地は夫が好きなように企画し、
私たちはついていくだけです。
私は、おいしいものが食べられれば、
まあ、どこでもいいんです。笑


…で、着いたところが、ココです。


国宝 高岡山瑞龍寺


「高岡って…。ここ、富山だよね?
 私たち、金沢に行くんじゃないの?」


「ここから金沢まで、すぐなんだよ。
 ちょっと休憩がてら、
 富山観光もいいでしょ。」


…と、夫に言いくるめられ、
まあいいか、と歩き始めました。


「ただのお寺、すぐに終わる。」と思っていたら、中がかなり広いのです。歩いても歩いても、お寺。笑

駐車場に車を停め、総門へと歩きました。大きな鬼瓦が置いてありました。積雪対策として、屋根に鉛製の瓦を使っているそうです。


富山県高岡市の瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、
曹洞宗の仏教寺院で、富山県で唯一の国宝です。
壮大な伽藍配置様式の、豪壮にして典雅な美しさは、
加賀藩百二十万石の財力を、如実に示しています。


高岡の開祖、加賀前田家2代当主前田利長の菩提寺で、
3代当主前田利常が建立しました。
1594年(文禄3年)、金沢に創建した宝円寺が、
瑞龍寺の前身です。
宝円寺は、その後、高岡に移され、
瑞龍寺と改称されます。


前田利常は、1654年(承応3年)から、
瑞龍寺の伽藍の本格的整備に着手しました。
伽藍整備が完成したのは、
利長の五十回忌にあたる、
1663年(寛文3年)頃だったそうです。


瑞龍寺は、江戸初期の禅宗寺院建築として
高く評価されており、
山門、仏殿、法堂が、国宝に指定されています。
そして、
総門、禅堂、大庫裏、大茶堂、回廊三棟が、
重要文化財となっています。


まずは、総門(重要文化財)を入ります。

総門をくぐると、目の前に広がる、山門(国宝)。美しいですね。^^

山門をくぐったら、今度は向こうの方に仏殿(国宝)が見えます。なんか、歩いても歩いても終わりません。笑

仏殿を目の前にして立つと、左手に禅堂、右手には大庫裏が見えます。どちらも重要文化財です。草の緑が映えて、すばらしい佇まいでした。


門をくぐってもくぐっても、
次の建造物がある。
これ、どこかで見たなあ、と思ったら、
長女が、
「ハノイの文廟みたいだね。」
と言いました。
そうそう。そうでした。^^



一年前は、ベトナムにいたんだなあ…。


ほんの一年足らずしかたっていないのに、
とおい、とおい、昔の出来事のような、
そんな気がしました。


(つづく)


13歳(中1)の長男です。
ドラム教室で、カホンを叩いて、うれしそう。^^