MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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恵比寿・SAKEビストロNa-Na(ナーナ)で、日本酒とフレンチディナー②(2018年1月8日)

2017年6月3日 障害者スポーツ大会で。(全盲難聴・のんたん 21歳)



1月8日


あのお店にまた行ってみたいな、と思いながら、
半年が過ぎようとしていました。
そしたら、ルクサのクーポンが出たんです(笑)。


5076円のお料理が、2500円になるとのこと。
もう、クーポン、即買いでした。


というわけで、1月8日、2回目のNa-Naへ。
今回は、日本酒が大好きな夫もいっしょです。


いただいたお料理を、ご紹介します。


前菜3種盛り合わせ
長芋の甘露醤油漬け・季節の野菜のラタトゥイユ・タコとセロリのピリ辛マリネ
京野菜 聖護院かぶと生ハムのコンソメ仕立て 柚子と味噌のドレッシング

長崎産平スズキとキヌアのタルタル 横須賀レモンのヴィネグレットとキャビアと共に

Na-Naオリジナルポテトサラダ  奈良漬入り

春の七草とケイジャン風味のチーズリゾット

沖縄県産ロイヤルポークロースのグリル

プチベールとペコリーノピリ辛スパイスソースのアクセント


これだけいただいて、2500円。
ルクサさんに、感謝です。^^


ドリンクは別料金です。
この日、いっしょにいただいた日本酒は、
初めて見るものばかりでした。


ソムリエの方によると、
どれも、地方の造り酒屋で、小規模に作っているものなのだそうです。
ほとんどが地元で消費されるので、
なかなか、東京にまで回ってくることがないとか。
珍しいお品を、たくさんいただきました。^^



最後に、コーヒーとデザートを別に注文しようと思っていたのですが、
けっこうなボリュームだったので、お腹がいっぱいです。
駅ビルで甘いものを買って、家に帰ってから食べよう、
ということになり、お店をでました。


新鮮な国産の食材を使用した、小粋なメニューを、
日本酒といっしょに楽しめるお店。
夫も大満足で、「いい店だねえ」と連発しておりました。


このお店、毎週火曜日と金曜日限定で、
スペシャルランチセットを楽しめます。(一日30食限定)


本日の前菜
 本日のメイン
 もりもりサラダ
 エシャロットパン
 プチデザート
 コーヒーまたは紅茶
という充実セットが、1100円(税込)だそうです。


友人と一緒にでかけて、
おしゃべりとランチを楽しむのにもよさそうです。
私も、ぜひ一度、行ってみたいと思います。^^

恵比寿・SAKEビストロNa-Na(ナーナ)で、日本酒とフレンチディナー①(2017年6月26日)

2018年1月3日 パセラリゾーツ上野御徒町店で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


6月26日


もう一年も前のことになってしまいましたが、
ちょっと珍しいビストロに行ってきました。
恵比寿にあるフレンチレストラン、SAKEビストロNa-Na(ナーナ)です。


私のかかりつけの歯医者さんが、
恵比寿・ガーデンプレイスのすぐ近くにあるため、
恵比寿には、数ヶ月に一回、でかけます。


歯医者さんが入居しているビルは、駅からはちょっと離れていて、
住宅街に程近い、閑静な場所にあるのですが、
あるとき、そのビルのお向かいに、
ビストロがオープンしているのに気がつきました。


お店のチラシを配っていた女性に尋ねると、
日本酒とフレンチを楽しむお店であるとのこと。


んーー、そそられます。^^


ということで、歯医者さんで予定していた定期チェックを終えたあと、
早速、そのお店に行ってみました。


オープンしたのは、2016年4月だそうです。
シェフの武元利親氏は、フランスの星付きレストランで腕を振るったあと、
都内有名レストランで料理長を務めた方です。
お店によると、
「カジュアルイノベーティブ料理と、
 ソムリエ厳選の日本ワインや日本酒が楽しめるお店」
だとか。


「イノベーティブ」とは、フレンチでもイタリアンでも和食でもない、
ジャンルの枠を超えた料理のことをいうそうです。
フレンチをベースに、国産の旬の食材を利用してメニューを構成している、
と聞くと、なにやら、期待してしまいますね。^^


狭い階段を下りて、地下にある扉を開けると、
店内は、思いのほか、広い造りでした。


ひとりだったので、カウンターの左端に案内されました。
左手の壁には、小さな黒板がかかっていて、
その日のお勧め料理が書かれています。


こういうお店、好きです。^^


印刷されたメニューの通りに、毎日同じものを作るのではなく、
シェフがその日に仕入れた食材を見て、
そこからイメージしたお料理が日替わりで供されるからこそ、
「黒板の手書きメニュー」
になるわけですよね。
「その日仕入れた食材で、
 いちばんおいしいお料理を出しますよ。」
というシェフのメッセージが、
「黒板の手書きメニュー」なのだと思います。


で、このときにいただいたのが、以下のメニューでした。
せっかくなので、ソムリエに勧められた日本酒も、
一杯、いただきました。^^


選べるメインのチョイスコース 3800円


前菜三種

福岡県産イチジクと二種ビーツのミルフィーユ仕立て
生ハムとオレンジのソースで。

Na-Naのポテトサラダ

北海道産甘エビフリッととブロッコリーのソテー
ピリ辛シラチャーソースとともに。

神奈川県産メジナのポワレ
三浦のナスとズッキーニのグリル 地中海風。

デザート 自家製プリン


ひとつひとつのお料理が、ていねいに作られていると感じられる、
いいお店でした。
次回、歯医者さんに来るときは、また来ようかな、と思っているうちに、
数ヶ月がたちました。


(つづく)

全盲難聴・のんたん ボランティアさんとおでかけ-アクシデントも大丈夫。^^(2018年5月26日)

2017年12月26日 古都ホアルー。ディン・ティエン・ホアン廟で。(のんたんとあみちゃん 22歳)


5月26日に、長男がおでかけしたときの日記です。
この日は、朝10時から帰園する16時までの6時間を、
イナガキさんにご担当いただきました。


朝10時に、S園まで迎えに行っていただき、
高田馬場でいっしょにランチを。
その後、ウクレレ教室に行き、
16時にS園に送っていただく、というコースです。


イナガキさんは、長男が高校生の頃から、
もう7年もいらしてくださっている、大ベテランの方です。
なので、おひとりでもなんの問題もないはずでした。


ところが、この日は、中央線の信号機故障で、電車は大混乱。
たまたま、イナガキさんが、所定の時間の40分も前に
家をでてくださっていたので、
S園でのお迎えには間に合いました。
そうでなければ、この日のウクレレ教室には、
とうてい間に合わなかったと思います。


さらに、高田馬場駅までも、電車はノロノロ運転。
本当なら、高田馬場駅に着いてからランチ、の予定だったのですが、
これも、イナガキさんの判断で、
ハンバーガーを買ってウクレレ教室に直行、となりました。


おかげで、この日のレッスンも、無事受けることができました。
介助中、イナガキさんから私や夫に、
何度か電話やメールをいただいていたのですが、
あいにく2人とも、携帯にでられない状況で、
お受けすることができませんでした。(すみませんでした・・・。)


にもかかわらず、お一人で介助をやりとおしてくださったこと、
頭が下がる思いです。
イナガキさんの臨機応変な判断や行動がなかったら、
この日のレッスンは、とうてい無理だったと思います。
本当に、感謝でいっぱいです。


ひとつだけ気になっているのは、
おそらくこの日、
イナガキさんは、昼食抜きで行動されたのではないか、
ということです。


帰りの電車の中で、
長男に少し遅めのランチを食べさせてくださったとのこと。
電車の中でハンバーガーというのも、大正解だったと思います。
私がその状況でしたら、やはり同じようにしたと思います。^^


でも、イナガキさんはこの日、
ご自分が食事する時間はなく、
きっとお昼ごはん抜きでいらしたのだろうなあ、と
申し訳ない気持ちです。


本当に申し訳ございませんでした。
そして、どうもありがとうございました。



【イナガキさんからいただいたメールです】
朝からお伝えしましたように、中央線の信号機故障でとにかく時間がかかりました。
40分くらいゆとりをもって、早めに出たので、S園には、5分遅れで済みました。
園に到着しましたら、先生も中央線が止まっているのを、ご存知でした。豊田駅までは、「おうまのおやこ」を歌いながら歩きました。
とにかく、豊田駅を出る一番早い電車に乗りましたけど、一駅行っては、10分待つような状態でした。
立川から先は、折り返し運転になっていて、南武線に振り替え輸送されていました。分倍河原まで行きましたが、京王線は乗りきれない程混んでいて、快速のような電車に乗れませんでした。取り合えず各停に乗り、少しでも新宿に近寄ろうとし、やっと明大前で早い電車に乗れました。
京王線から、JR への乗り換え口も、そのままの切符で通れるのですけど、駅員が居ないとダメなので、通路が1つしかなく、行列に並んで、時間がかかりました。
結局、高田馬場に到着出来たのは、12時55分でした。立川でもトイレに行ったのですけど、念のため高田馬場でもトイレに寄りました。
食べる時間が無くなってしまいましたので、マックでハンバーガーとジュースを買い、そのままウクレレ教室に行きました。


何とか、1分遅れで着きまして、ジュースを少し飲んで貰い、レッスンが始まりました。食事の時間は無くなりましたけど、レッスンには間に合う事が出来たので、ホッとしました。
先生は、発表会の曲を2曲の内のどちらにするか、迷っているようで、2曲を練習しました。


帰りは、中央線が復旧していました。
昼食の時間が遅くなってしまいましたが、どこかに座って食事をすると、S園のお風呂の時間に間に合わなくなってしまいそうでした。行く時に人混みにずっと揺られるようになってしまい、汗もかいたので、お風呂の時間に間に合うことを最優先に考えて、のんたんには大変申し訳無かったのですけど、中央線の電車の中でマックを食べて貰い、薬を飲みました。そんな事情で、今日は写真も撮れませんでした。
帰りに、大きなあくびをしていたので、のんたんも疲れたのかな?と思いました。


中央線が止まると、何回も乗り換えして、大変になるのですね。
いつもと違う電車なので、のんたんにも状況を説明しました。「今、京王線で新宿に向かってます」というと、あまり乗ったことがない線だったようで、駅名に興味を持って、電車のアナウンスを復唱したりして、楽しんでいました。思いがけず、混乱の中での移動になりましたが、のんたんが一緒だったので、ほんのりして、落ち着いていられました。
ありがとうございました。



こういうアクシデントがあると、
おふたり体制の方がいいのかなあ、と思ったりもします。
でも、当日は、イナガキさんが落ち着いて行動してくださったおかげで、
長男は不安になることもなく、
いつもと違う電車を、楽しみながら移動できたようです。
ほんとうによかった。^^


イナガキさん、ほんとうにありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

全盲難聴・のんたん ボランティアさんとおでかけ(2018年5月19日)

2018年5月19日 ウクレレ教室で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


5月19日に、長男がおでかけしたときの日記です。
この日は、朝10時のお迎えから帰園する16時までの6時間を、
タケダさんにご担当いただきました。


朝10時に、S園まで迎えに行っていただき、
高田馬場でいっしょにランチを。
その後、ウクレレ教室に行き、
16時にS園に送っていただく、というコースです。


【タケダさんからいただいたメールです】
この日は、「お馬の親子」の日で、S園から豊田駅まで、いっしょに歌っていきました。時々私の指をコードに見立て「◯◯マイナ」と言って弾いたり(笑)、一緒に歌うようにご本人の耳を私に近づけたり。(私が音痴なので、時々同じフレームを繰り返していました 笑)
昼食は、何度聞いても“ハンバーグ”と。なので、今回もガストで食べました。


レッスンの時間になっても、ノゾミくんの気持ちは「お馬の親子」なので、ウクレレで「お馬の親子」を弾き始め、先生に何度も「太陽にほえろを弾こう」と促されました。それでも、なかなか止めず、6~7分して満足したのか、やっとレッスンを始めました。この後は、いつものように先生とノリノリで熱心に弾いていました。(曲は、太陽にほえろではありませんでした。)


先生がチューニングをしている間に、もう「お馬の親子」を弾き始めました(笑)。


帰りは、高田馬場駅まで歩いているあいだは、「お馬の親子」を歌っては「カラオケ行こうっか」の繰り返し。私の「行こうね」の答えを待っているようです。
また  「お父さんに聞いてね。お父さんに伝えるね。」と言うと、今度は「8月に行こうっか。夏休みに!」と言ってました(笑)。


帰りの電車の中では、疲れたのか寝ている事が多かったです。(レコーダーでお馬の親子は聴いてましたが)
ノゾミくんのレッスンを見ていると、あ~ぁ、発表会も見たいなと・・・都合が悪く残念です。
一枚目の写真は、奥で先生がチューニングをしている間にもうお馬の親子を弾いていた時のものです(笑)


「お馬の親子」。
S園で、みんなで歌ったのでしょうか。
冬休みに帰宅したときも、
長男は、「カラオケで、お馬の親子を歌いたいです」
と、何度も言っていました。


なので、カラオケパセラに行ったときも、
もちろん、「お馬の親子」をリクエスト。
長男がうれしそうに歌うので、私もいっしょになって、
結局50回くらい歌ったと思います。(苦笑)


長男は、画面の歌詞を見ながら歌うことができないので、
歌詞を覚えていて、いっしょに歌える歌は、貴重です。
次回までに、またレパートリーが増えているといいな。^^


今日の写真は、長男の後ろ姿ばかりなので、最後に正面からの写真も掲載します。^^


2018年5月5日 上野しのばずの池で。

全盲難聴・のんたん S園の「新年会」(2018年1月12日)

2018年1月12日 S園の新年会で。(全盲難聴・のんたん 22歳)


1月12日


13日間の冬休みを終え、1月4日に、
長男はボランティアさんといっしょに、S園に帰園しました。



そして、園での生活を再開して一週間後の1月12日に、
S園では、新年会が開かれました。


お食事をしながら、さまざまな演し物を楽しんだようで、
長男も、音楽グループ「ひまわり」のメンバーとして、
舞台で演奏しました。



お料理は、松花堂弁当(祝い善)です。
おいしそうですね。^^


新年会のお祝い膳です。


S園では、毎日、職員の方々も、園生と同じものを食べています。
園内の厨房では、毎日、一食あたり、500人分を作るとか。
すごいですね。^^


その厨房のみなさんの腕の見せ所が、
クリスマスお祝い会でのごちそうと、
新年のおせち料理です。
特におせち料理では、毎年、みなさんで検討を重ねるそうです。
年末年始、自宅に戻らない園生が、
S園で楽しいお正月を迎えられるように、
厨房のみなさんが腕をふるいます。


長男は、お正月を自宅で過ごすので、
そのおせち料理をいただいたことはありませんが、
必ず、鯛の尾頭付きがついているそうです。
おいしそうですよね^^


2018年のおせち料理です。ひとり分のお膳になっています。お煮しめ、酢蓮、かまぼこなどに、必ず、鯛が一尾ついています。年末年始をS園で過ごす園生のための、S園のこころづくしです。(2018年1月1日)

クリスマスお祝い会のごちそうです(2017年12月19日)。
なんと、これが一人前です。こんなにたくさん、食べられるのでしょうか。^^


こうして、新年会も終わり、再び、
長男がS園での生活を楽しむ日々がもどりました。