定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 168 - ドンスアン市場(2019年10月21日/51日め)
2019年10月21日 果物や野菜を売る女性たち。
10月21日
ドンスアン市場です。
とにかく広いです。
1階には、雑貨屋さんが並んでいます。
かばんも、こんなにたくさん。天井まで商品で埋め尽くされ、ドンキみたいですね。^^
ノンラーです。小さな置物サイズから、各種そろっています。
人形屋さんでは、日本のアニメも人気です。
そして、水上人形劇で使われる人形。
エスカレーターで2階に上がってみました。2階から見下ろすと、こんな感じです。体育館みたいですね。^^
たくさんの生地が積み重ねられています。ここでは、アオザイを仕立ててもらえるんです。
いかにもアオザイ、という柄ですね。
小さなイスの上で、半分あぐらをかいているような、すごい恰好で店番をしていますが、こんなことで驚いてはいけません。
実は、2階の布地屋さんで店番をする女性たちの、ふつーのスタイルは、こちらです(爆笑)。積み上げた布地の上で、一日中、座って過ごしています。この状態で、お昼ごはんを食べることも…。
いや、コレがベトナム風なんです。笑
…とは言うものの、
じゃあ、この店で買い物するかってきかれたら、
MIYOは絶対に買いません(苦笑)。
毎日こんなことしてたら、
商品は汚れていくだろうし、
女性の汗とか脂とかだって、
少しずつ、ついていくはず。
なにより、
こんなふうに粗末に扱われた商品は、
絶対に買いたくない、
と思うのです。
神経質ですかね…。
でも、ローさんにそんなことを言ったら
(言いませんけど)、
きっとまた、
「そんなことを考えるベトナム人はいません。」
なんて言われることでしょう。
たしかにベトナムでは、
誰も気にしていないのでしょう。
2階では、ほとんどの店が、
このスタイルですから。笑
2階は、衣料品のお店ばかりです。やはり、天井まで積み上げられています。笑
3階では、子ども服ばかりを扱っています。
とりあえず、私たちには用がないので、
ここは省略して、
ドンスアン市場を出ました。
ローさんに先導されながら歩き始めて、
すぐに、こんなものを見かけました。
色とりどりの野菜や果物を売る、ノンラーの女性たち。なぜか、道路の真ん中に、一列に並んでいました。
「担ぎ売り」するための天秤棒がついたままのカゴです。
一列に並んだカゴのようすが、
まるで一組のおもちゃのように、
かわいらしい。^^
ノンラー、カゴ、色とりどりの果物。
あまりにもベトナムらしく、
なんだか、見ているだけで、
うれしくなってしまいます。
帰国して4か月になりますが、
今でも、よく、
「ベトナムの、どこがそんなに良かったんですか?」
と聞かれることがあります。
そんな質問には、とうてい、
一言で答えることはできません。
そんなとき、私の脳裏ではいつも、
きらきらと輝く、ベトナムの情景が
いくつも、浮かんでは消えていきます。
そんな情景のひとつとして、
忘れることができないのが、
このときのシーンなのです。
(つづく)