MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅 16 - ホテルの周りを徘徊する。(3日目)

2018年7月13日 薬草博物館で。


7月13日


ホテルのエグゼキュティブ・ラウンジで、
飲み物とおやつをいただき、
しばし、のんびりとくつろいだ私たち。


もう、市内観光なんて、どうでもいいんです。
「このままずっと、このホテルにこもってゆっくりしたいわ~。」
と、思いました。
でもそんなことを、
うちの多動夫が許すわけはないのでした。(泣)


前々回の記事で、客室の窓から見える風景をご紹介しました。



この写真を撮ったときに、
夫は、その風景を見下ろしながら、
「日本のお城のような屋根の建物が見える・・・。
 あれ、なんだろう。」
と。
気になるものを、発見してしまったわけです。
そうすると、もう、だめです。(爆)


「オレ、あの家まで行ってみたい。
 なにがあるのか、見てみたい。」


ああ、はじまった・・・。
と思いました。
「多動夫」なのです。
「じっとしていられない」のです。(苦笑)


せっかく、高いお金を払って、
こんな高級ホテルに泊まったのだから、
うろうろしないで、ホテルの部屋でゆっくりしたい。
ベッドにねっころがって、
高級ホテルライフを楽しみたい。


・・・と、私は思うのですが、
「ホテルの部屋で、じっとしている」
なんてことは、夫にしてみれば、
「死ね」と言われているようなものなのでしょう。(泣)


まあ、しょうがないなぁ・・・。
とりあえず、VIPラウンジで、
タダのドリンクを飲んだことだし、
タダのおやつも食べたし。
ここはまあ、夫につきあうか、ってことで、
ほとんど正午の炎天下、
わざわざ、快適なホテルを出て、
近所を徘徊するはめになりました。


それでも、一応、
「アフタヌーンティーが始まる2時半までには、
 帰らなくちゃね。」
と言ってみました。
すると・・・。


「まだ12時だし・・・。
 じゃあ、2時半までに、
 ホテルに戻ればいいんだよね!」
と夫。


・・・ってことで、
炎天下の散歩は、
2時間になることが、確定です(泣)。


あとから考えると、
「私はホテルの部屋でゆっくりしてるから、
 あなただけ勝手に散歩してきてね。」
とでも言えばよかったのです。


けれど、私にとっても、「慣れない高級ホテル」でした。
そこまで頭がまわらず、
ついついいつもの調子で、
いっしょに出かけてしまいました。


いままで、「観光は二の次で、ホテルにこもる旅」なんて、
したことがありません
なので、つい、いつもの調子で、
夫婦そろって、あちこちとうろついてしまうんですね・・・。


でも。
もともと、この旅の目的は、
「高級ホテルライフを堪能する」
だったはずです。


こんなにあせって、あてもなくうろうろと歩き回ったりせず、
ホテルのベッドでねっころがって、だらだらと過ごす。
それだって、貴重な体験でした。


けれど、「じっとしている」ことができない夫。
無理です。(苦笑)
そもそも、「ホテルの中でのんびりするための旅行」に、
夫といっしょに来たことが、
間違っていたのかもしれません。(苦笑)


この旅で、私がもともと思い描いていたのは、
「高級ホテルを堪能する。
 観光は、ちょっぴりでいい。」
ということでした。
にもかかわらず、
現実は、少しずつずれ始めていました。


けれど、
このときには、まだそれに気がつくことがなく・・・。
そして、気づいたときには、
もう手おくれになっていたのですが。(涙)
そのことは、このあとの日記を書いていくなかで、
おいおい、お話していきたいと思います。


とうことで、炎天下、2時間にわたって、
ホテルの周りを徘徊したときの写真を、
ご紹介します。(苦笑)


まずは、夫が「どうしても見てみたい。」と言った、この日本風の建物。前まで行ったのですが、門がしっかりと閉ざされていて、人がいる気配もありません。すごすごと引き返すことになりました。いったい何しに来たのやら。ああ、ホテルにいればよかった・・・。(泣)

続いて、「薬草博物館」。ホテルを出発する直前に、たまたま、夫が地図で見つけて行きたがったところです。(夫は、「博物館」と書いてあるだけで、そこへ行こうとする習性があります。)地図をたよりに行ってみると、その博物館は、休眠状態でした。1階のオフィスでは、事務をやっていた方が、「ああ、そういえば、ここの3階に博物館があったわね。」って感じで、わざわざ鍵を探してきました。真っ暗な3階に行き、鍵をあけて、電気までつけていただいたときに撮ったのが、下の写真です。職員の方の仕事を中断させ、こうまでして、このさびれた博物館に来る必要があったのでしょうか。ああ、ホテルにいればよかった・・・。(泣)

何十年も前からこの状態であっただろうと思われる、展示物。

パネルの写真は、「一面のケシ畑」です。相当古いようで、色あせています。

小学校のときの理科室って、こんな感じでしたよね・・・。50年くらい前ですが(爆)。

薬草と、煮出すための道具。よく見ると、薬草には虫がついていたようで、たくさん粉がふいていて、その粉がテーブルに積もっていました。

もう何年も、訪れる人もなかったのだろうな、と思われる博物館でした。

もちろんエアコンなどないので、暑くて、汗がふきでてきます。ああ、ホテルにいればよかった・・・。(泣)

バルコニーから、宿泊しているマリオット・ホテルが見えました。

夫が行きたがっていた2カ所のあとは、ひたすら、付近を徘徊する羽目になりました(泣)。写真は、マッサージ屋さん。日本人客が多いようで、日本語があちこちに書いてあります。

ここだけでなく、どの街にも普通にある、仏様。ああ、ホテルにいればよかった・・・。(泣)

そして、街のいたるところにある、お供えセットを売る屋台。ああ、ホテルにいればよかった・・・。(泣)


街中を散策するのは、楽しいことです。
世界中どこに行っても、私たちは、
やたらと歩きます。


お店も、屋台も、歩いている人も、
ただ見ているだけで、楽しいのです。
でも、このときばかりは、違っていました。


清潔で快適な部屋。
プレミア感がいっぱいの、VIPラウンジ。
それらをホテルに残して、
あてもなく、街をさまよっていることが、
悔やまれました。


いつも、貧乏旅行の私たち。
こんな町歩きなら、いつだってできるのです。
でも、あんな高級ホテルには、
もう二度と、泊まることがないかもしれません。
私にとって、どちらが貴重であるかは、明白なことでした。


けれど夫は、自分の決めたスタイルを、
臨機応変に変えることが苦手です。
だから今回も、いつもと同じように、
あちこちへと出かけることしか、考えていなかったのです。
夫の頭の中には、
「ホテルが高級とか快適とかはどうでもいい。
 部屋にじっとしているのは、もったいない。」
という気持ちしかありませんでした。


ああ、ホテルにいればよかった・・・。


そう思いながら、
とぼとぼと歩き続けました。
私のそんな気持ちを、
夫は全く気づいていませんでした。



(つづく)

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