MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 26 - 五妃廟で刨冰(2017年7月2日/3日め)

2006年9月2日
人と関わる、よろこび。(全盲難聴・のんたん 11歳)



王さんが連れて行ってくれたのは、ひっそりとした公園でした。
きれいに整備されていて、芝生の緑がきれいです。
「五妃廟」というところでした。



⑨五妃廟(ごきびょう)


名前からもおわかりのとおり、ここは、5人のお妃様を祀っている廟です。
明朝の時代(1368年~1644年)、明朝最後の王、寧靖王が清軍に追われ、
鄭成功と共に台湾に渡ってきました。
が、その後戦いに敗れ、寧靖王は死を決意します。
その時、袁氏、王氏、秀姑、梅姐、荷姐の5人のお妃達が、
皆、寧靖王に先立って命を絶ってしまったのです。
寧靖王は、彼女たちの遺体を南門城外の魁斗山へ埋葬した後、
自らも彼女らの後を追うように命を絶ちました。
この悲しくも美しいお妃達の話は、後々まで伝えられました。
その後、清朝の時代の1751年に、お墓が修復され、
「五妃廟」として祀られることになりました。



お墓というより、たいへんきれいな公園なのですが、
私たち以外に、観光客はいません。
地元のお年寄りが、5,6人集まっていて、おしゃべりを楽しんでおりました。
のどかです。
夕暮れの公園を、のんびりと散策しました。


歩いていると、5人のお妃だけでなく、
いっしょに自害した宦官のお墓もありました。
王様ひとりのために、大勢がなくなったんですね・・・。


しかし暑いなあ・・・。
と思っていたら、目の前に、いきなり、王さんが登場。
あれ、車で待ってるはずなのに。


見ると、王さんの両手には、台湾名物の刨冰が(笑)。。
王さん、私たちのために、わざわざ買いに行ってくれたんです。涙



刨冰とは、かき氷の上に自分の好きなトッピングをのせて食べる、
台湾独特のかき氷のことです。
小豆やピーナッツはもちろん、
仙草やタピオカなどがはいることもあります。


夏の夕暮れ。
3人でいっしょに、刨冰を食べました。
ついさっき、屋台でかき氷を食べたけど、
暑いので、もうひとつくらい、軽くいけました。^^


王さんの心づくし。
台湾式の、いろんな種類の煮豆がいっぱいはいった、
おいしい、おいしい刨冰でした。


今朝、台北から新幹線でやってきて、
5,6時間ほど観光しただけなのに、
台南で数日を過ごしたような気がします。
中身がいっぱいつまった、台南観光でした。
王さんのおかげです。


とうとう、帰りの新幹線の時間まで、あと一時間になっていました。
王さんの運転する車で、台南駅へと向かいました。


(つづく)


「ガンになって」シリーズを、
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