MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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南ベトナム11日間 カントーを歩く 23 - カイラン水上マーケット⑥ 緑豆のロール菓子「バイン・クオン・ンゴット・カントー」(2026年4月7日/4日め)

MIYO

2026年4月7日 カイラン水上マーケットで。(ベトナム・カントー市カイラン地区)


4月7日(月)- 4日め


カイラン水上マーケットに来ています。


私たちの船が立ち寄ったのは、

川の上に造られた、

フローティングハウスでした。


ハウスの右半分に、ココナッツキャンディー工場がありました。

中にはお土産物屋さんとカフェがあり、壁の内側でココナッツキャンディーを作っています。「LỎ KẸO DỪA - CƠM NO」は、「ココナッツキャンディー工場とお腹いっぱいになるごはん」という意味だそうです。


そして左半分には、

米麺工場がありました。


かまどでは、バイン・クオン・ンゴット・カントー(bánh cuốn ngọt Cần Thơ)を作っている最中でした。鍋(?)の中でなにかを蒸しているようで、できあがるのを待っている人たちで人だかりができていました。


【バイン・クオン・ンゴット・カントー(bánh cuốn ngọt Cần Thơ)】

メコンデルタ・カントー周辺で親しまれているスイーツです。名前の意味は、

 bánh:粉物の料理・菓子の総称

 cuốn:巻いたもの、ロール

 ngọt:甘い

 Cần Thơ:地名「カントー」

ということで、直訳すると、「カントーの甘いロール菓子」といった意味になります。

バイン・クオン・ンゴットは、メコンデルタ周辺のローカルなスイーツなのですが、特にカントーエリアで親しまれているものを、バイン・クオン・ンゴット・カントーと呼びます。

作り方は、米粉のゆるい生地を薄く蒸した「生ライスペーパー」を作り、その上に、甘く味付けした緑豆あんをのせます。それをくるくると巻いて、細長いロール状にして、食べやすいように輪切りにして盛りつけます。地域やお店によって、ココナッツやごま、色付きの生地などのアレンジがあります。カントーでは、パンダンリーフなどで緑に色付けしているのが特徴です。子どものおやつや、農園・水上マーケット観光の途中で出てくる「手作りのおやつ」として知られています。


ひとり分ずつを手作りしていくようすを、興味津々で見守りました。生地が緑色なのは、パンダンリーフで色付けしてあるためです。


「バイン・クオン・ンゴット・カントー」

作り方教室の始まり、始まり~。

(って、それを知りたい人がいるのか?🙄)


①まずはこのかまどで、生ライスペーパーを作ります。

②お湯をはった鍋の上に薄い布をピンと張ってあります。鍋のお湯が沸騰したら、布の上に米粉のゆるい生地を薄くのばし、フタをして、しばらく蒸します。

③次に登場するのがコレ。カイ・ベット・ボット(cây vét bột)という名前です。鬼のこん棒みたいで、ちょっとぎょっとするのですが、竹製なので軽いようです。

カイ・ベット・ボットは、できあがった生地をすくいとるためのヘラとして使います。「竹製のあおぎ棒」とも言われます。

④鍋のフタをとり、中で蒸されていた生地の上でかるく振ります。どうやらあおいでいるようなのですが、どうしてこん棒なのか、そしてどうしてうちわを使わないのかはわかりません。

⑤おおっと、ここからが見ものです。竹のあおぎ棒に手早く巻き付けて、生地をすくいあげました。

⑥すくいあげた生地を、こん棒ごと、となりの作業台に運び、手際よく落とします。

⑦蒸し上がったばかりの生ライスペーパーは、きれいな緑色で透き通っています。そこにゴマをふりかけ、さらに、餡(緑豆、ココナッツ)をのせていきます。

よく見ると、作業台も竹製です。

竹で編んだ、大きな作業台です。

⑧ライスペーパーをくるくると巻いていきます。

⑨巻きあがったら、容器の上で、ハサミでちょきちょきと切って…、

➉もう一度白ゴマをふりかけたら…、

⑪はい、できあがりでーす。😊

「ひとつ買おうよ~。」と言うと、夫もうなずきました。MIYOは現金を持ち歩かないので…、

こういうときは夫が払います。ひとつ100円くらいだったそうです。

「えへへ。買っちゃった。」(正しくは、「買ってもらっちゃった」です。笑)

このときに買ったバイン・クオン・ンゴット・カントーは、船に戻ってから、船の中で食べました。


生地はもっちりとしていて、

少し弾力があります。

中の緑豆あんは、

ほくほくとした、やさしい甘さでした。

白ごまが香ばしいアクセントになっています。


カントーの手作りお菓子、

バイン・クオン・ンゴット・カントーは、

素朴だけれど香り豊かな

南ベトナムの味でした。


それにしても…。


2009年に見学したココナッツキャンディー工場では、ひとつひとつのキャンディーを、みなさん素手で、紙に包んでおられました。(2009年7月27日 ベトナム・ミトー)

このときの日記です。

南ベトナム11日間 カントーを歩く 22 - カイラン水上マーケット⑤ ココナッツキャンディー工場(2026年4月7日/4日め)


当時は、「まあこんなもんだな。」と思い、

さほど驚くこともありませんでした。


でも今回のカントーでは、ちゃんと手袋をつけておられたので、むしろこっちの方が驚きました。


「17年で、

 ベトナムもずいぶん変わったんだな…。」

と、ヘンなところで感心しました。


ワクワクしながら、できあがるのを見守った、バイン・クオン・ンゴット・カントー。屋台のすぐ隣りにあるのは、ハウ川。水上マーケットの美しい眺めが広がっていました。


(つづく)

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