MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
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やっぱりイタリア 12日間 36 - サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会③ 最後の晩餐(2026年2月8日/3日め)

MIYO

2026年2月8日 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会で、マンマの手作りマフィンを買いました。(イタリア・ミラノ)


2月8日(日)- 3日め


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

に来ています。


美しい教会内部に魅了されたあと、外に出ました。

左端に見えているのが教会の正面入口です。教会の外観は、ロンバルディア地方の慣例に従った郷土色の強いものになっているそうです。

MIYOのおめあては、入り口で少年たちが売っていたケーキ。今度こそ買います。😊

この、雪のようなクリームがかかったマフィンに興味津々。作った方が添えたと思われる、原材料を手書きしたメモも微笑ましい。^^ 「きび砂糖、白砂糖、軟質小麦粉、バター、卵、バニラ、チョコレート、酵母、オーツ麦フレーク」…と書いてありました。

「バニラ味のマフィン(Muffin alla vaniglia)」は、1個2.5ユーロ(約450円)。ちょっと高かったけど、教会に寄付したつもりで。笑

あまり乗り気でなかった夫も、ひと口食べたら笑顔。イタリアのマンマの手作りマフィンは、とってもおいしかった。😊

最後に、少年たちといっしょに記念写真。

マフィンを食べながら、再び歩き始めました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の全景です。有無を言わさぬ美しさでした。後陣天井部分が傘型を成しているのもおもしろいですね。

傘型の後陣ドームの方へと、建物に沿って歩きました。

外観があまりとげとげしていませんが、これもゴシック様式なのだそうです。

たくさんのヴォールトを傘型に組んであるという、とても凝った設計です。

教会の背面に来ました。後陣では、いくつものドームが組み合わさっていました。

美しすぎて、言葉もありません。


さて。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

と言えば、

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」

(1498年)

があることで知られています。


「最後の晩餐」です。ユネスコの世界遺産に登録されています。(ウィキペディアより)


この「最後の晩餐」は壁画で、

敷地内にある、

ドメニコ会修道院の食堂に描かれています。


【米軍のミラノ空爆と「最後の晩餐」】

第二次世界大戦中の1943年8月、アメリカ軍がミラノを空爆し、スカラ座を含むミラノ全体の約43%の建造物が全壊しました。その際、この教会でも、食堂の屋根が半壊するなどの被害を受けました。が、壁画のある壁は、爆撃を案じた修道士たちの要請で、土嚢を積み上げ、足場を組んで保護されていた事もあって、崩壊を免れました。しかし、3年間屋根の無い状態となり、この期間にも激しく損傷しています。建物については、設計図が残っていたため、その後復元されました。

「最後の晩餐」は、制作当時に奇跡の絵画と呼ばれましたが、第二次世界大戦の爆撃を経て、500年以上存在していることもまた、奇跡だと言われています。

(ちなみに「ミラノ大聖堂」については、米軍ははじめから爆撃の対象から除外していたそうです。)


この「最後の晩餐」を鑑賞するためには、

公式サイトから予約しなければなりません。

料金は、ひとり15ユーロ(約2700円)。

*2025年の価格です。

*「ひとり15分」の時間制限付きです。


チケットの予約は、

3か月くらい前から開始されるようで、

おそらく、即日完売に近いのではないか

と思われます。

イタリア行きを突然思いつき、

出発の17日前に航空券を買った私たちは、

完全に出遅れていました。


けれど、

「どうしても『最後の晩餐』を見たい」

という場合は、

方法がないわけではありません。

「『最後の晩餐』鑑賞を含むツアー」

というものが、ミラノでは、

いくらでも催行されているからです。


この現地ツアーに入れば、誰でも簡単に、

「最後の晩餐」を見ることができます。

いくつかの例をご紹介します。


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の内部を見学し、「最後の晩餐」を鑑賞するツアー(英語ガイド付き・1~2時間)です。料金は、ひとり18622円ですと。


教会内部は、私たちも見学しましたが、

入場無料です。

そして、公式サイトから予約すれば、

「最後の晩餐」の見学料は2700円。

つまり、

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

の見学料は、「最後の晩餐」を含めて、

本来なら2700円なのです。

ところが、あるツアー会社では、

これを18622円で販売しています。

ほぼ7倍ですね…。


ちなみに、私たちが前日訪れたミラノ大聖堂(ドゥオーモ)に行くツアーは、ひとり11850円。


私たちは、エレベーター付きの

いちばん高いチケットを買いましたが、

それでも、ひとり26ユーロ(約4680円)。

英語ガイド付きとはいえ、ほぼ同じ内容で、

現地ツアーだと11850円になります。

本来の価格の2倍以上ですか…。

*ちなみに、見学順路は決まっているので、ガイドがいなくても中で迷うことはありません。


極めつけ。「最後の晩餐」を見て、ミラノ大聖堂に行き、スフォルツァ城ではフィラレーテの塔を外側から見るだけという、3~4時間のツアーは、驚愕の25393円。


ツアー料金はひとり25393円ですが、

私たちが実際に現地で支払ったのは、

 スフォルツァ城:540円(シニア割引)

 ミラノ大聖堂:4680円

 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会:無料

ということで、合計5220円。

私たちは、3か所を2日かけて、

ゆっくりと見学したのですが、

この内容に加えて、

「最後の晩餐」を見ようとすると、

ツアーに入らざるを得ません。

ひとり25393円の半日ツアーの価格は、

実際の料金の4倍以上。

「最後の晩餐」鑑賞が含まれるだけで、

いきなり20000円以上も高くなるわけです。


夫は、日本を出発する前にこれを見て、

考え込んでしまったそうです。

そして、

「最後の晩餐」は見ない。

という結論になりました。


私も、この考えに賛成しました。

せっかくミラノまで来たのだから、

見られるものなら見たい。

でもこの価格は、

いくらなんでも高すぎました。

(ケチな夫婦です。笑)


「一般の旅行者が簡単に買えないチケットが、

 旅行会社の高いツアーでは

 いくらでもあるって、どういうこと?」

「3か月前に、チケットを

 買い占めてる業者がいるってこと?」

「たとえ買い占めたのが売れ残っても、

 チケットを買いたい人はいくらでもいるから、

 簡単に売りさばけるし、

 業者は買い占めてもソンをしないってこと?」

「もしかして行政が、地元のツアー会社には

 優先販売しているのかな?」


などと、夫に質問してみましたが、夫も、

「オレもよくわからん。」

と…。😓


いえ。

現地ツアーが全部悪いとは思いません。

離れた場所を効率的に周ってくれるものなど、

便利なツアーもあり、

私たちもよく利用しています。


けれど、ミラノの「最後の晩餐」ツアーは、

「あまりにも高すぎる」というのが、

私たちの結論でした。


まあそれでも、

たとえ前日の申し込みであっても、

(お金さえ払えば)

「最後の晩餐」に連れて行ってくれる、

というのは、

「たまたま出張で訪れ、少しだけ時間ができた。」

なんていう場合には便利だと思います。


けれど、それにしても高い。

(と思うのは、私たちだけなのかな。)

「最後の晩餐」を利用して、

ツアー価格を吊り上げているような…。

そんな気が、しないでもありません。


ミラノは本当に、なんでも高くて、

「いやなら見るな。」

「いやなら来るな。」

と、言われているように感じる場面が、

時折りありました。

(後になって、それはミラノだけのことではない、

 ともわかってくるのですが。)


ひとつひとつについて、

「こんなにも払う意味があるのか?」

「そうまでして行きたいのか?」

と自分自身に問いかけ、

訪れる場所や見るものを決めていく…。


イタリアでは、

そんな決断を迫られながらの旅行を

せざるを得ないときもありました。


(つづく)

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