MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 62 - モザイク画の回廊から階段へ(9日目)

2019年1月26日 バチカン市国。クーポラの内部を歩きました。


1月26日


階段を上がった先には、エレベーターがありました。
ここから、さらに上へ上がることができるようです。
早速、エレベーター横の窓口で、
「ここから上に上がるためのチケット」を、
2枚購入しました。


すると、窓口のお兄さん、
MIYOの松葉杖を見て、こう言うではありませんか。


「エレベーターに乗っても、
 一番上まで行くわけじゃないんですよ。
 エレベーターをおりてから、
 さらに320段、階段を上がることになるけど、
 大丈夫?」


え・・・
320段・・・(汗)。


しばし迷いましたが、
ここまで来て帰るってのも、残念すぎます。


「んーーー、まあ、やってみるよ!
 だめだったら、引き返せばいいんだから。」


ってことで、チケット2枚を、お買い上げ。(爆)
チケットは、エレベーターを利用する場合、ひとり7ユーロ。
自分の足で上がる場合は、5ユーロだそうです。


7ユーロ払って、エレベーターには乗りましたが、
階段を231段分あがったところで、
あっけなく、エレベーターはおしまいです。


エレベーターを降りると、屋上テラスに出ました。
ここでは、クーポラを、かなり間近で見ることができます。
一般に、「サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ」と言うと、
この、ドーム型の天井のことをさします。
設計したのは、ミケランジェロです。


サン・ピエトロ大聖堂の屋上テラスで。クーポラを間近で見ることができます。


こうして見ると、クーポラはすぐそこにあるように感じるのですが、
それは単に、クーポラが巨大すぎるからです。
実際に上ってみると、
ここからさらに、階段が320段あるわけで、
まだまだ先は長いのでした。


クーポラを、下から見上げたところです。

私たちの後ろに見えている階段から、クーポラの内部に入ることができます。


写真にも写っていますが、
クーポラの下の部分に、階段があります。
ここを上がって、クーポラの中にはいりました。


クーポラ内部を少し進むと、
大聖堂の内部を見わたせる場所に出ました。
クーポラの内側に沿って、通路が作られており、
クーポラ内部の約3分の2くらいを、
ぐるりと歩くことができるようになっていました。


クーポラの内部です。通路横の壁には、見事なモザイク画が、びっしりと飾られています。

通路に沿って、壁一面にすきまなく広がる、モザイク画の数々。


通路の手すり越しに下を覗き見ると、
先ほどまでいた大聖堂が見えます。
歩いている人がとても小さいですね。
ずいぶん高いところまで来てしまいました。


床に施されたモザイクもようが、光を反射して、きれいですね。これほどまでに美しくデザインされた床を、見たことがありません。

通路下の壁にも、一つ一つ異なるモザイク画が施されています。

通路のモザイク画を、ひとつひとつ、見ながら歩きました。

通路に立って上を見上げると、こうなります。天井にまで、美しい絵が並んでいます。

真上の、屋根の内側部分です。息を呑む美しさ。

通路をぐるりと一周(正確には、3/4周)しました。ここから外へ出ます。


さて、通路の終わりまで歩くと、
いよいよそこから、階段が始まります。
チケット売り場のお兄さんが言った、
「320段階段」です。(汗)


細くて暗い通路を歩いた先にあったのは・・・。


(つづく)

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