定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 75 - 女性博物館①(2019年9月28日/28日め)
2019年9月28日 女性博物館で。ロビーには、たくさんのおばあちゃんの写真が展示してありました。
9月28日
ホム市場から歩いて5分くらいのところで、
「なごみ」という日本料理店を発見したので、
入ってみました。
1階は、カウンターだけの、いたって普通の店がまえです。階段上のテレビでは、NHKの歌謡番組を見せてくれていました。
海鮮丼 (Com hai san)。メニューでは219000ドンでしたが、ランチセットになっていたのか、実際の価格は、飲み物代込みで182650ドン(約920円)でした。
このお店、従業員全員がベトナム人です。
入った瞬間、失敗したかな、と思ったのですが、
接客は日本語できちんとしているし、
出てきたお料理(煮物や冷奴)も、
いたって普通でした。^^
ほぼ、一か月ぶりに食べた日本食でしたが、
日頃からおいしい食事に恵まれているせいか、
さほどの感動もなく、おいしくいただきました。
wifiが使えたので、このお店から、日本に電話し、
長女といっぱい話したことが、
いちばんうれしかったかな。^^
ランチのあとも、再び、
炎天下を歩きます。
目指すは、「女性博物館」。
歩いて20分くらいのところにあるはずです。
「女性博物館」に到着!^^ ハノイにはめずらしく、お昼休みのない博物館で、助かりました。ここには、ベトナム女性に関連した約2万8千点に及ぶ資料を所蔵しているそうです。
入場料は、30000ドン(約150円)。
日本人かときかれ、イエスと答えると、日本語のパンフレットをくれました。^^
まずは、階段を上がります。
2-4階に、ベトナム女性に関連した3つのテーマ別に、
約1千点の資料や写真が、常時展示されています。
2階のテーマは、「家庭での女性」。
結婚の儀式や風習、出産や家庭生活を通して、
ベトナム女性を紹介しています。
子育て中の、少数民族の女性の写真が続きます。
民族衣装で、赤ちゃんを背負った女性。
結婚式のときの、新郎新婦のための寝室。
それぞれの民族ごとの、婚礼衣装が展示されています。
少数民族の子どもたちが被る帽子。
粉をひく石臼。このような生活用品も、多数展示されています。
3階のテーマは、「歴史のなかの女性」。
過去そして現代の女性を紹介し、
戦争時の記憶を回想させる展示となっています。
物売りの女性。天秤棒や自転車に品物を満載して、街を歩くようすです。現在でも、街で物を売り歩く人のほとんどは、女性です。半面、男性はシクロやバイクタクシーなど。男女で仕事のすみわけがある、ということのようです。
戦争で活躍した女性兵士(…と、言いたいのだろうと思います)。
全国をバイクでまわり、おばあちゃんの写真を撮り続けた、ある女性カメラマンの作品が展示されていました。どうせなら、もっといいお顔で撮ってあげればいいのに、と思ってしまったMIYOです。ほとんどの人がしかめっつら。どうして笑顔で撮ってあげなかったのでしょう。残念です(苦笑)。
そして、最後のテーマである「女性のファッション」は、
4階に展示されています。
この博物館の、なによりの見どころが、
このフロアなのです。
ベトナムの少数民族の民族衣装が、
全フロアを使って、多数展示されています。
(つづく)