定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 157 - ありがとう、サパ(2019年10月20日/50日め)
2019年10月20日 バックハーのサンデーマーケットで。
10月20日
国境の町、ラオカイを、
3人であてもなく歩き回っているうちに、
日が暮れてきました。
そろそろ晩ごはんにしよう、ということで、
荷物を預かってもらっているレストランに
戻りました。
レストランの中から見えた、外の景色です。ここから右方向に、ほんの数十メートル歩いたところに、ラオカイ駅があります。
店内には、テーブルがふたつあるだけ。
レストランと言うよりも、
「食堂」ですね。^^
ここでの晩ごはんも、
ツアーに含まれています。
なので、特に注文するまでもなく、
テーブルで待っていたら、
次々とお料理がでてきました。
夫はいつでもビールを注文。
豚肉と野菜の炒め物。
豚肉と野菜の甘辛炒め。
厚揚げの醤油炒めと野菜のオイスターソース炒め。
これに、ごはんが大盛りでついてきました。
これは、「3泊4日サパツアー140ドル」に
含まれている食事です。
おかずは、全部で4品。
でも、どれも、すごい量です。
3人で懸命に食べたのですが、
かなり残ってしまいました。
もったいないなあ…と思って見回すと、
そこに救世主が。笑
このお店には、子犬クンが2匹いて、
1匹は、お店の中をコロコロと動き回り、
もう1匹は、檻に入れられていました。
檻に入れられている方の子犬クンに、
食べきれなくて残っていたお肉をあげてみると、
あっという間に食べてしまい、
「もっと! もっと!」
と、目で訴えてくるんですよね。^^
やめられません…。笑
結局、残っていたおかずを全部、
お茶碗に盛って、
子犬クンにつきっきりで食べさせることに…。笑
相変わらず、夫が撮る写真はボケたのばかりです(怒)。
おかげで、残ったおかずは、
子犬クンが全部、片づけてくれました。
よかった。^^
そろそろ夜も更けてきたので、
預かってもらっていた荷物を受け取り、
駅に向かいました。
ラオカイ駅。昼間、撮った写真です。
ヴィクトリア・エクスプレスです。
来たときと同じように、
ヴィクトリア・エクスプレスに乗って、
ハノイに戻ります。
以前、清寧晴冬さんから、
「 ベトナムの列車は、ベルギー製の機関車だそうで、
逆にそれがオシャレに感じます。
客車もヨーロピアンな感じですね!」
と、コメントをいただきました。
ベルギー製だなんて、
ブログをやっていなかったら、
絶対にわからなかったと思います。
貴重な情報を、ありがとうございました。
コンパートメントの中です。
行きは、別の乗客とシェアしていたので、
ご迷惑にならないよう、早々に寝ました。
でも帰りは、4人部屋を、
私たち家族だけで利用できました。
なので、写真を撮ったり、
おしゃべりしたり、
お菓子を食べたり…。笑
ベッドの屋根部分は、少数民族が手作りした布で飾られています。
長女は上のベッドで寝てもらいました。
長女が、上のベッドから撮ってくれた写真です。
わいわい遊んでいると、
パーサーさんがやってきました。
「明日の朝食の飲み物はなにがいいですか?」
お顔を見ると、来た時と同じ方でした。
パーサーさんも、私たちを覚えていて、
お互い、笑顔で顔を見合わせました。^^
ハノイからの夜行列車に乗務して、
サパで一泊して、
再び、ハノイ行きの夜行列車に乗務する…、
という勤務形態のようです。
お仕事とはいえ、
なかなか、たいへんですね。
サイドテーブルに置いてあったメニューです。
帰りは、メニューをじっくりと見る、
余裕もありました。
メニューに載っているものは、
注文すると、
お部屋に持ってきてもらえます。
ヴィクトリア・エクスプレスの客室で、
ワインや軽食を楽しむなんて、
超オシャレ、と思ったのですが…。
グラスワイン 155000ドン(約800円)
ボトルワイン 1050000ドン(約5250円)
サンドイッチ 175000ドン(約880円)
日本にいるときであっても、この値段なら、
我が家は、まず、注文しません。(できません)
なのに、ベトナムでこの価格とは。
かなり強気ですね。(爆)
せっかく、
プレミア感あふれる列車に乗ったというのに、
どこまでも、貧乏性の私たち。
タダでもらったお水を飲んで、
おとなしく寝ました。苦笑
こうして、怒涛のように駆けめぐった、
サパの旅が終わりました。
私たちを乗せた列車が、
ハノイへ向かって、
動き始めました。
さよなら、サパ。
ありがとう、サパ。
(つづく)