MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 9 - 「界 ポロト」で晩ごはん①(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。宝楽盛りをいただきました。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


夕食は、界 ポロト内にある、
「お食事処」でいただきました。


一泊二食付きで予約してあったので、食事はすべておまかせになります。どんなものが出てくるのかと、楽しみでした。^^

お酒は、日本酒3種飲み比べセットにしました。(1500円)
 えぞ乃熊 純米(旭川市 高砂酒造)
 北の錦 純米大吟醸 冬花火(栗山町 小林酒造)
 北力 生酛純米(倶知安町 二世古酒造)

先付け
馬鈴薯海宝盛り 山わさび

「クマが運ぶ先付け」だそうです。^^

ふたつ並べてみました。^^

煮物椀 
鮑真薯

大きな鮑がのった、鮑真薯が入っていました。

ここで、土鍋に火が入りました。私たちのすぐ隣りのテーブルで、ご飯が炊きあがるという趣向です。

宝楽盛り
舟の上に、たくさんのお料理が盛られています。この舟は、アイヌ民族が交易に使用した丸太舟をイメージしているそうです。中央のクマさんがかわいらしい。^^

舟の真ん中のクマさんを見て、ウポポイで見たイヨマンテを思い出しました。

イヨマンテ(熊送りの儀礼)で、クマつなぎ杭(くい)につながれた熊です。(2021年11月7日)

このときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 59 - ウポポイ⑦(国立アイヌ民族博物館 - 衣服と生活・儀礼の品々)(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


それでは、順にご紹介していきます。

八寸
 合鴨ロース オレンジ酢味噌かけ
 海老と畑菜の松風
 サーモン棒寿司
 つぶ貝の柔らか煮
 苦瓜とえんどう豆の和え物
 丸十おかき揚げ
 秋鮭三升漬け

秋鮭三升漬けは、青と赤の七宝焼に入っていました。

クマの周りには、お造りが並べてあります。

お造り
お造り取り合わせ(松皮がれい、鮪、ボタン海老)

お醤油の小皿もかわいいです。^^

酢の物
なまこぽん酢

揚物
 たたき海老の新挽き揚げ
 鱧の薄衣揚げ
 野菜の天麩羅 レモン

鱧の薄衣揚げは、お魚の形に見えますね。^^

そして、このたたき海老の新挽き揚げのおいしいこと。サクッとしていて、中には海老といっしょにいろんなものが入っているのも楽しい。^^


お食事は、ようやく半分まで来たところです。
またまたコマ送りになってしまって、
スミマセン。
長くなりましたので、続きは次回に。^^


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 8 - ポロトの森を歩く。(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。ホテル内のレストランで夕食をいただきました。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


「界 ポロト」を出て、
湖に沿って歩き始めました。


ポロト自然休養林(北海道森林管理局 白老町)と書いてあります。

湖の対岸には、ウポポイの伝統的コタンが見えました。

チセが並んでいます。7か月前に行ったときは、このチセを、一軒一軒見て歩きました。

ガイドマップです。この湖の先に、ポロト湿原やミズバショウの群生地があります。ここから3キロくらいのところには、キャンプ場もあるようです。

ポロト湖とポロトの森です。3キロも歩いていると、夕食の時間に間に合わなくなるので、とりあえず、ほんの15分ほど歩いて引き返すことにしました。

夫が撮った写真です。遊歩道に咲いていた、見慣れない花。

帰宅後、グーグルで調べたら、ヤマブキショウマという花だとわかりました。写真を撮るだけですぐに名前がわかるなんて、最近は便利になりましたね。(画像をお借りしました。)

キノコも自生していました。さすがにキノコはわからないだろうと思ったのですが…、

「これはスギタケである」と、グーグル先生が即座に教えてくれました。笑 昔は、けんちんやみそ汁にして食されていたのですが、最近ではスギタケは毒きのこの扱いになっているそうです。キノコが変わったわけではありません。もともと毒性はあったらしいのですが、「スギタケの毒は、その人の体質によって影響がでる場合がある。」と、最近になってわかったということのようです。(画像をお借りしました。)

「ヒグマの出没が多発しています」という注意書きを見つけました。早朝や夕方は要注意らしいです。もう夕方じゃないか、ってことで、早々に戻ることにしました。😅

「界 ポロト」まで戻ってきました。とんがり湯小屋と、すぐ後ろに、ウポポイが見えています。

「界 ポロト」です。4階建てで、向かって右端にあるのが露天風呂付き客室です。この客室の湖に面した部分は、左側がお風呂、右側はテラスになっています。

そして私たちの部屋は、向かって左端。

ここです。^^

おまけです。「界 ポロト」で、小川のある庭に咲いていた花。キレンゲツツジだそうです。グーグル先生、なんでもおしえてくれて、ほんとにすごいです~。笑


晩ごはんは、17時半で予約していました。
というか、もうその時間しか
空いていませんでした。笑


食事は、フロントの隣りにあるレストランでいただきます。

こんな個室に案内されました。照明器具に施された模様が投影されて、壁にうっすらと模様が描かれています。

この日記を書くにあたって、ネットで確認してみたら、「界 ポロト」のサイトにそのまんまの写真が掲載されていてびっくりしました。笑

私たちは個室で食事したので、外の景色は見えませんでしたが、こんな風に、湖に面したカウンター席もありました。(ちなみに、翌日の朝食では、窓際の席でいただきました。)


食事では、テーブルごとに、
専任の担当者がつきます。
この日、私たちの夕食を担当してくださったのは、
パクさんという女性でした。
お父さんが韓国人、お母さんが日本人で、
韓国で生まれ育ったそうです。


写真を撮らせていただきました。^^


カメラを向けたら、Vサインをしてくださって。
思わず私も大笑い。🤣
明るくて、はきはきしていて、それでいて、
物腰がていねいなお嬢さんでした。^^


次回は、このときの晩ごはんをご紹介します。


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 7 - とんがり湯小屋「△湯(さんかくのゆ)」(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。とんがり湯小屋から、湖を眺めました。(北海道白老郡白老町)


6月20日(月)


「ご当地楽」で、
複雑な折り紙に四苦八苦した、私たち。笑
できあがった魔除けを持って、
いったんお部屋に戻りました。


私たちの部屋のドアの前に立つと、後ろには、
長い通路がまっすぐに伸びています。
でもこの通路、よく見ると、
まっすぐではないことに気がつきました…。


通路に沿って、右側に客室が並んでいるのですが、この通路、微妙に歪んでいます。この歪みは、アイヌの狩人が家に帰るときに歩く林の中の道を表現しているのだそうです。たしかに、通常のホテルのまっすぐに伸びた通路に比べると、なにかユーモラスで、柔らかな雰囲気を感じます。^^

客室に戻り、ふたたび、リビングの窓から外の景色を眺めました。

さっきよりも雲がなくなっていて、遠くの山々もはっきりと見えました。

夫によると、この山は有珠山のあたりではないか、とのことでした。

昨年、札幌に2週間滞在した時に、有珠山にも行きました。(2021年11月12日)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 84 - 天空へ続く道 - 火口原展望台と有珠外輪山遊歩道 / 山口かほるさんの個展(2021年11月12日/10日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


あのときの山を、7か月後に、
こんなところから眺めるとは、
当時は思ってもみませんでした…。^^


お部屋で少し休憩した後、次は、このとんがり湯小屋を探索してみました。「界 ポロト」には温泉大浴場がふたつあるのですが、こちらは「△湯(さんかくのゆ)」と言います。ちなみに、もうひとつの浴場は「○湯(まるのゆ)」です。湖上に佇む開放的な「△湯」に対し「○湯」は洞窟の中にいるかのような空間だそうです。


【とんがり湯小屋 △湯(さんかくのゆ)】
アイヌ建築の特徴である「ケトゥンニ(三脚)」を基本構造とし、源泉かけ流しの「あつ湯」と心身を鎮静させる「ぬる湯」という2つの湯船で、モール温泉の湯あみを楽しめます。


これがケトゥンニ(三脚)です。3本の棒を紐で結ぶだけで小屋の基本ができてしまうというのが、アイヌの知恵でした。後ろの狩小屋はクチャと言い、このケトゥンニを基に作っています。(2021年11月7日 ウポポイ・伝統的コタン)

このときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 63 - ウポポイ⑩(伝統的コタンとクチャ)/ Visaのタッチ決済(スマホ)がオトクです。(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


あの三角形のクチャから発想し、
「とんがり湯小屋」を作ってしまったとは…。
星野リゾート、すごいです。^^


このとんがり湯小屋自体がアイヌ文化から着想を得て作られたものであることが、ようやくわかりました。(遅すぎですね。^^)

さて、入口を入ると、そこは「湯上がり処」という、ラウンジのようなスペースでした。温泉に入ったあとでくつろぐための場所です。三角の窓からは、ポロト湖を眺めることができます。

ここから、移ろう景色を眺めるわけですね。^^

見上げると、天井はこんなふうになっていました。これが、とんがり屋根の内側です。本当に、3本の梁がつながっています。

三角形の入り口を入ってすぐのところには、こんなドリンクコーナーが設けられていました。

服を着た除菌ポンプさんがかわいらしいです。^^

ジャーに入っていたのは、「イタドリ茶とほうじ茶のブレンドティー」と「カシス酢」でした。


「イタドリ茶」って、どこかで見ました。
どこだっけ…?


すぐには思い出せなかったのですが、
ウポポイの日記を書いているときに、
ミュージアムショップでイタドリ茶を
販売していたのに気がつきました。


ブログを書いていなかったら、
もうずっと忘れていたと思います。
せっかく旅行しても、情けないことに、
どんどん忘れていきます。😅
書き残しておくのって、
ほんとうに大切だな、と思います。


「あっ こっちには、アイスキャンデーがいっぱい入ってるよ!」と喜ぶ多動夫。🤣🤣

3種類のアイスキャンディーが、ぎっしりと入っていました。^^ 英語名は、フルーツポプシクル(個別包装の氷菓子)って言うんですね。

そして、この先に温泉があるのですが、それは後のお楽しみ。😊


アイスキャンディーをかじりながら
外の景色を眺めていたら、夫から、
「ちょっとそのままじっとしてて。」
と言われました。


何事かと思ったら、こんな写真を撮られていました。🤣🤣


写真を撮る時は、
「夜目、遠目、傘のうち」
を心がけているのですが、
「後ろ姿」も追加ですね。笑


「△湯(さんかくのゆ)」からロビーに戻ると、16時半からの「ご当地楽」の真っ最中でした。皆さん、真剣に折り紙をやっておられます。^^

ホテルの外に出ました。ちょうど観光バスが到着したところで、ツアーでいらした方々が、ぞくぞくと、ホテルの中へ入っていきました。コロナは収束していませんが、観光客は以前よりも戻ってきている感じがします。

「界 ポロト」の外に出ました。ちなみに、これは「界 ポロト」の駐車場側です。こちら側には、窓がほとんど見られません。

そして建物の反対側では、こんな景色が広がっています。客室は、全室がレイクビューなんですね。(画像をお借りしました。)

「界 ポロト」を出て、そのまま歩き続けました。


夕食まで、まだ少し時間があったので、
ポロトの森を歩いてみることにしました。


せっかく広々とした客室に泊まったのだから、
少しはお部屋でゆっくりすればいいのですが、
結局、あちこちをウロウロと徘徊。
ちっともじっとしていない、
アホな夫婦なのでした。😂😂


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 6 - ご当地楽「イケマと花香の魔除けづくり」(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。「イケマと花香の魔除け」を作りました。(北海道白老郡白老町)


戻りました。
横浜の涼しいところで、まったりしてきました。^^
またよろしくお願いいたします。


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」、日記のつづきです。
私たちは、チェックイン後、
係の方に案内されて、
16時からの「ご当地楽」を予約していました。


【ご当地楽とは】(サイトから)
全国に展開する温泉旅館ブランド「界」では、それぞれの地域の特徴的な魅力を楽しめるよう、伝統工芸、芸能、食などを満喫できるおもてなし「ご当地楽」を用意しています。現代建築とアイヌ文化を融合した「界 ポロト」では、アイヌ文化の体験機会も提供しています。


「界 ポロト」のご当地楽は、「イケマと花香の魔除けづくり」です。アイヌ民族の自然観に学ぶというテーマで、イケマと北海道の数種類のハーブを組み合わせ、オリジナルの魔除けを作ります。(画像をお借りしました)

この土地にまつわる本と飲み物が楽しめる「トラベルライブラリー」。

その一角に、「ご当地楽」の予約プレートが置いてあります。自分が希望する時間のプレートを、ひとり一枚ずつ取っていくシステムです。一回あたりの定員は、10名だそうです。

私たちは、16時のプレートを取りました。

「ご当地楽」の場所は、フロントの前。この囲炉裏のあるところです。到着したとき、ここには、チェックインの順番を待つ人が何人もいらしたのですが…、

皆さん、チェックインが終わり、温泉タイムを楽しんでいるところのようで、このときはひっそりとしていました。

いろりの周りには、ハーブを入れた瓶が並べられていました。

16時。ご当地楽、「イケマと花香の魔除けづくり」が始まりました。

講師は、「界 ポロト」のスタッフです。このご当地楽は、白老の人々に相談しながら、スタッフみんなで考えたものだそうです。

まず、全員に、こんな木箱が配られました。上の部分には、左から、ピンセット、紐、イケマ、完成見本。そして下の部分には、3種類のハーブが入っています。


【イケマ】
「イケマ」は、土のような独特な香りがする植物です。アイヌ民族は、自然界すべての物に魂が宿ると考え、自然と共生してきた民族で、「イケマ」は、悪いものを遠ざける植物と信じられていました。そのため、アイヌの人々は、この「イケマ」を魔除けとして、日常的に身に着けていました。


ひとり一枚ずつ、白い紙をいただきました。紙に描かれているアイヌ文様は、白老の方にデザインしていただいたそうです。

この紙を、講師に教えられながら、六角形に折っていくのですが、それがむずかしいのなんのって。笑

汗をかきながらも、なんとか折り紙が完成。その折り紙を再び開いて、その紙の上に、ピンセットでハーブを乗せて行きます。

なにをどれくらい入れるかで、仕上がったときの色合いが変わっていくそうです。

余裕の顔をしていますが、実はついていけなくてタイヘンだった、多動夫。🤣🤣

これはMIYOのブレンド。テキトウです。笑 このあとで、黄色い花は、花びらをむしってばらばらにし、全体に散らしていきます。

最後に、この包みの中に入っている「イケマ」を入れます。

再度折り紙を折って、紐で封を閉じたら完成です。この紐は、「界 ポロト」のオリジナル。モール温泉に浸して、淡い茶褐色に色づけしたのだそうです。

完成です。左が夫、右がMIYOの作品です。夫のは、ハーブが偏っています。🤣🤣

光にかざしてみると、色とりどりのハーブが透けて見えて、きれいです。^^


ご当地楽、「イケマと花香の魔除けづくり」。
所要時間は、約30分です。
そのテーマは、
「アイヌ民族の自然観に学ぶ」
というものでした。


むずかしいことはわかりませんが、😅
界 ポロトの皆さんが一生懸命に考えた、
ご当地楽でした。
紙に印刷するアイヌ文様の位置決めは、
特にむずかしかったそうで、
みんなで何度も試行錯誤を重ねたそうです。
そんな苦労話を聞いたことも、
楽しい思い出になりました。


この時に作った、
「イケマと花香の魔除け」。
大事に持ち帰り、自宅のキッチンで、
食器棚の取っ手に結びました。
扉を開け閉めすると、
ゆらゆらと揺れる、イケマと花香。
そのたびに、白老で過ごした、
楽しい二日間を思い出しています。^^


(つづく)

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 5 - 神窓のある部屋 / おいしかったイヨマンテ(2022年6月20日/4日め)

2022年6月20日 「星野リゾート 界 ポロト」で。(北海道白老郡白老町)


【お知らせ】
少し留守にいたします。
7月3日から、ブログはお休みをいただきます。


6月20日(月)


「星野リゾート 界 ポロト」に来ています。
まずは、お部屋の広さに驚きましたが、
大きな窓が2面に取られたリビングで、
開放感を満喫できました。


広々としたリビングスペースには、アイヌ文化から着想を得たアートワークや文様のデザインが施されています。

たとえばこれ。壁にかけられているのは、カヌーのオールです。アイヌ文様がすてきです。

そして、この応接セットの真ん中にあるテーブルは、囲炉裏のように見えませんか?

囲炉裏に火がくべられているみたいですよね。^^

お茶菓子は、三星の「イヨマンテ」。イヨマンテはアイヌ語で、「熊送りの儀礼」という意味です。三星は、アイヌ語の「ハシカプ」を語源とする「ハスカップ」を使って、数々の銘菓を送り出している会社です。大ヒットした「よいとまけ」をご存じの方も多いと思います。その「イヨマンテ」が、「界 ポロト」のオリジナルパッケージになっていました。風味豊かなクッキーで、ホワイトチョコレートにバターとハスカップを加えてサンドしてあり、とてもおいしかったです。
*イヨマンテ (iomante) とはアイヌの儀礼のひとつで、ヒグマなどの動物を殺してその魂であるカムイを神々の世界 (kamuy mosir) に送り帰す祭りとして行われました。

市販されている「イヨマンテ」はこちらです。(画像をお借りしました)

クッションにも、アイヌ文様が刺繍されていました。

そして、デスクのあるカウンターの下をご覧ください。

このキャビネット。下半分に、葦で織った織物が貼ってあります。上半分の白い部分は、まるで神窓のようです。

ウポポイで見た「神窓」です。「界 ポロト」では、こんなことまで調べて、客室の中にさりげなく取り入れているのですね。^^

神窓について書いた日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 64 - ウポポイ⑪(伝統的家屋「チセ」)/ エント茶とイタドリ茶(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


キャビネットの内部です。左側が冷蔵庫で、右側にはティーセットやグラスが収納されています。

冷蔵庫には、ミネラルウォーターがありません。ペットボトルのゴミをなるべく減らしたいという思いから、ペットボトルの採用をやめたそうです。その代わりに、ジャーに入ったお水が冷やされていました。

その他のドリンクは、北海道の物ばかりです。「ときめく糀」と「富良野にんじん100」。これは有料で、うっかり飲んだらだめなやつです。爆

その他、ドリップコーヒー、ルピシアのティーバッグ、蒸し生姜湯は、どれも4つずつセットされていました。ルピシアをアメニティで置いてあるホテルを初めて見ました。すごい~。^^

次はパウダーコーナーです。

コスメ類はすべて、「界」オリジナル。

そして、界オリジナルの風呂敷。これは、お風呂に行くときに使うのだそうです。

中に、アメニティが入っていました。

そして、シャワーブースです。私たちは、お風呂はとんがり湯小屋を利用したので、結局、このエリアに入ることはありませんでした。

最後はトイレです。こちらも、広々としていて使いやすいです。


お部屋の探索+撮影会をやっているうちに、
「地元楽」の時間が迫ってきました。
そろそろ、そちらの会場に移動してみます。


(つづく)


(おまけのお話)


日記の最後の写真がトイレと言うのもアレなので、
もう少し写真を掲載します。
「界 ポロト」では、フロントの隣りに、
小さなショップがあるのですが、
そこで夫が撮った写真です。


三星のイヨマンテ5個入り。「界 ポロト」オリジナルパッケージです(1000円)。そして湯飲み茶わんは、白老町在住のアート作家、前田育子さんの作品です。「やわらかな作品は、ふとした時間に、周りの空間へと溶け込み、作り手の優しさを伝えています。」とありました。客室の湯飲み茶わんも、同じものでした(1個4400円)。
奥に見えているお茶は2種で、「エント茶」「イタドリとほうじ茶のブレンド」でした。

白老町生まれの前田育子さんの記事と作品はこちらです。
白老『前田育子工房』陶器と大漁育(Tairyo hug)の作品がいっぱい! | しらおいナビ


エント茶とイタドリ茶は、ウポポイのミュージアムショップにもありました。北海道で古くから飲まれているお茶です。

そのときの日記です。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 64 - ウポポイ⑪(伝統的家屋「チセ」)/ エント茶とイタドリ茶(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


木彫りのふくろう。白老町在住のアイヌ工芸作家・山田祐治さんの作品です。(5940円)

かわいらしいクマちゃんもいました。


MIYOは、客室でまったりし過ぎて、結局、
ショップをのぞくことすらありませんでした。
なので、「界 ポロト」では、
なにも購入していません。
「イヨマンテ」がおいしかったので、
少し買っておけばよかった、と
今頃になって後悔しています。笑