MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

のんたんの冬日記⑥ こんなことになるとは。(2月10日)

2018年2月10日 卒業の記念に。(あみちゃん 22歳)


長女ひとりの写真、おもいきって、掲載しました。


長男はともかく、お年頃の長女の写真を、
こんなふうに掲載していいのか?
という葛藤が、ないわけではないのですが・・・。


このブログは、そもそも、
「家族のたいせつな思い出を残しておくために」
「私が死んだあとも、見てもらえるように」
という気持ちで書いているので、
やはり、顔にシールを貼って掲載するのは、
ちょっと違うかな、と。


さて、カメラマンさんの写真撮影が終わり、
次は、家族の撮影タイムです。
自分のスマホで、自由に撮らせていただきました。
でもやはり、プロの写真とは、全然違います。^^



そして、撮影が終了した後、
別室に案内された私たちを待っていたのは、
「写真選び」
だったのでした。(苦笑)


よく考えれば、あたりまえですよね。
たくさん撮った写真の、どれを採用するのか、
カメラマンさんが決めてくれるわけはありません。
「お気に入りの」「最高の」写真を決めるのは、私たちです。


PCの前に全員で座ると、
画面には、100枚以上の写真が、次々と現れました。
「ここから、どうやって選ぶの?」
と、呆然としていると、カメラマンさん、さすがです。


「ここから一枚を選ぶのは、むずかしいですよね。
 『これはなくてもいいな』と思うのを、選んでください。」と。


なるほど。
これなら、決めやすいですよね。^^


まずは、「ひと目見て、これはイマイチ。」と思うものが、
どんどん消されていきました。
半分くらいに絞ったあとは、
カメラマンさんが、4枚をグループにして、一度に表示してくれます。
「この4枚の中で比べて、落としていい物を選んでください。」と。


なるほどね~。
感心しました。
たくさんある写真から、いいと思うのを選んでいくときには、
「落としてもいいと思う物」から消していくと、絞りやすい、
ということです。
この考え方、写真以外でも、使えそうです。


そうして、どうにかこうにか絞って、最後に残った、6枚。
100枚から、選びに選んだ、6枚です。


「私たちも一生懸命撮ったので、
 できるだけたくさん、
 持って帰っていただきたいです^^」と、カメラマンさん。


私たちだって、本当は、全部持って帰りたいところですが、
写真は、おきまりの「台紙」に装丁されて、一枚8000円です。
お高いですが、カメラマンさんや衣装の方々の人件費を考えれば、
致し方ないですね。


6枚全部買うべきか、とうしようか・・・
と迷っていると・・・。


さらに!
「アルバムとして、製本もいたします。」
と、見せられたサンプル。


通常の台紙に貼った写真は、個々の装丁になるので、
写真ごとに、いちいち開くのが面倒です。
でも、全部まとめて本にしてもらえると、一度に見られます。
これはなかなかよさそうです。


そのうえ、
「表紙のデザインには、今日の着物の柄を、そのままお入れします。」
「大学の名前もお入れします。」
・・・などと、続きます。


製本した場合のお値段は・・・。
ひゃ~
台湾に旅行できちゃいますね。^^


まよった。
すっごく迷いました。


思わず、「どうしよう」と、夫に聞きました。
いちばん聞いてはいけない人に、聞いてしまいました。


こういうとき、ええかっこしいの夫は、必ず、
「まあ、いいんじゃないの。」
と言います。


夫は、海外旅行でも、「値切る」ということが、苦手です。
値切るのは、いつも私。
ベトナムのタクシー詐欺でも、
2倍の料金を払ってすませようとした人です。(苦笑)


・・・そんなわけで。
うんと、うんと、迷いましたが、
結局、決めました。
「あのとき、本にしておいてあげればよかった。」
と、後悔したくないので。


「一生に一度のことだから。」
なんて思うと、弱いですよね。
すごい金額でしたが、払ってしまいました。


これはきっと、
「子どものため」ではなく、「自分のため」です。
自分がそれを作って、満足したかったんです。
でも、いいじゃない。
ここまでがんばって、そだててきたんだから、と。


ここまでの顛末を、横ではらはらしながら見ていた、長女。
「ありがとう。」
と、お礼を言いながらも、すまなそうにしています。


卒業式の当日に、長女がひとりで出かけて、一枚だけ撮っていたら、
8000円ですんだし、
こんなすごい金額のアルバムを作ろうなんて、
長女ひとりでは、絶対に決まらなかったことでしょう。


そこで、ようやく、気がつきました。
そうか。
だから、家族写真をプレゼントしてくれるんだ・・・と。(笑)


長女がひとりで撮ってくればいいと思っていたのに、
親がでてくることになったのは、
「家族写真をプレゼント」と言われたからでした。


タダだから、と、家族全員で気合いを入れて集まります。
せっかく前撮りするのだから、と、
カメラマンさんも気合いを入れて、
たくさん撮ってくれます。


持ち帰る写真が、一枚ですむはずもなく、
「アルバムにしませんか?」と。(苦笑)
このとき、親がいっしょにいてこそ、
高額なアルバムが、検討対象になるのです。


そうだったのか~・・・。
「肉を切らして、骨を切る」
じゃないですけど、
「一枚の家族写真で釣って、
 結局は、高額なアルバムを買ってもらおう。」
ということだったんですね。(爆笑)


「タダで家族写真を撮ろう」と思ったところで、
すでに、負けていたんだなあ、と、
今頃気づく、私です。


いや~。
レンタル業者さんに、まんまと、やられました。
長女一人で行かせて、8000円ですませるつもりだったのが、
気がつけば、すごい出費です。


もう、笑うしかないですね。
この私としたことが・・・(笑)。


でも。
後悔はしていませんよ・・・。
家族で、こんな、いい記念写真が残せたのですから。


予想外の出費になってしまったけど、
でもやっぱり、撮ってよかった。^^


来年の年賀状は、これで決まりです。
(あ、ベトナムの王様一家の写真もあった!笑)



次回は、このあとにいただいた、「お祝い膳」をご紹介します。


(つづく)

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