定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 30 - ノンラーの村へ行こう②(2019年9月12日/12日め)
2019年9月12日 ラン・チュオン(チュオン村)。ノンラーを作る女性。
9月12日
ノンラーの村、ラン・チュオンに来ています。
田舎のようですが、
かなり大きな市場がありました。
骨組みだけのノンラーを売るおばあちゃん。
ノンラーを作るための糸や竹ひごなどを売っています。
ここにもなにかありそうです。
乾燥させてクチャクチャになっているしゅろの葉を、一枚一枚、広げて、アイロンのようなもので平たくしています。とても根気のいる作業です。
市場で、ノンラーの材料をどっさり買い込み、自転車に積んで帰る女性。
布袋の中には、積み重ねたノンラー(骨組み)が、どっさり入っています。狭い通路を通れるギリギリまで入れているところがすごい。笑
女性が通り過ぎた道を、私たちも歩いてみました。ここからは、一般の住宅が続きます。
通りがかった家の玄関に、ノンラーを作っている男性がいました。
田舎だし暑いしで、みなさん、ドアを開け放って作業しています。多くの家で、ノンラー作りをしている人を見ることができました。手軽な内職のようです。^^
駄菓子屋さんの店先でも、店番のかたわら、おばあちゃん、おかあさん、むすめさんが、3人そろって、針仕事。
なぜかみんな、開け放った玄関先でやってます。^^
こちらは、お父さん、お母さん、息子さんもいっしょです。
家の奥には、ノンラーの材料が、山のように積まれていました。
ひととおり村を見て歩いたあと、
ローさんが尋ねました。
ロ「どうですか?
この村、おもしろいですか?」
み「はい、とっても!^^ 楽しかったです。」
ラン・チュオンに来てみてわかったこと。
「ノンラー工場」のような、システマチックなものはなく、
ひとつひとつのノンラーが手づくりであること。
開け放った玄関先で、
日がな一日、針仕事をしている村人たちが、
ベトナムのノンラーを支えていること。
ロ「どうでしょうねえ。
ここに、日本人のお客様を連れてくるのは…?」
み「うーーーーん。」
難しい質問です。
み「私は、おもしろかったんですけどね…。
あの、私は、ヘンな日本人なので。爆
たぶん、普通の日本人は、
もっと観光化されたところに
行きたいんじゃないでしょうか。」
自分で言いながら、爆笑してしまいました。
つられて、ローさんも大笑い。
私、「ヘンな日本人」になってしまいました。
ラン・チュオンで。立ち話をしている、おばあちゃんたち。
(つづく)