定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 7 - 巨大スーパーでお買い物①(2019年9月2日/2日め)
2019年9月2日 「バインチャイ」。ニンビン省の特産品だそうです。
9月2日
夕方4時に、みんなでショッピングセンターに出発、のはずだったのですが、
その5分前に、タムさんがやってきました。
「MIYOさん、日本から申し込みがありました。
返事を出してください。」
「えっと…。いま、ですか?」
「はい。だいじょぶ?」
なんでこんな突然、と思ったのですが、
理由はあとでわかりました。
この会社(JVTA)では、
「日本からのお問い合わせには、2時間以内にお答えします。」
と、明言しているのです。
「夜中に申し込みがあれば、夜中でも返事します。」
と、タムさん。
ひゃ~
そんな会社、聞いたことがありません。笑
驚きましたが、でも、申し込んだお客さんにしてみれば、
すぐに返事が来るのは、たしかにうれしいですよね。
そういうところで、日本人からの信頼を積み重ねているようです。
まあ、それはともかく、いきなりのお仕事です。
「今日はお休みのはず」なんて、やぼは言いません。
公私を上手に混同させるのが、ベトナム流。
とはいっても、日本語のメールに日本語で返信するだけですから、
どうってことはありません。
10分ほどで完了し、
ようやく、おでかけとなりました。
タムさんが呼んだタクシーに、
おチビちゃんたちふたり、タムさん、そして私が乗り込んで、
ショッピングセンターへと向かいました。
ハノイのショッピングセンター、Melinh Plaza Hà Đôngです。
暗くてよくわからなかったのですが、昼間だとこんな感じになるようです。ロッテの映画館もはいっています。ベトナムでは、韓国資本がかなり進出しています。
1階は、巨大なスーパーになっています。はいってみると、まるでホームセンターのようでした。笑 棚に並んでいる文房具を、タムさんとおチビちゃんたちが選んでいます。
続いてお菓子売り場。MIYOがタイでお気に入りの、パンダンのケーキがありました。ベトナムでも作ってるんですね。^^
お菓子売り場の、タムさんと子供たち。タムさん、かわいい。^^
お茶、紅茶売り場にも、膨大な種類のものが置いてありました。
ベトナムに来たら、いつもなんとなくネッスルのコーヒーを買っていたのですが、いちばんおいしいのはコレなのだそうです。G7というブランドです。
店内にあるパン屋さん。人気のお店だそうで、レジ前はこんなに人だかり。
みんなが買っているので、気になってきいてみました。「バインチャイ」と言って、ニンビン省の特産品なのだそうです。お米のポン菓子なのですが、中に玉ねぎ、ナッツ、肉が入っています。「ローさんが仕事でニンビン省に行ったときは、必ず買ってきてもらう。」のだそうです。
固めのクッキーのようなものの中に、これまた、ナッツやお肉が入っているお菓子。タムさん、「これ、高いけどおいしいよ。」とお買い上げ。
袋麺コーナー。みんな大好き、ベトナム・フォー!笑 一個40円くらい。
エースコックのフォー。エースコックさん、ベトナムまで来て、がんばっています。
そういえば、日本にも、こんなの売ってますよね。これも、エースコックです。日本で、見よう見まねで作ったのだろう、と思っていました。でも、ベトナムで、その国の人のソウルフードを販売するまでに、さぞかし苦労されたことでしょう。そのときに培った技術が、日本の「鶏だしフォー」に生きてるのだな、と思うと、なんだか感動しました。
棚の端から端まで、全部袋麺! タイ製、韓国製、もちろん、日本のものも。^^
「これ、初めて見たよ。」とタムさんが持ってきたのが、Udon! なんと、カレーうどんの袋麺。作っているのは、ベトナムのエースコックでした。
カップ麺もたくさん。
「ココミ」という名前のカップ麺。なんとなく日本語風な名前をつけるのが、タイや台湾でもはやっていますね。^^
キューピーのドレッシング。ベトナムならではのアレンジもたくさん。
この棚、上から下まで、ぜーーーんぶ、キューピーの製品です。キューピーの営業マン、がんばってます。
アジア各国のスーパーで、日本のメーカーの製品を見るたびに、
「この国で工場を作り、製造を移管し、
スーパーの棚に並べるまでに、
日本から来た社員の方々が、どれだけがんばったことだろう。」
と、いつも考えてしまいます。
こういう人たちのおかげで、
今の発展した日本があるのだ、と、
頭が下がります。
アジアのスーパーは、おもしろくて、楽しくて、
そしてちょっとだけ、感傷的な気持ちになってしまう場所です。
そして最近は、こうも思います。
「反日で不買運動?
で、売れ残りは全部廃棄するわけ?
ふざけんな。
みんな一生懸命作って、売ってるんだよ!」
と。
(つづく)