MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 23 - 奥入瀬渓流⑦(寒沢の流れ、五両の滝、百両橋、千両岩、万両の流れ)(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 奥入瀬渓流・「万両の流れ」です。(青森県十和田市)


5月14日


流れ落ちる水が輝いていた、
銚子大滝。


そしてさらに歩きます。終点・子ノ口まで、あともう少し。^^

銚子大滝のすぐそばにある、「寒沢の流れ」です。

ようやく、五両の滝に着きました。

五両の滝です。


五両の滝と、このあとに続く、
百両橋、千両岩、万両の流れをあわせて、
「壱万千百五両の眺め」
と言われているそうです。


遊歩道を1~2分程歩くと、
滝の真下に立つことが出来ます。
細い筋状から流れ落ちる水には、
優し気な表情を感じます。


たおやかに流れる、五両の滝。

そして百両橋をわたります。

ここでうっかり見逃してしまい、終点に着いてから引き返して撮った一枚。笑 中央の大きな岩は、百両橋から見える、千両岩です。

そして、最後のスポットです。

「ようやくここまで来たね!^^」

「万両の流れ」です。

万両の流れと…、

その後ろに広がる、新緑の世界。


これが、奥入瀬で、
最後に見た景色でした…。


楽しかった、奥入瀬渓流。

さて、最終地点、「子ノ口」に到着です。

車で移動してズルしながら、紫明渓から子ノ口まで、約3時間の道のりでした。ガイドブックによると、全部歩いた場合は、5時間くらいかかるそうです(休憩時間を含みません)。


十和田八幡平国立公園の旅。
舞台は、
奥入瀬から十和田湖へと移ります。


(つづく)

コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 22 - 奥入瀬渓流⑥(九段の滝と銚子大滝)(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 奥入瀬渓流・「銚子大滝」で。流れ落ちる水が、宝石のようでした。(青森県十和田市)


5月14日


奥入瀬渓流を、さらに歩きました。
新緑の美しさが、目に染みるようです。
一年でいちばんいい時期に
来たのかもしれません。


九段の滝に来ました。

名前の通り、九つの段がある滝です。複雑な地層が、滝によって浸食されて形成されたものです。奥入瀬の成り立ちを知ることができる、貴重な滝なのだそうです。

そして、ついに見えてきました。

圧巻の、銚子大滝です。


【銚子大滝】
横幅約15m、落差7mと奥入瀬渓流最大の滝で、同地域を代表する観光スポットです。この銚子大滝のせいで十和田湖に魚が登ることができず、十和田湖は長年魚が生息しない湖だったといわれています。たくさんの滝があることで知られている奥入瀬渓流ですが、本流にある滝はこの銚子大滝だけです。滝の周囲は、滝からの水飛沫(みずしぶき)で濡れており、苔に覆われた岩の美しさも必見です。
銚子大滝で最もダイナミックな光景が見られるのは新緑の頃です。雪解け水の影響で、この時期の水量が一番多くなるためです。


滝のすぐ近くまで歩いていきました。


銚子大滝はきれいだったけれど、
その滝を流れ落ちていく「水」は、
さらに美しくて、宝石のようでした…。


銚子大滝を後にし、遊歩道をさらに進みます。

最終地点の「子の口」までは、あと1.4キロです。

ここまで来ましたよ。^^


次回はようやく、
奥入瀬の最終回になります。


(つづく)

コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 21 - 奥入瀬渓流⑤(白絹の滝、白糸の滝、不老の滝、姉妹の滝)(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 奥入瀬渓流・「雲井の滝」で。滝の近くまで歩いて行った夫です。笑(青森県十和田市)


【お知らせ】
10月15日から、田中本家博物館に行ってきます。
ブログは、少しお休みをいただきます。


5月14日


奥入瀬渓流です。
全14キロのおよそ2/3まで来ましたが、
ここまでで、
 紫明渓
 三乱の流れ
 石ヶ戸の瀬
 屛風岩
 馬門岩
 阿修羅の流れ
 九十九島
 平成の流れ
 飛金の流れ
 千筋の滝

 雲井の滝
 岩菅の滝
 玉簾の滝

…と、見てきました。


次は、3つの滝、
「白絹の滝」「白糸の滝」「不老の滝」
が並んでいるところへいきます。
それぞれが近い位置にあるので、
渓流沿いに歩いて、
3つを一気に見てしまおうと考えました。


「白絹(しらぎぬ)の滝」という道標の前に着きました。ここに「白絹の滝」があるはずなのですが、滝が見えません。

夫といっしょに、一生懸命探したのですが、全然わかりませんでした。笑


【白絹の滝】
絹糸をさーーーと落としているような感じなので、「白絹の滝」なのだそうです。「季節限定の滝」とも言われます。この滝は、普段はまるっきり見ることができないのですが、木々の葉が無くなるとよく見えてくるのだそうです。ただし、真冬は木の枝に雪がつもるので、やはり見えづらい。ということで、一番よく見えるのは11月ごろのようです。


11月頃の「白絹の滝」です。上の写真の木の葉がすべてなくなると、こんなふうに現れてくるそうです。(画像をお借りしました)

ということで、白絹の滝はあきらめて、渓流を歩きました。

少し歩くと、渓流の向こうに滝らしきものが見えてきました。

白糸の滝に到着です。


【白糸の滝】
糸のように細く流れ落ちる、落差10mほどの滝です。渓流を挟んだ反対側にあるため、近くへ行くことはできず、遠くから眺めるだけになります。冬期には滝一面が凍りつき、見事な氷の柱に変わります。


白糸の滝です。

奥入瀬の冬はとても厳しく、谷の両側にかかる滝は、青く透明な氷の柱となります。その時期になると、雪の上には、ニホンカモシカ、キツネ、タヌキ、ノウサギ、テンなどの足跡が見られるそうです。

そして、さらに歩いて不老の滝へ。

遠くから撮ったので、心細そうに見えますが、実は大きい滝なんです。


【不老の滝】
奥入瀬で、落差(約35m)が最も大きい滝です。一度も水枯れしたことがなく、「滝の水は不老不死の仙薬で、飲むと長生きができる」といわれていることから、この名が付きました。


これも不老の滝です。夫、なんとか滝を撮ろうとし、あたりをウロウロしていました。笑 少し向きが変わると、滝の表情も変わりますね。^^


渓流沿いに歩きました。
水がきれいで、気持ちもはずみます。


この流れを見るだけでも、奥入瀬に来る価値はあると思います。^^


このとき、道路の反対側には、
「双白髪の滝」があったはずなのですが、
渓流に見とれて歩いているうちに、
通り過ぎてしまったようです。😅


「双白髪(ともしらが)の滝」です。仲の良いおじいちゃん、おばあちゃんのように穏やかなので「共に白髪の生えるまで」という願いを込めて、名づけられました。(画像をお借りしました)

滝を見逃したことにも気づかず、機嫌よく歩き続けました。笑

そして、「姉妹の滝」にやってきました。ふたつの滝が並んで流れています。

車に乗ってズルをしながらも、時々散策らしきものをやっては、滝めぐり。ハイシーズンだったのですが、コロナのせいか、歩いている人はほとんど見かけず、今回もまた、「奥入瀬渓流貸し切り状態」となりました。

あともう少しなのですが、訪れるスポットが多すぎて、なかなか先に進めません。😅


とりあえず、3/4くらいのところまでは
過ぎたようです。
あともう少しです。^^


(つづく)

コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 20 - 奥入瀬渓流④(千筋の滝、雲井の滝、岩菅の滝と玉簾の滝)(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 奥入瀬渓流・「九段の滝」で。(青森県十和田市)


5月14日


奥入瀬渓流です。
全14キロのおよそ半分まできましたが、
ここまでで、
 紫明渓
 三乱の流れ
 石ヶ戸の瀬
 屛風岩

 馬門岩
 阿修羅の流れ
 九十九島
 平成の流れ
 飛金の流れ

…と、見てきました。
このあたりから、
数多くの滝が見えてきます。
「瀑布街道」と言われる所以です。


まずは千筋(ちすじ)の滝。道路の反対側に見える、細長い滝でした。おわかりでしょうか。写真中央に、細長い筋のようなものがうっすらと写っています。逆光だったので、暗くてよく見えませんね。😅


「うそ、これがそうなの?」
と、私たちも驚きました。笑
水量の多い時期だと、
細い糸のような水の束が流れるそうです。
なので、「千筋の滝」と。


千筋の滝は、明るい時だとこう見えるみたいです。(画像をお借りしました)


つづいて、雲井の滝です。


【雲井の滝】
うっそうとした森林にかこまれた断崖から、三段になって落下するこの雲井の滝は、高さ20メートル。水量も豊かで、渓流沿いにある滝のなかでも、見ごたえのある滝のひとつです。


渓流沿いに歩いて、滝の近くまで行くことができます。が、足元が悪そうなので、よく転ぶMIYOはパスしました。下の写真は、夫が滝の近くで写真を撮っているところです。

夫が戻ってきました。「写真、撮れたの?」「撮った、撮った。😃」

ってことで、このときに夫が撮った、「雲井の滝」です。


「雲井の滝」から山道を上って行くと、
「双竜の滝」があるのですが、
車だったので山道はムリ、ということで、
これはパスしました。
さらに渓流沿いに進むと、
「白布の滝」があるのですが、
これはうかつにも、
見落としてしまいました。笑


双竜の滝(左):落差約20m。切り立った岩壁から二筋になって落下するので、「双竜」の名がつきました。
白布の滝(右):落差約30m。渓流の対岸にあります。樹々に
隠れていて見えにくく、見落としやすいそうです。(←私たちも。笑)(画像をお借りしました)


そして次なる「白銀の流れ」も
通り過ぎてしまい、気がつけば、
「岩菅の滝」に来てしまっていました。


「白銀(しろがね)の流れ」です。このスポットは遊歩道からでないと見られないことを、後で知りました。車道を車で走っていたので、通り過ぎてしまったようです。残念。😔(画像をお借りしました)

そして、気がつけば「岩菅の滝」です。笑 水量が少なく、細々と水が流れていました。案内板がなければ、滝とは気づかないかもしれません。


やはりですね…。
滝はいっぱいあるんですけど、
それよりも、どこまでも続く新緑。
MIYOは、こちらの方に感動しました。
…なんて言ったら、滝に失礼ですかね。笑


見てください、この美しさ。実物は、もっとすごいです。^^

こんな車道を車で走るだけでも、ワクワクしました。^^

渓流のあちこちで見られる倒木すらも、たおやかで心魅かれます。

そして、「玉簾の滝」に到着。


やっと、この辺まで来ました。青い丸が、訪れたところです。


残すところ、1/3くらいでしょうか。
あと少し、と言いたいのですが、
多動夫が撮った奥入瀬の写真は、
まだ50枚以上あるんです。😂😂
撮りすぎですね…。(スミマセン)


次回は、白絹の滝から始まります。この中に滝があるそうなのですが、どうしても見つかりません。🤣🤣


(つづく)

コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 19 - 奥入瀬渓流③(屛風岩、馬門岩、阿修羅の流れ、九十九島、平成の流れと飛金の流れ)(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 奥入瀬渓流・「万両の流れ」を歩きました。(青森県十和田市)


5月14日


奥入瀬渓流です。
 紫明渓
 三乱の流れ
 石ヶ戸の瀬

とめぐりました。
ここから先は、
見どころとなっている滝や岸壁が
目白押しになっています。


【奥入瀬渓流の成り立ち】
奥入瀬の遊歩道から見られる滝や岩壁のほとんどは、溶結凝灰岩と呼ばれるものです。これは、約76万年前に、20キロほど離れた八甲田カルデラから噴出した火砕流の堆積物です。つまり、膨大な量の軽石や火山灰が堆積して、長い年月をかけて圧縮・固結して形成されていったものです。

こうしてできあがった火砕流台地は、十和田湖の決壊による大洪水で侵食され、深い谷が形成されていきました。それが、奥入瀬の谷の原地形です。



まずは、屏風岩馬門岩に行きました。


屏風岩です。その名のとおり、屏風のような形状をしております。屏風岩は馬門岩と違い、渓流を挟んでいるので近くで見ることができません。

屏風岩から少し歩いて、馬門岩に着きました。

車道に面しているので、気づかずに通り過ぎてしまいそうになりました。笑

あわてて引き返して、撮影。^^

こっちの写真の方が、わかりやすいですね。笑(画像をお借りしました)

ここにはバス停がありました。景観をこわさないよう、めだちにくい色になっています。^^


奥入瀬渓流では、
路線バスが運行されています。
ルートマップを見ると、
散策路上の7か所に
停留所が設置されていました。
単純計算すると、
「2キロごとにバス停」
という感じでしょうか。


このバスを利用すれば、
「ある区間だけを自分で歩いて、
 あとはバスで移動する」

ということも可能です。


次は、阿修羅の流れです。車道のすぐ隣りにある、遊歩道。渓流を、こんなに近くに見ながら歩きます。


【阿修羅の流れ】
「奥入瀬を代表する」とも言える場所です。テレビや雑誌、ポスターなどでも頻繁に紹介されています。
うっそうと茂った木立のあいだを、その名のとおり、激しく流れる水がつくりだす景観は、とても男性的です。休日ともなれば、絵を描く人や写真を撮る人で、一日中賑わっています。


阿修羅の流れです。戦闘の神である阿修羅の名が付けられる程、奥入瀬渓流の中で最も流れに勢いがあるスポットです。

マップによると、「阿修羅の流れ」のすぐ先には、「九十九島」があるようです。…ということで、「九十九島」をさがして歩きました。

どうやらコレのようです。違っているかもしれませんが、同じような岩がたくさんあって、よくわかりませんでした。爆


【九十九島】
「阿修羅の流れ」のすぐ先にあります。苔の岩が川のいたるところにあり、緑の草木が覆う様は、まるで日本庭園のようです。自然が作り出したとは思えないほど、美しい風景に出会えます。苔むした岩と草木が点在して島のように見えることから、 「九十九島」と呼ばれています。
  
この先には、「平成の流れ」があるようです。
平成になってから、崖崩れによって、
新しくできた流れです。


「たぶんこのへんなのかなあ」って感じで、よくわかりませんが、こんな流れを右に見ながら、遊歩道を歩きました。いいかげんでスミマセン。😅

渓流をすぐそばに見ながら歩くって、最高に気分がいいです。^^

「飛金(とびかね)の流れ」に着きました。こんなふうに道標が立てられていると、わかりやすくて助かります。


【飛金(とびかね)の流れ】
激しい流れが飛び跳ねているような感じに見えるため、この名がついています。


岩のあたりの水が、飛び跳ねてるように見えるんだそうです。ふうん…。😅

渓流もいいけど、この緑がたまりません…。😊 奥入瀬は、水の流れもきれいだけど、この地全体を育む緑が、さらにすばらしいと思いました。


マップを参照しながら、
見どころをさがして歩きます。
「名所が多すぎて、なんか、
 オリエンテーリングみたいだよね。🤣🤣」
って話しながら、さらに進みました。
観光というよりも、もはや、
気分はオリエンテーリングです。笑


ようやく、半分あたりまで来ました。


(つづく)