34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 71 - ラオス・タイ国際鉄道② タイ・ノンカイ駅(2025年3月18日/5日め)
3月18日(火)- 5日め
ラオス-タイ国際鉄道に乗るため、
ヴィエンチャンのカムサワート駅に来ています。
無事、乗車することができましたが、
夫は少しもじっとせず、
MIYOと荷物を座席に残して、
あちこちを歩き回り、写真を撮っていました。
列車の中から見た、カムサワート駅の構内。このエリアに大勢の人が待機していたのですが、みんな乗車してしまったので、今は閑散としています。
そして隣りのホーム。駅の周囲には、民家が少しある程度で、ほかにはなにもありません。笑
隣りに連結されていた、3等座席の車両です。
3等車両の洗面所。
そして夫は、私たちの座席がある車両を通り過ぎて、2等座席の車両まで見に行ったようです。
3等車両の洗面所。これはもしかして、日本で運行していたときのままなのでしょうか…。
あははは。トイレまで撮ってる…。洗浄用のシャワーホースがあるので、この便器はタイ仕様ですね。^^
そしてトイレドアの取っ手には、「ひく」の表示が…。さらに、燦然と輝く、「乗務員室」の文字…。なんか、うれしいですね。^^
やれやれ、あーつかれた、と座席に座りこんでいるところまで撮られてしまいました…。
そんなこんなで、午後6時25分。
定刻どおりに、列車は出発しました。
私たちの座席は、JRでかつて使用されていた、開放型寝台車両。2段ベッドが向かい合わせで並んでいます。これは、MIYO(下段)と多動夫(上段)の席です。中古とは思えないくらいに、あちこちぴかぴかできれいでした。^^
ここからのんびり、列車の旅。
…とはいかないのが国際列車です。
午後6時40分ごろ、
列車は国境にあるメコン川を越え、
いよいよタイに入りました。
6時45分、ノンカイ(Nong Khai)駅に到着。ここはもうタイ側です。
ここで、「荷物を全部持って車外に出るように」とのアナウンスがありました。
列車に乗っていた数百人の人々が、一斉に出入国手続きを行うため、時間がかかります。全員がこの場所に集まり、入国審査の列に並んだのですが、この状態でかなり待たされました。
検疫と…、
税関。国境を超えるので、空港でいつもやってることと同じプロセスをたどります。
1時間近くかかりましたが、パスポートチェックも終わり、ようやくタイに入国。^^ 日本人はタイのビザを免除されているので、ここではパスポートを見せるだけです。
「ヴィエンチャン←ノンカイ→クルンテープ・アピワット(バンコク)」と書かれたプレート。これを見て、「ああ、もう本当に、ラオスには居ないんだな…。」と、しみじみ思いました。
上の写真で、
奥に飾ってある額の、かわいらしい女性は、
タイ・シリントーン王女だと思います。
(現在は70歳くらいのはずですが。)
2009年、タイ・ラオス双方から敷設した線路が、
メコン川に架かるタイ・ラオス友好橋で
結合しました。
そのときに開催された開通式に、
タイを代表して出席したのが、
シリントーン王女だったそうです。
この路線の工事はその後も続きましたが、
2024年7月に、ようやく、
タイ・ラオス国際列車として、
ヴィエンチャン・ カムサワート駅で、
営業を開始しました。
7時40分。出入国手続きが終わり、再びホームに戻ってきましたが、列車の姿はありません。隣りのホームには長~い列車が停まっていて、まちがって乗ってしまいそうです。笑
隣りのホームに停まっていた列車です。ちょうど、出発するところでした。
窓の奥で、楽し気に食事している人たちが見えました。
この26号は、私たちの134号より少し早く、
19時40分にノンカイを発車します。
同じクルンテープ・アピワット行きですが、
寝台車ではありません。
でも、たくさんの車両が連結された、
長い長い列車でした。
寝台車は運賃が高いので、
座席のみの車両で移動する人の方が
ずっと多いようです。
こちらのホームには、「出発は20時15分」と書いたプレートが置いてありました。
出発まで、まだ30分以上あります。
ということで、多動夫は、
早速、お買い物にでかけました。笑
ラオスのお金(キップ)が
少しだけ残っていました。
ほんとうは、カムサワート駅で
全部使ってしまおうとしたのですが、
「ろくなお店がなく、買うものがない。」
と、夫は手ぶらで戻ってきました。笑
このノンカイ駅はタイ側ですが、
まだラオス・キップが使えたので、
そのお金を全部使って、
なにか食べ物を買ってしまおう、
という目論見です。
夫がでかけているあいだ、
MIYOはホームに残り、
いつものように、荷物番をしていました。😊
(つづく)





















