MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたん ボランティアさんとおでかけ(2019年1月19日)

2019年1月19日 ボランティアさんといっしょに、U. S.A.を熱唱しながら歩きました。(全盲難聴・のんたん 23歳)


イタリア旅行の日記を連載中ですが、
突如、「のんたん日記」に変わったのには、わけがあります。


1月20日の夜、パレルモのレストランで食事し、
ホテルに戻ったところ、ホテル内の wifi のおかげで、
日本からのメールを受信できました。
前日はフェリーに泊まったため、受信できず、
2日分を一気に受信したわけです。


そして、このときに、
長男といっしょに外出して下さった、
ボランティアさんからのメールもいただきました。


そう。
私たちが、ローマを出発し、
のんきにポンペイに向かうバスに揺られていた頃、
日本では、長男が、ボランティアさんといっしょに、
週末のおでかけを楽しんでいました。


この日来てくださったのは、シバムラさんとホリイさん。
前半・後半に分け、おふたりで、
長男の外出に付き添ってくださいました。


親が海外旅行を楽しんでいるときも、
いつもと同じように、長男は週末、元気に外出し、
何のトラブルもなく、S園に戻っていました。


本当に、ありがたいなあ・・・。
パレルモのホテルの部屋で、いただいた報告メールを読みながら、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。


・・・ということで、イタリア旅行と同時進行の、
「のんたん日記」です。^^


1月19日


この日は、前半はシバムラさんが担当してくださいました。
朝10時半に、S園に迎えに行ってくださり、
長男といっしょに、高田馬場へ。
駅の改札口で、もうひとりのボランティアさん、ホリイさんと待ち合わせです。


3人でランチのあと、ウクレレ教室へ。
レッスンのあとは、後半担当のホリイさんが、
S園まで送ってくださるというスケジュールです。


【シバムラさんからいただいたメールです】
今日の東京、は雲がないとても良い天気で、絶好のお出掛け日和でした。
朝のんたんに会うと、開口一番「カラオケいつ行くの~?」と。
歌うこと、音楽がとても大好きなんだなぁと感じました。
U. S.A.を熱唱しながら駅へ向かいました。
写真は、その時の一こまです。

電車の中で、レッスンを録音したものを聞いて、復習?予習?しながら、高田馬場駅に到着し、ホリイさんと合流。
ランチは、のんたんから「ハンバーグ!」とリクエストがあったので、ガストに行きました。
ハンバーグは完食しましたが、ライスは残したので、次回から「ご飯少なめ」で注文しても良いかも知れません。お味噌汁を飲んで「ごちそうさま」して、いざウクレレ教室へ。

今回の曲は「箱根の山」と「あ~やんなっちゃった」でした。
日本に生きているんだなぁと実感した曲でした。
今日もありがとうございました。


【ホリイさんからいただいたメールです】
11時15分頃、早稲田口でのんたんとシバムラさんに会いました。

のんたんに、「お昼ご飯は何が良いですか?」と尋ねるといつものように「ハンバーグ」との答えでした。なので、いつものようにガストに向かいました。
席に着いてハンバーグと和食セットを注文しました。ハンバーグをお茶碗に入れて食べやすくしたあと、のんたんはスプーンで食べ始めたのですが、補聴器が気になるのか、特に左側の方を外して分解してしまいました。

今日ののんたんは、補聴器が聞こえにくいのか、食事中何度も外して本体とビニールの管の方をばらして、間にある小さくて半透明の部品を外したりはめたりを繰り返していました。
その小さな部品を度々膝に落としたりするので、ヒヤヒヤしていました。『ピー』という音はするので、電池は大丈夫のようです。
のんたんは、「新しい補聴器、金曜日」と言っていました。のんたんの予定は分からないので、「お父さんに聞いてみようね」とか、「先生に言っておくね」と言っておきました。

そんなことがあって、食事がなかなか進まなかったのです。いつもならウクレレ教室に行く何分も前に食べ終わって、トイレも済ませて、それでも時間が余るほどなのに、ご飯を残してお薬を飲んで、会計を済ませてトイレに行こうとしたら、混んでいて並んでいました。レッスンに遅れてしまいそうで、仕方ないので、慌ててコートを着て、お店を出て戸塚地域センターでトイレに寄ってから、ウクレレ教室に行きました。
ウクレレ教室に着いた時間は、1時15分ちょうどでした。
シバムラさんが、レッスン料の袋を先生にお渡ししました。
先日、S園でフルートのシュン君と練習した時に、サイトウ先生から『Fm』と『E♭メジャー』を習ってくるようにと言われていましたので、ナオ先生にお伝えしました。先生は、丁寧にホワイトボードにコードを書いて下さったり、コードの説明をして下さったりしました。私は、コードの事は良く分からないのですが、それなりにメモをしました。次回、サイトウ先生にお伝え出来たらと思います。
のんたんは、先生から『Fm』と『E♭メジャー』のコードを教えてもらいました。
なので、先生がご準備されていた曲の練習は、できずに終わりました。先生には、申し訳無かったですが、フルートの事もとても興味を持って頂きました。

ウクレレでは、始めにのんたんが自分から弾き始めた『箱根の山』とFmを使う曲『手のひらを太陽に』と、E♭メジャーを使う曲『アーいやんなっちゃった』を練習しました。
ボイスレコーダーに、先生自ら録音して下さいました。
あっという間に45分間が終わって、次の生徒さんが見えられました。のんたんは、もっと弾きたかったらしく、ちょっと愚図っていましたが、なんとか説明して終わりました。
ウクレレを弾いている間は、補聴器の事は気にしていなかったので、聞こえていたと思います。

のんたんは、またカラオケに行きたいと言っていました。自分から「2月9日にカラオケ行きます。」と言うので、「私は行かないよ。」と言うと、「春休み。4月」と、春休みのご提案を。「お母さんに聞いてみてね」と答えておきました。
高田馬場駅でシバムラさんとお別れして、光の家に帰りました。帰りの電車では席に座れたので、のんたんはいつものようにヘッドホンでボイスレコーダーを聴いていました。
3時半頃、のんたんは光の家に帰りました。
光の家に着いて、先生にお会いした時に、ウクレレ教室のレッスン料の袋と、手帳が入っているケースとランチの領収書をお渡ししました。
また、補聴器の事、ボイスレコーダーの電池カバーの事もお伝えしました。

また、次回も楽しみにしています。
ありがとうございました。


親の私たちが、のんきに海外旅行をしているときも、
長男はいつものように、
ボランティアさんといっしょの外出を楽しんでいました。


そればかりか、ふたりの音楽の先生の間の連絡係まで、
やってのけてくださっていました。
すごいことだと思います。
「ありがたいなあ・・・」と、しみじみ感じた、パレルモの夜でした。


シバムラさん、ホリイさん、
どうもありがとうございました。

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