やっぱりイタリア 12日間 26 - ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)➉大聖堂内部(2026年2月7日/2日め)

2026年2月7日 ミラノ大聖堂・屋上テラスで。(イタリア・ミラノ)
2月7日(土)- 2日め
イタリア最大のゴシック教会、
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)で、
に来ています。
前回は、
大聖堂内部の概要をご紹介しました。
内部のもう少し細かい部分を見ていきます。
見どころはたくさんあるのですが、
なにも予習せずに訪れていたので、
どこが「見どころ」なのか、よくわからず…。😔
「見どころ」のごく一部になりますが、
私たちがたまたま写真に撮ったものを、
少しだけ掲載したいと思います。
①主祭壇、聖体用祭壇、「聖なる釘の場所」
私たちが大聖堂内に入ると、大聖堂の奥にある内陣(ドーム部分の下)で、ちょうどミサが始まったところでした。

内陣には、主祭壇、聖体用祭壇、「聖なる釘の場所」があります。私たちは信者ではないので、このエリアより奥に近づくことはできません。なので、下の写真の奥に写っている内陣を拡大します。

主祭壇、聖体用祭壇、「聖なる釘の場所」です。

【主祭壇】
1418年にローマ教皇「マルティヌス5世」に聖別されたものです。大聖堂の中心に位置しており、歴史と伝統を受け継いだ重要な場所とされています。
【聖体用祭壇】
主祭壇の後ろにある、小神殿のような建物です。建築家「ペッレグリーノ」が手掛けたもので、金メッキが施された8本の円柱で支えられています。
【聖なる釘の場所】
「聖なる釘」がある場所を示しています。「聖なる釘」は、キリストの磔刑に使用されたとされる貴重な聖遺物です。もとはミラノ大聖堂の前身である「サンタ・テクラ聖堂」に保管されていましたが、1461年以降、ミラノ大聖堂内に移され、現在も厳重に保管されています。
②ステンドグラス
ゴシック様式では、
飛梁が採用されたことによって、
壁の強度が高まり、
従来のロマネスク様式よりも
壁の厚さを薄くすることができました。
その結果、大きな窓を確保できるようになり、
ステンドグラスによる装飾が発達しました。
ドゥオーモの側廊や後陣の大窓は、色鮮やかなステンドグラスで飾られ、旧約聖書や新約聖書、聖母マリアのエピソードなどが描かれています。

ステンドグラスも美しいのですが、天井部分(↓)や窓の下の彫刻(↑)もすばらしい。^^

それぞれのステンドグラスにはストーリーがあります。ですが、あまりにもたくさんあり、MIYOは鑑賞するだけでせいいっぱい。😅 写真もごく一部しか撮れませんでした。



【ミラノ大聖堂のステンドグラス】
ミラノ大聖堂のステンドグラスは、製作年にバラつきがあるのが特徴です。古いものだと15世紀〜16世紀まで遡ります。この時代のものは、あらかじめ着色したガラスペーストをパズルのように組み立てて製作されているそうです。
いちばんの大作は、
内陣後部のステンドグラスなのだそうです。
が私たちの写真には、
遠くから撮ったものしかないので、
ここでは割愛します。
③聖ジョヴァンニ・ボーノの礼拝堂
美しいステンドグラスに
背面が囲まれている礼拝堂です。
18世紀初頭に造られたもので、7世紀のミラノ司教「ジョヴァンニ・ボーノ」が祀られています。

ただし、中央の像は「ジョヴァンニ・ボーノ」自身ではありません。6世紀頃にミラノ司教たちをジェノバから帰還させた聖人の像とされています。

④聖母マリアの礼拝堂
聖ジョヴァンニ・ボーノの礼拝堂の
反対側にあり、こちらもまた、
背面が美しいステンドグラスに
囲まれています。
ふたつの礼拝堂は、主祭壇の両側に
向かい合うような形で造られています。
聖ジョヴァンニ・ボーノの礼拝堂から見た、聖母マリアの礼拝堂です。

【聖母マリアの礼拝堂】
ドゥオーモの翼廊北側にあります。イタリアのバロック彫刻家「フランチェスコ・マリア・リッチーニ」によって、1614年に設計されました。リッチーニは、ミラノの大司教「カルロ・ボッロメーオ」にその才能を見込まれ、16世紀中頃には主任建築家も務めた人物です。
礼拝堂の中央には、幼子イエスを抱く「聖母マリア像」が置かれています。18世紀の彫刻家「イーリア・ヴィンチェンツォ・ブッツィ」によって後年に制作されました。


⑤聖アガタの祭壇
右側側廊には、壁面に沿って、
いくつもの祭壇があります。
事前に知っていたわけではないのですが、
たまたま撮った写真の中に、
「見どころ」とされている
「聖アガタの祭壇」が写っていました。😅
3つの祭壇が写っていますが、右端にあるのが、聖アガタの祭壇です。
【聖アガタの祭壇】
バロック様式の豪華な装飾で彩られた、美しい礼拝堂です。祭壇全体は壮麗な柱と彫刻で囲まれ、中央に祭壇画が置かれています。このエリアは、16世紀後半に活躍した画家・建築家フェデリコ・ズッカリ (Federico Zuccari) によってデザインされました。
上の写真に写っている、聖アガタの祭壇画(1597年)です。拷問を受けたアガタの胸には、血がついています。(「聖アガタ、その図像モデルと普及」より )

【聖アガタ】
聖アガタは、3世紀頃にシチリア島で殉教したキリスト教の聖女です。シチリア島・カターニア出身で、当時のローマ人高官から求婚されましたが、信仰のために拒否しました。その結果、キリスト教徒であることを理由に捕らえられ、残酷な拷問を受けました。が、信仰を貫き通したことで、後に聖人として崇められました。
ミラノ大聖堂内の絵はフェデリコ・ズッカリが描いたもので、拘束され拷問を受けている頃のアガタを聖ペテロが訪れているところが描かれています。画面の上部には雲に乗る天使たちが描かれ、神聖な守護と救済を暗示しています。
⑥2台のパイプオルガン
内陣・聖体用祭壇の左右には、
2台のパイプオルガンが
向い合せに置かれています。
主祭壇の奥に、パイプオルガンが見えます。これは主祭壇の左側にあるものです。この位置からは、右側のパイプオルガンを見ることはできませんでした。
これも左側です。大理石の床も入れてみました。

【2台のパイプオルガン】
1938年に復元されたもので、木枠に金メッキが施されています。15800本のパイプと120のストップ(オルガンの音色選択機構)を持つ、イタリアで最大のものです。世界でも、ドイツのパッサウにある聖シュテファン大聖堂に次いで2番目の大きさを誇っています。
パイプ左右の扉には、聖書のエピソードが描かれており、オルガンの下には聖歌隊席が設けられています。このパイプオルガンは現在も使用されており、日曜のミサや典礼儀式の際などに利用されています。
パイプオルガンの下に、
聖歌隊がいるのが見えますね。^^
これも左側のパイプオルガンです。これと向かい合うように、右側のパイプオルガンがあるのですが、この位置からは撮れませんでした。

あとで写真を調べていたら、たまたま、大聖堂内部を撮った写真の右端に、パイプオルガン(一部)が写りこんでいました。これは、右側のパイプオルガンの裏側であると思われます。

これも、同じパイプオルガンの背面です。いったい何を考えていたのか、写真の左端に、半分だけ写っています。(スミマセン。😅😅)

以上、大聖堂内部の見どころは
まだまだあるのですが、
かろうじて写真を撮っていたものに絞って、
掲載いたしました。
最後に掲載しそびれていた写真を。これは告解部屋です。

ろうそくを捧げる人々。この炎は、イエス・キリストが「世の光」であることを象徴しているそうです。

壮大さに驚いた、大聖堂内部。



祭壇上部の天井は現在も修復中で、カバーがかけられていました。工事が終わったら、さらに美しい大聖堂が見られることでしょう。

これで、ミラノ大聖堂の日記を終わります。
10回も連載するとは思いませんでしたが。
(長くてスミマセン…。😓)
次回は、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリアを歩く予定です。(これは、大聖堂の屋上テラスから撮ったものです。)

…のはずなのですが、
多動夫がいっしょなので、
あっちこっちに引っかかり、多分、
直行することはできないと思います。😓
(つづく)