MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 30 - ノンラーの村へ行こう②(2019年9月12日/12日め)

2019年9月12日 ラン・チュオン(チュオン村)。ノンラーを作る女性。


9月12日


ノンラーの村、ラン・チュオンに来ています。
田舎のようですが、
かなり大きな市場がありました。


骨組みだけのノンラーを売るおばあちゃん。

ノンラーを作るための糸や竹ひごなどを売っています。

ここにもなにかありそうです。

乾燥させてクチャクチャになっているしゅろの葉を、一枚一枚、広げて、アイロンのようなもので平たくしています。とても根気のいる作業です。

市場で、ノンラーの材料をどっさり買い込み、自転車に積んで帰る女性。

布袋の中には、積み重ねたノンラー(骨組み)が、どっさり入っています。狭い通路を通れるギリギリまで入れているところがすごい。笑

女性が通り過ぎた道を、私たちも歩いてみました。ここからは、一般の住宅が続きます。

通りがかった家の玄関に、ノンラーを作っている男性がいました。

田舎だし暑いしで、みなさん、ドアを開け放って作業しています。多くの家で、ノンラー作りをしている人を見ることができました。手軽な内職のようです。^^

駄菓子屋さんの店先でも、店番のかたわら、おばあちゃん、おかあさん、むすめさんが、3人そろって、針仕事。

なぜかみんな、開け放った玄関先でやってます。^^

こちらは、お父さん、お母さん、息子さんもいっしょです。

家の奥には、ノンラーの材料が、山のように積まれていました。


ひととおり村を見て歩いたあと、
ローさんが尋ねました。


ロ「どうですか?
  この村、おもしろいですか?」
み「はい、とっても!^^ 楽しかったです。」


ラン・チュオンに来てみてわかったこと。


「ノンラー工場」のような、システマチックなものはなく、
ひとつひとつのノンラーが手づくりであること。


開け放った玄関先で、
日がな一日、針仕事をしている村人たちが、
ベトナムのノンラーを支えていること。


ロ「どうでしょうねえ。
  ここに、日本人のお客様を連れてくるのは…?」
み「うーーーーん。」


難しい質問です。


み「私は、おもしろかったんですけどね…。
  あの、私は、ヘンな日本人なので。
  たぶん、普通の日本人は、
  もっと観光化されたところに
  行きたいんじゃないでしょうか。」


自分で言いながら、爆笑してしまいました。
つられて、ローさんも大笑い。


私、「ヘンな日本人」になってしまいました。


ラン・チュオンで。立ち話をしている、おばあちゃんたち。


(つづく)

×

非ログインユーザーとして返信する