トキメキのトルコ。走り続けた10日間 43 - アクサライ:キャラバンサライ(隊商宿)①(2025年1月13日/5日め)
(2025/12/23 17:00記)

2025年1月13日 アクサライのキャラバンサライで。(トルコ・アクサライ)
1月13日(月)- 5日め
アクサライの、
キャラバンサライ(隊商宿)
に到着しました。
えっ これが「お宿」ですか…? 城塞みたいですが。

【アクサライのキャラバンサライ】
かつてこの地には、セルジューク・トルコ王国がありました。首都は中央部のコンヤで、12世紀から13世紀にかけて 大いに繁栄しました。
当時のスルタンのひとりであるカイクバード1世は、国内の交易路(キャラヴァン・ルート)の整備を計りました。そのため、内陸部のカイセリからアクサライや首都のコンヤを通って地中海沿岸に至る街道には、多くの隊商宿が設けられ、その多くが今も残っています。なかでも、アクサライ近くのキャラバンサライ(スルタンハヌ)やカイセリ近くのキャラバンサライ(スルタンハヌ)は、最も堅固で規模も大きく、いずれも、カイクバード1世が寄進したものでした。なかでも、「トルコ最大規模」と言われているのが、この「アクサライのキャラバンサライ」です。
【キャラバンサライ(スルタンハヌ)】
キャラヴァンサライという呼称は、ペルシア語に由来しており、トルコでは「ケルヴァンサライ」と言います。「スルタンハヌ」とも呼ばれますが、これは、「スルタンが造った王立隊商宿」という意味です。
入場料は20トルコリラ(約80円)。

キャラバンサライの入り口です。宿全体が、厚さ2mほどの頑丈な周壁で囲まれています。

周壁には、入口が1ヵ所しかありません。これは、盗賊団に対する防御機能を第一に考えたためです。要塞のような造りであったため、隊商は安心して泊まることができました。

正面の扉口は、
シリア風の精度の高い石造で、上部には、
ムカルナス(鍾乳石飾り)の細かい彫刻が
ほどこされています。
正面扉口を通り抜けて、内側から扉口を見ています。


この扉口を抜けただけで、すでに感動していた私たち。😅

彫刻がすばらしい。^^

さて、内部には、奥行きのある中庭が広がっていました。中央に見えているのは、小モスク。ここで祈りを捧げたのですね。^^

小モスクの中には水場があり、2階は 小礼拝室(メスジト)になっていました。壁面には、アラベスクの浮彫が見られます。

小モスクの左右には、こんな壁が続いています。この内側が宿泊所だったんですね。宿泊客のための食堂やハマム(浴場)、ラクダなどを休ませる部屋もあったそうです。

一般的なキャラバンサライの平面図です。ここアクサライのキャラバンサライも、大体こんな感じでした。

そのまま、中庭を直進すると、小モスクの後ろに、さらに別の入り口が見えます。この奥が、列柱ホールになっていました。

列柱ホールの内部です。ここは宿泊室で、24本の剛柱が立ち並んでいます。ここで隊商は荷を下ろし、ラクダや運搬人たちと共に夜を過ごしました。ここはまた、商品交換を行う「取引ホール」としても利用されました。

ドーム状の細長いエリアが、いくつも並んでいました。



当時宿泊した隊商は、ここで夜を過ごすとともに、昼間は品物を並べて、取引をしました。

ホールには小さな小窓が設けられているだけだったので、ほの暗く、幻想的な空気に満ちていました。

次回は、この列柱ホールの中を歩きます。
(つづく)