4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 52 - タンロン王城遺跡⑦ 後楼(2023年6月18日/5日め)
2023年6月18日 タンロン城で。
6月18日(日)
地下に作られた、
二つの軍事施設を見学したあとは、
再び、北へ向かって歩きました。
次に目指すは、後楼です。
【後楼】
後楼は、遺跡入口から、端門をくぐり抜け、100mぐらい歩いた所にあります。D67作戦司令部のさらに奥の場所にあり、もともとは、敬天殿の楼閣として建てられました。その後、皇帝の側室やお世話役の女官たちが「控室」として利用する建物となったそうです。グエン王朝になり、都がフエに移った後は、ハノイを訪れた皇帝が敬天殿に宿泊する際に、随行員が控える場所として使われました。ですが、控室として使われたとは思えない、立派な建物です。
外観はベトナムらしい独特なデザインで、当時を偲ぶ趣きがあります。奥の方にあるためか、ここまで歩いて来る見学客はまばらです。が、タンロン遺跡のオススメの穴場で、必見の価値があります。
MIYOは、4年前に、
タンロン城に来ているのですが、
そのときは、D67作戦司令部までしか
見ていません。
当時、いっしょに見学していた兄が、
足を痛めており、
たくさん歩くのは難しい状態でした。
なので、チョンさんにお願いして、
兄の足に合わせた見学ルートで
案内してもらったのです。
だから、後楼に行くのは、
今回が初めてです。
すごい暑さでしたが、歩きますよ。ええ、歩きますとも。😂 ってことで、樹木が生い茂っている庭園を、後楼に向かってトボトボと歩きました。中央に見えているのはジャックフルーツの樹です。実がなっていました。^^
ジャックフルーツです。庭園内に、たくさんなっていました。
【ジャックフルーツ】
パラミツ(ハラミツ)とも呼ばれます。和名は漢語由来の波羅蜜。クワ科パンノキ属の常緑高木です。幹や太い枝に連なってぶら下がる果実は、長さ70cm、幅40cm、重さ40-50kgに達することもあり、世界最大の果実といわれています。その形は、歪んだ球形や楕円形が多く、ときに円柱形となり、長さにも差があります。果実の表面には数mmのいぼ状の突起があります。熟すと全体に黄色くなり、強烈な甘い匂いを放ちます。果実では、繊維状にほぐれる淡黄色から黄色の果肉や仮種皮を食用にします。種子は2cmほどのやや長円形で、これも食用になります。ジャックフルーツは生長が早く、実生から3年で果実をつけることもあります。
果実が巨大であることで知られる、
ジャックフルーツ。
熟した実が樹から落下し、
頭に当たって死ぬ人もいる、
…と聞いたことがありますが、
本当かどうかはわかりません。😅
こんなのもなっていました。
袋かけをしています。^^ 50年以上前の話ですが、MIYOの祖母は山でビワ栽培をやっていて、こんな風に、ビワに袋かけをしていたのを思い出しました。小さいころには、新聞紙で袋を作るのを手伝ったこともあります。😄
グーグル先生に訊いてみると、「グリーングレープフルーツ (Bưởi Da Xanh)」という果物であると教えてくれました。
この赤い果肉に、見覚えがあります。
4年前、兄夫婦が遊びに来たときに、
チョンさんが予約してくれたレストランで、
デザートでいただきました。
あまり酸っぱくなく、とても甘くて、
すごくおいしかったです。
そのときにチョンさんが、
「これはザボンの一種です。」
とおしえてくれました。
そのときに行った、ベトナム料理の有名店、「ニャー・ハン・ゴン」です。
このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 113 - ニャー・ハン・ゴンでベトナム料理(2019年10月13日/43日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。
さて。後楼に到着しました。
ここまで歩いてくる人の数は少なく、人影もまばらです。
あたりには花が咲き乱れていました。夫は、後楼そっちのけで花の写真を撮りに行き、しばらく戻ってきませんでした。😅
このときに夫が撮った花たちです。
夫が戻ってくるまで、MIYOは、後楼の外観を鑑賞していました。
ようやく戻ってきた多動夫。いつものことですが、今度は楼上に上がっていきました。🤣
…で、こうなりました。2階から顔だしてます。😁
狭く急な階段を上がると、部屋が3つあり、中央の部屋は、祭壇のようになっています。
楼上からは、今も発掘している場所が見えたそうです。
これで、タンロン城址内で現在公開されているエリアはすべて歩きました。
ここからは、いったん公開エリアの外に出て、
北門へと向かいます。
(つづく)