34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 7 - 伝統芸術民族センター(TAEC)①(2025年3月14日/1日め)
2025年3月14日 伝統芸術民族センター(TAEC)で。(ラオス・ルアンパバーン)
3月14日(金)- 1日め
ホテルの部屋に荷物を置いて、
日中のいちばん暑い時間に、
町歩きを開始しました。(アホです)
ホテルの周囲は、だいたいこんな感じです。
2階建ての、昔風の家が続きます。
以前来た時とあまり変わらない気がします。
「この町は、34年前から全然発展していないの?」
…と、夫に訊いたところ、
「町全体が世界遺産だから、
勝手に家を建て替えできないし、
これ以上の高い建物も建てられないんだと思う。」
とのことでした。
なるほど…。
ここは世界遺産なんですね…。🙄
34年前に来たときは、「世界遺産」という概念が
まだ世の中になかった時代。
その後、1995年に、
ルアンパバーンは世界遺産に登録されたのですが、
そんなことも知らないで、夫に言われるがままに、
再び、ここまで来てしまったわけです。(アホ)😅
【世界遺産 ルアンパバーン】
ラオス北部の古都で、旧市街が世界遺産に登録されています。旧市街の建物は、19世紀の終わりのフランス植民地時代に建設されたもので、現在はほとんどがゲストハウスとして利用されています。 ルアンパバーン旧市街の建築物は、文化的に重要で保存に値することから、1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。それ以来、旅行雑誌などで高い評価を得ており、直近では英国の観光ガイドブック「ロンリープラネット」が選ぶ「2025年にアジアで行くべき場所22選」で1位に選ばれています。現在は、ルアンパバーン国際空港からバンコク(タイ)、チェンマイ(タイ)、シェムリアップ(カンボジア)、ハノイ(ベトナム)、海南(中国)、深セン(中国)、西安(中国)への国際直行便が就航しています。また、中国ラオス鉄道を利用した訪問も増えています。2024年の外国人観光客は155万人でした。国籍別では中国人がトップで、その1/3を占めています。ちなみに、日本人は約8万人でした。
…ということで、こんな感じの家が続きます。19世紀末に建てられたものだったんですね。🙄
このあたりは全部、外国人向けのゲストハウスになっていました。
ラオス風のシャレた建物は、ラオス航空ルアンパバーン支店。
夫は、花の写真をたくさん撮ってうれしそう。^^
こんなふうにして、
炎天下を30分くらい歩いたあと(←アホです)、
「さしあたってどこへ行こうか?」
と相談しました。
ほんと、場当たり的なんですけどね。😅
スマホで調べてみると、
伝統芸術民族センター
(Traditional Arts & Ethnology Centre)
というのが、歩いて15分くらいのところにある、
とわかったので、そこを目指すことに。
グーグルマップを頼りに歩いていたら、TAECのパネルを発見。道は合っているようです。
大通りを外れて、山の中の坂道に入りました。夫は振り向きもせず、どんどん歩いて行きます。そもそも、この民族センターをスマホで見つけたのは、私なんですけどね…。😔
…と思ったら、途中で大きなジャックフルーツを見つけて、引っかかってました。笑
子どもみたいだな…。😅
またも、TAECのパネルを発見。写真がきれいで、ワクワクしてきました。
ようやく前方に見えてきた、かわいらしい建物。どうやらあれがTAECのようです。
伝統芸術民族センター(TAEC)です。
【伝統芸術民族センター(TAEC/Traditional Arts and Ethnology Center) 】
ラオスは多民族国家であり、50の民族が国家によって認定されています。なかでも、山岳民族の伝統的な技法に基づく民族文化遺産や生活を保護、継承、普及することを目的として、2006年に設立されたのがTAECです。博物館の役割を果たすと同時に、ラオス全土の職人コミュニティと直接つながり、フェアトレードの販売促進を行っています。
入り口のデスクで、ひとり35000キップ(約210円)の入場料を支払うと、こんなシールをもらいます。これを自分の服に貼り付けると入場できます。
そして館内へ。「ラオスの多様な民族たち」と書いてあるパネルの向こう側には、山岳民族の文化に関する物品が、ていねいに展示されていました。
これは、山岳民族が使う生活用品や道具たち。
生活用具もさることながら、
この博物館でのいちばんの特徴は、
少数民族ごとの衣装が
美しく展示されていることでした。
次回から、その衣装の数々を、
ご紹介したいと思います。
(つづく)















