MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 10 - 獅子舞フェスティバル(2024年1月14日/3日め)

2024年1月14日 獅子舞フェスティバルで。宙を飛ぶ獅子です。(ベトナム・ホーチミン)


1月14日(日)- 3日め


一日かけてチョロンを歩いてきましたが、
最後のスポットになりました。
お昼ごはんのあと、私たちが向かったのは、
ヴァンラン公園(Công viên Văn Lang)でした。


食事した東源鶏飯からは、2キロ近く離れています…。😂


ひとつめのスポットであった義安會館で、
「今日の午後1時半から、ヴァンラン公園で、
 『獅子舞フェスティバル』がある。」
と教えてもらったことで、多動夫が、
「ぜひ、それに行きたい!」
と言いだしたのです。


「獅子舞なんて珍しくないじゃん。
 横浜中華街にだってあるし。」
などと、不遜なことを思ってしまいました。😅
朝からずうっと歩きっぱなしで、
正直疲れていましたが、
しょうがないのでつきあいました。🤣


歩いていく途中にあった、ホンバン中学校です。


【ホンバン中学校(Hồng Bàng Secondary School)】
1933年に設立されました。フランスの植民地時代に、フランス人の子弟のために建てられた学校です。ホーチミン市で最も古い公立中学校の1つで、フランス時代にさかのぼる歴史的建築物として知られています。


歩くこと30分。聖ジャンヌダルク・カトリック教会が見えてきました。目指すヴァンラン公園は、この向かい側にあります。ようやく到着。ふう…。

ヴァンラン公園の中にある、特設会場。ここが、「獅子舞フェスティバル」の会場のようです。

特設会場の左端に通路があり、ここから中に入ります。

特設会場の中です。地元のテレビ局のカメラが何台も入っていて、クレーンのカメラで上からも撮影しています。中央のスクリーンでは、出場者をインタビューするようすが、リアルタイムで放映されていました。想像していたよりもずっと大がかりな大会でした。


夫「舞台にある、あの棒はなんなんだろう?」
み「あの上を、獅子が歩くんじゃないの?」
夫「ええっ? まさか…。」
でも、そのまさかでした。笑


【獅子舞フェスティバル(Kylin-Dragon Dance Festival)】
ベトナムで開催されている、獅子舞の大会です。ホーチミン第5地区(チョロン)の文化および観光を、国内のみならず、インバウンドの観光客にもプロモートするために開催されています。フェスティバルは、第5地区当局、ホーチミン市テレビ(HTV)、および「都市カイリンリオンドラゴンダンスユニオン」が共催しており、ベトナムの15の都市や地方から、約50のチームが参加し、獅子舞の演技を競います。2024年度は、会場に1500人分の観客席を用意し、LEDスクリーンを設置しました。(入場無料)
フェスティバルの目玉は、「獅子舞のポールジャンプ(lân lên mai hoa thung)」。これは、「21本の杭(ポール)を、獅子舞が飛び渡る」というパーフォーマンスで、最も低い杭の高さは約1メートル。そして、最も高い杭は、1.7メートルもあります。
フェスティバルでは、このほかにも、
「龍の舞(ドラゴンダンス/múa rồng)」のコンテストがあり、こちらは51のチームが参加します。


舞台の前には、
雛壇上の観客席が設けられており、
すでにたくさんの観客で
埋め尽くされていました。
私と夫は、雛壇の最上段まで上がり、
一番後ろの場所に立って、
大会が始まるのを待ちました。


左奥に設置された門から、一番めのチームが元気に入場しました。

楽団メンバーが位置に着いたあと、獅子が登場しました。

ひょい、とポールに飛び乗って、大きくポーズ。

そして飛びます! うわあ…。

獅子が舞いながら、ぴょんぴょんとポールを飛び移り、一番高いポールに到達。

くるりと方向転換し、再びジャーンプ! 獅子が、宙を舞っています。


まさに文字どおり、
「獅子が翔ぶ」
ってこういうことなんだなあ…
と、感動しました。


最後は、楽団のメンバーもいっしょに、足並み揃えて舞台の前に。一番後ろのふたりが、獅子舞役です。全員で整列し、ごあいさつ。満場の拍手でした。

居並ぶ審査員が見守る中、次のチームが元気に入場。

宙を飛び、勢いのある演技を見せてくれましたが…、

ああっ 残念。途中で落ちてしまいました。それでもすぐに立ち上がり、再びポールに上がって、最後まで演技をやりとおしました。

がんばれ。

3番めのチーム。

彼らがいちばん上手でした。

どんどん飛びまくり、迫力のある演技を見せてくれました。

ふたりが息を合わせて。真剣な表情です。

脇の楽団メンバーも、演奏しながら踊っています。

最高得点で、演技を終了。

続いて4番めは、おサルを従えたホーチミン代表。獅子舞のふたりがウォーミングアップするあいだに、石山を設営しています。

夫は、「このチームの演技を見るまでは帰らない。」と言って、ずっと楽しみにしていました。

彼らは、この日の朝、義安會館から出陣して行った、あのチームなのです。朝、会っただけなのに、夫はすっかり入れ込んで、「うちのチームを応援しなくちゃ。」なんて言ってました。笑
ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 3 - チョロン七福神めぐり①(義安會舘と三山會舘)(2024年1月14日/3日め)

義安チームの、白い獅子です。後ろのLEDスクリーンにも、かわいらしい顔が映っています。^^

獅子は、舞い踊り、飛びながらも、ときどき、大きな目をパチリンコとまばたきさせます。それがとてもかわいかったです。^^

しっかり飛んでいます。

サルが入った石山の前で立ちあがる獅子。

こんなふうに、獅子頭役の胴体を、尻尾役がしっかりと支えているんですね。

石山からおサルが出てきて驚く獅子。この後、おサルもポールに上がっていました。笑

無事に終わって、私たちまでほっとしました。^^ チームの旗に、「Nghĩa An(義安)」と書いてあるのが見えて、なにかうれしくなりました。^^


ここまで、4チームの演技を見るだけで
1時間半が経過していました。
応援していた義安チームの演技も見られて、
とても楽しかったけど、
さすがに少し疲れてきたので、
これで帰ることにしました。


おまけの画像です。夫が、こんなのを発見しました。


1番めのチームの演技を、
夫は動画で撮っていました。
これは、その中のワンショットです。


手前に写っているのが、実物の獅子。
舞台の後ろに設置されたLEDスクリーンには、
背中側から撮った獅子が、
リアルタイムで映しだされています。


スクリーンには、観客席が映りこんでいました。
獅子を見守る人々が大勢座っていて、
その観客席の最上段。
いちばん後ろの高いところに、
立っているふたり。
私たちです。^^


私たち、ホーチミン市のテレビに、
出てしまいました。🤣🤣


(つづく)

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