MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 87 - 旧家保存館「マー・マイ87番の家」①(2019年10月5日/35日め)

2019年10月5日 旧家保存館「マー・マイ87番の家」。


【お知らせ】
昨日、タイ、シンガポール、マレーシアの旅から帰国しました。
これにて、今年の海外旅行は、(たぶん)これでおしまいです。
1月:台湾、シチリアと南イタリア、5月:タイ、9月:ベトナム…と続いて、5回も海外旅行に出かけた年は、これが初めてです。これでようやく、日本で落ち着いた生活に戻れそうです。^^
今回の旅レポートとベトナム日記と、どちらを先に掲載するべきか、迷っております。


10月5日


東河門から、南方向に向かって、
複雑に入り組んだ道を、地図を頼りに歩きます。
この日の目的地は、「旧家保存館」です。


まずは、東河門の表側から…、

門を通り抜けると、反対側はこうなっています。門には、通路が3つ設けられており、真ん中は、バイクが通り抜ける通路です。その両側の2つの通路は、人が通り抜けるためのものなのですが、ここにも、小さなイスとテーブルを置き、付近の路上食堂が、飲食の場所として使っています。もうなんでもありですね(苦笑)。東河門の中で、「チャールイ」を食べている女性が見えます。笑

たくさんの豆やお菓子を載せて、天秤棒で売り歩く女性。

東河門の女性に、「チャールイ」を売ったと思われるお店。笑


MIYOがいつも歩いている「旧市街」というエリアの中に、
「ハノイ36通り」と呼ばれる商店街があります。
その名の通り、
「36種類の異なる品物を商う店が集まってできた」
といわれていたところです。
この街の歴史は古く、13世紀ごろにできたそうです。


その通りの一つである、マー・マイ (Ma May) 通りは、
もともとは、籐製品の店が集まるハン・マイ通りと、
お葬式や祭礼で使用される紙製品の店が集まるハン・マー通りが
1つの道になって、できました。


今では、往時もほとんどの店がなくなって、
カフェやバー、ミニホテルや旅行事務所などがある、
にぎやかな通りになっています。
そんな中で、昔ながらの面影を残しているのが、
旧家保存館、「マー・マイ87番の家」です。
木造の伝統的町屋の作りになっている、古い家屋です。


「とりあえず、その『旧家保存館』を訪ねてみる。」
というのが、この日の目標です。
あとのことは気分次第。
行ってみたいところはいろいろあるけど、
無理はしません。
気ままな街歩きができれば、それでよし、です。^^


旧市街の中でも、特ににぎやかな通りが続きます。路上結婚式が行われていたのも、このあたりです。笑 おしゃれなベトナム料理店がありました。「マダムトランの店」とあります。

外国人向けの旅行代理店。ハロン湾やチャンアンなどに向かうツアーは、こういうところで申し込むと、激安です。ただし、申し込みからツアー終了まで、すべて英語です。日本人には、ちょっとハードルが高いかもしれません。MIYOが働いていたJVTAは、「必ず日本語ガイドが同行するツアー」を専門に扱っています。言葉の心配をせずに旅が楽しめる、というのは、やはり快適ですね。^^

マー・マイ (Ma May) 通りです。地図を頼りに、右に左に曲がりながら、どうにかここまでたどり着きました。^^  「旧家保存館」は、この通りにあるはずです。

ありました! 小さくて、うっかり通り過ぎそうになりましたが、どうやらコレみたいです。


この家は、約120年前に建てられました。
当時は、漢方薬を商う、中国人の一家が暮らしていたそうです。
間口が狭くて、見過ごしてしまいそうなくらいの、
小さな家です。


ところが、中に入ると、奥行きが深くなっており、
京都の町屋に似ています。


「旧家保存館」の入り口です。

入り口を入ってすぐ、左手に受付があります。ここで、入館料を払います。


入口を入ったところは、もとは店舗用スペースでした。
奥の居住用スペースとの間には、
明り取り用と換気のための中庭があります。


入り口を入ってすぐの、店舗用スペース。現在は、お土産物を販売しています。その奥、何人かの人が立っている部分が中庭です。さらにその奥が、居住用スペースとして使われました。一番奥に壁が見えますが、実は、この扉の向こうに、まだ住居が続いています。奥行きが広いです。

入り口を入ってすぐ、右側には、階段があります。まずは、階段を上がってみました。

2階に上がってすぐの部屋は、仏間です。

さらに奥の部屋へと続く扉の向こうに、古いイスが見えます。ここは、この家の主夫婦が座ってくつろいだ場所です。


イスの向かい側にある大きな窓から、
明るい日差しが入り込んでいました。
窓の向こうは、1階の中庭部分がそのまま吹き抜けになっています。
つまり、このイスに座っていると、
階下の中庭を見通せる、というつくりになっているのです。
したがって、主は、イスでくつろいでいるときでも、
1階の中庭に客が歩いてくると、
すぐに気づくことができたのだそうです。


イスの向かい側は、ドアを開け放つことができます。ここから、イスに座ったままで、1階の中庭を見下ろすことができます。



ガイドさんに促されて、このイスに、ちょうど居合わせていた外国人のご夫婦が座りました。いい雰囲気です。^^


「旧家保存館」は、広すぎて、一回でご紹介しきれません。
次回に続きます。


(つづく)

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