MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 128 - カットカット村・全景(2019年10月19日/49日め)

2019年10月19日 カットカット村で。糸を紡ぐ、黒モン族の女性。


10月19日


山道を歩き続けて、
カットカット村に着きました。

村の入り口に、美しい衣装の方々が多数。

小高い丘の上に見えているのは、黄色いカゴリュックと笙の笛の巨大なオブジェ。そこを目指して歩きます。

着いたら記念写真。丘の上は、美しい衣装の女性があふれていました。

次にやってきたのは、一面のお花畑。

ここからさらに、ガイドさんの案内で山道を降りて行くと、家が並ぶ村に。

この家の中はカフェになっていました。お店が並んでいましたが、実際に人が住んでいる家は見当たりませんでした。

トウモロコシで作った、水車のオブジェ。

川には、いくつもの細い橋が架かっていました。

カットカット村の全景。立派な家や不思議なオブジェが並んでいます。

立派な家の片隅で、黒モン族の女性が糸を紡ぐパーフォーマンスをやっていました。女性の民族衣装は、結婚すると黒になる場合が多いです。


以上、村の景観が壊れていなさそうな写真を
選んでみました(苦笑)。


いかがでしょうか?
普通、少数民族の村に行くと、
粗末な家に素朴な人々の生活が見えて、
その中で、私たちは自分の生活を考えなおす、
なんてことが起こったりするのですが…。


ここには、そんなものは、
なにひとつありませんでした。


巨大なオブジェ、一面のお花畑、
あちこちに作られた、写真スポット。
すべてが、観光用に作られたものです。


住民の生活に欠かせない、水車や橋ですらも、
ここでは、観光用でしかありません。


サパで最も観光化されている村、
とは聞いていましたが、
ここまですごいことになっているとは、
驚きでした。


そういえば、この村には、「生活感」がありません。
ここに住んでいたはずの村人たちは、
一体どこに行ったのでしょうか。


「ここはもはや、少数民族の村じゃないね。
 ただのテーマパークだね。」


そう話しながら、家族で歩きました。
「だから、入り口で入場料をとるんだ」
と、ようやく気がつきました。


巨大な「フォトスポット村」となりさがったこの村では、
実はさらに、この村ならではの景観がありました。
それについては、次回にご紹介したいと思います。


(つづく)

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