定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 171 - Duong Dining でディナー(2019年10月21日/51日め)
2019年10月21日 文廟で。
10月21日
さて、水上人形劇も終わり、
いよいよ、本日の最後のイベント、
「ベトナム料理のディナー」です。
事前に、ローさんお勧めの人気店、
「Duong Dining」を予約してありました。
市内の一般のベトナム料理店とは一線を画した、
ちょっと高級めのお店です。
ここは、前の週に、
ハノイに遊びに来た兄夫婦のために
セッティングしたお店なのですが、
メニューを見ているうちに、
私も行きたくなってしまい、
タムさんに予約をお願いしました。
ハノイの物価水準で考えると、
ちょっとお高いお店なのですが、
家族で過ごす「最後の晩餐」だし、
まあいいか、と
はりこみました。^^
人形劇場の前でタクシーを拾い、
みんなで、レストランに向かいました。
Duong Dining。正面の天井部分です。
お店の入り口です。昔の家屋の雰囲気です。座っているのは、このお店のガードマンです。
2階に通されました。シックでレトロな雰囲気です。
テーブルに置いてあった、この日のメニューです。
この日、いただいたお料理を、
ご紹介します。
キノコと卵のスペシャルスープ。
海草、レタス、カニの卵のサラダを、マヨネーズソースで。
フエの料理、ネムルイ (Nem lui)。以前、タムさんの手料理でも作っていただきました。レモングラスに豚のひき肉を巻き付けて焼いたものです。その状態で写真を撮りたかったのですが、すでにレモングラスから外された状態で、運ばれてきました。
レモングラスから取り外したネムルイを、ブン(ベトナムそうめん)、葉物野菜や香草と一緒にライスペーパーで巻いていただきます。お店の方が、目の前で巻いてくださいました。
ライスペーパーで巻いたネムルイです。オシャレですね。^^
次のお料理です。
バラロット(胡椒の葉で巻いたミニハンバーグ)とブン(ベトナムそうめん)。
豚肉のグリルは、別注文で追加していただきました。
海老のエッグソース。
ハスの実が入っている香り米。
アヒルの肉のグリル、パンダンの葉を添えて。
ほうれん草のソテー、ニンニクとオイスターソースで。
デザートは、
「クリームブリュレとチョコミントのアイスクリーム」
だったのですが、
もうお腹がいっぱいで、
ブリュレは食べられそうにありません。
加えて、家族全員、チョコミントが苦手です。
なので、お願いして、
普通のアイスクリームに替えていただきました。^^
ココナツアイスクリーム。
おいしかったで~す。^^
この日のお料理は9品で、
ひとり3000円のコースでした。
それを、2人分予約し、
それだけでは申し訳ないので、
「豚肉のグリル」を、追加で注文しました。
それを3人でシェアしたのですが、
それでも、
とうてい食べきれないくらいの量でした。
最後のアヒル料理は、
もう一口も食べられなかったので、
お土産に包んでいただきました。
(夫と長女の機内食です。笑)
夜9時半。
ローさんが、迎えに来てくれました。
この日の夜、00時55分のフライトで、
夫と長女は、日本に帰ります。
手配してあった、空港への送迎車も、
すでに到着していて、
お店の前で待っていました。
お店に預かってもらっていた、
ふたりの荷物を受け取り、
車に積み込んで…。
お別れです。
5日間、ばたばたとたいへんな旅行でした。
カットカット村では、
長女が迷子になる、
というハプニングもありましたが、
10年も前に母に言われたことを覚えていて、
冷静に、たったひとりで待ち続けるという、
健気なところも見せてくれました。
「最後まで根を上げず、
元気についてきたなあ…。」
と、ちょっとしんみりして、
長女をながめました。
ところが、その長女ときたら、
「じゃね! おかあさん!
また来週会おうね!!」
と、あまりにもあっけらかんと。爆
そ、そうだった…。
私、来週、日本に帰るんだった。
えっ ほんと? 来週?
気がつくと、
私がハノイで生活する期間は、
残すところ、
あと7日しかありませんでした。
その事実に気がつき、
うろたえてしまいました。
それでもどうにか、
「そうだね! 来週だね!
おかあさんもすぐに帰るからね!」
と答えましたが…。^^
ふたりを乗せた車は、
慌ただしく、去って行きました。
お店の前に、ポツンと残った、
私とローさん。
夫が企画した「超過密ツアー」に、
振り回され続けた(笑)、4日間でした。
ふたりが成田に着くのは、明日の朝8時。
旅の5日めです。
「ハノイとサパ、一泊五日の弾丸ツアー」
が、ようやく、終わりました。
(つづく)