やっぱりイタリア 12日間 25 - ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)⑨大聖堂内部(2026年2月7日/2日め)

2026年2月7日 ミラノ大聖堂・屋上テラスで。(イタリア・ミラノ)
2月7日(土)- 2日め
イタリア最大のゴシック教会、
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)で、
に来ています。
屋上テラスを歩いたあとは、
階段で1階まで降り、
今度は大聖堂の内部を見学しました。
1386年に着工し、
完成までに約500年もかかった、
ミラノ大聖堂。
屋上テラスもすばらしいものでしたが、
大聖堂内部でも、その壮大さに驚きます。
大聖堂の中には、正面の右端にある入り口から入ります。

ただし。
屋上テラスの入場を含む
セット券がある場合は、
テラスを見学したあと、
テラスから直接大聖堂内に入場できます。
(正面入り口から入るよりも、混雑を回避できます。)
ちなみに、チケットの購入方法は
以下の3通りで、
それぞれ、価格が違っています。
①現地のチケット売場で当日券を購入
↓
②事前に公式サイトでオンライン予約して購入
↓
③オプショナルツアーサイトで予約して購入
…の順に、下に行くほど価格が高くなります。
私たちは当日券を購入したので、
期せずして、
いちばん安く購入したことになります。
もちろん、当日券が残っていれば、の話です。
(それでも、ひとりにつき、
26ユーロ/約4680円もしたんですけどね…。😔)
それでは、大聖堂の内部を見ていきます。中に入ると、まずはその広さに圧倒されます。最大4万人を収容することができるそうです。

内部図です。ミラノ大聖堂は、ラテン十字型をしており、5つの身廊、2つの翼廊、そして後陣で構成されています。(Amazing TRIPより)

大聖堂の5つの身廊は、52本の柱で隔てられ、天井はゴシック建築特有の交差リブヴォールトと尖頭アーチ(先端が尖ってるアーチ)で支えられています。

【交差リブヴォールト】
交差ヴォールトの力学的に弱い稜線部分を、リブで補強した構造です。これにより、天井の荷重を壁ではなくリブと連結した柱で支えることが可能になりました。天井の構造を軽くし、開口部を大きくすることを可能になったため、ゴシック建築の発展に大きく貢献しました。
上の説明ではちょっとわかりにくいので、
以下に補足します。
ヴォールト(Vault):
アーチを平行に押し出した形状(かまぼこ型)を特徴とする天井様式および建築構造の総称です。

交差ヴォールト:
2つの筒型ヴォールトを直角に交差させたものです。これにより、荷重は天井四隅の4点に集中します。

交差リブヴォールト:
交差ヴォールトの力学的に弱い稜線部分をリブ(骨組み)で補強した構造です。これにより、天井の荷重を、壁ではなくリブと連結した柱で支えることが可能になり、ゴシック建築の発展に大きく貢献しました。

【尖塔アーチ】
ロマネスク様式などで採用された「半円アーチ」と異なり、文字通り「頭の尖ったアーチ」です。天井を高くし、視線をより上へ誘導するのに有効です。建物に垂直性を強調するだけでなく、空間を広げる効果もあります。

ゴシック建築の大きな特徴は、
・リブヴォールト
・尖塔アーチ
そして
・飛梁(とびばり)/ フライングバットレス
の3点なのだそうです。
飛梁は、大聖堂のテラスに多数設けられていました。それぞれの飛梁は、大聖堂壁面の外側からつっかい棒のように設置されており、壁が外に向かって開こうとするのを防いでいました。飛梁を設けることによって、壁はロマネスク様式よりも薄くすることができ、ステンドグラスをはめこんだ大きな窓も可能となりました。

身廊に林立する、巨大な柱。

柱頭のニッチ(くぼみ部分)にも、美しい彫刻が施されています。

ここには、聖人や殉教者たちが彫られているそうです。


交差リブヴォールトの天井と、柱頭に居並ぶ聖人たち。

中央身廊の高さは約45mで、長さ(奥行)は100m。

そして中央身廊の左右に設けられている、身廊です。交差リブヴォールトの天井にもご注目ください。美しい模様の彫りが施されています。

大理石の床は、最初のファサードを設計した「ペッレグリーノ・ティバルディ」がデザインしたもの。貝や花がモチーフになっています。この床は、1585年に製作を開始しましたが、完成したのは300年以上後で、20世紀初頭のことでした。


次回は、もう少し細かい部分を
見ていきたいと思います。
(つづく)