MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたん 12回めの音楽レッスン(2019年10月27日)

2019年1月27日 インド・マハーバリプラムの石造寺院にて。


10月27日


S園のおともだち・しゅん君と、
S先生といっしょに行う、音楽レッスン。
早いもので、今回が12回目となりました。


今回も、ホリイさんとヤグチさんが、
介助にいらしてくださいました。


【ホリイさんからいただいたメールです】
今月ののんたんの音楽レッスンですが、のんたんは今、笛にハマっています。

S園に着くと、笛の音が聞こえて来ました。
まだS先生もシュン君もいらしていませんでしたが、まずはのんたんに挨拶しました。
のんたんが吹いていたのは、『エルクンバンチェロ』でした。この曲は、以前からしゅん君がフルートで演奏して、のんたんはウクレレで伴奏していたのです。が、のんたんはそのメロディーをしっかり覚えていて、縦笛でひとりで演奏していたのには驚きました‼️ いつの間に覚えたのかしら? いつもボイスレコーダーにレッスンのようすを録音しているので、それを聞きながら、自分で音を探し探しして覚えたんだと思います(^^)
S園の女性の先生が、のんたんの事をとっても褒めていました。盲ろうなのに、一生懸命練習してどんどん上達するし、自分が好きなものに夢中になれるのは素晴らしいと仰っていました。
盲ろうの方は、なかなかご自分を表現したり、おしゃべりしたりできないので、意志の疎通が難しい場合が多いのに、のんたんとは通じ合える、と感心されていました。
(一人で笛を吹いていました🎶)

そうこうしている間に、S先生がいらっしゃいました。S先生も、のんたんが笛で『エルクンバンチェロ』を吹いているのを見て、驚いていました(^_^)v
しゅん君が、一度部屋に入って笛を置いて、直ぐにまた出て行ったのですが、戻ってくるまでの間、先生がしゅん君の笛のチューニングをしていると、のんたんもそれを真似て、同じように笛を吹いていました。
(のんたんは、先生の笛の音を聞いて、真似していました。)

しゅん君が戻って来て、レッスンが始まりました。しゅん君のリクエストで、『ロックンルージュ』『希望の轍』『チェリー』『風になりたい』『パプリカ』『ハナミズキ』『マツケンサンバ』と立て続けに演奏しました。

途中で私が「のんたん、ウクレレもやろうよ」とウクレレを手渡しますが、ちょっと弾くとまた直ぐに笛を探してウクレレを膝の上に置いてしまいます。
しゅん君の携帯に入っている曲のコードがのんたんが吹く笛と合わなくて、先生のタブレットから録音し直したりする曲もありました。
また、のんたんの笛は、半音などが構造上演奏し難いのですが、のんたんは指を駆使してその音を出そうとしています。そんなようすを見て、先生も感心されていました。

先生は、曲によって「ゆったり演奏しようね」とか、「リズムが違うよ」とかアドバイスをくださっていました。
もう一つ驚いたのは、『エルクンバンチェロ』や『チェリー』では、のんたんはハモリのメロディーを吹ける事です♬特に、『エルクンバンチェロ』では、先生もサブメロディをフルートで吹いてくださるのですが、それとも合わせて演奏出来るのは素晴らしいですv(^_^v)♪

(3人で笛を吹いていました。)

コーヒータイムでは、ヤグチさんがジュースを持っていらして、のんたんにあげていました。
この休憩中に、先生がしゅん君の携帯に録音されていました。
後半はまた、『チェリー』などをおさらいしたりしました。
先生も、「ハモリは、完璧だね!」とのんたんをとても褒めてくださいました。
ウクレレもやろうよと言って、もう一度『エルクンバンチェロ』をウクレレでも演奏しました♪♪
(ウクレレもやろうよと言ってみました🎶)

この日のレッスンは、半分以上、笛が中心になりました。
のんたんはとても楽しそうにレッスンを受けていて、私たちも楽しくなります。
あっという間に時間が過ぎて、レッスンが終わりました。


【S先生からいただいたメールです】
今日のレッスンでは、ノゾミさんの笛がさらに上達してまして、熱心に練習をしている成果をとても感じられました。
お貸ししている笛は、リコーダーでいう左手親指の指穴が無く、半音を操作する為の指穴も無いので、出したい音高を操作しにくいのですが、指穴が5つしか無い尺八のように指穴を少しだけ開けたりして、とても器用に演奏してます。


長男は、S先生からお借りしている笛が、
とても気に入ってしまい、
ウクレレそっちのけで、熱心に吹いているようです。
またひとつ、長男の楽しみが増えたことを、
とてもうれしく思います。


休憩時間のためのジュースを、
ヤグチさんがわざわざ持参してくださり、
恐縮しました。
細かな心配りをしてくださり、
ほんと、親以上だといつも思います。(汗)


ホリイさんが、「ウクレレもやろうね」と
声かけをしてくださるのも、
とてもありがたく思いました。


おふたりが気配りしてくださるおかげで、
長男が、音楽レッスンをとても楽しんでいるようすが、
伝わってきました。


ホリイさん、ヤグチさん、そしてS先生。
どうもありがとうございました。

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