MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたん S園の二泊旅行のお土産(2019年6月11日-13日)

2018年6月24日 一昨年のお土産を持つ長男。喜多方ラーメンと福島の桃ゼリーでした。(全盲難聴・のんたん 22歳)


一年近く前になってしまいましたが、S園で旅行したときの日記です。
旅行の三日目、京都では、八つ橋を作り(生地に餡を包むだけですが)、
その後、抹茶とともに、試食する体験をしたそうです。


6月11日-13日


S園では、毎年6月に、二泊三日の日程で、
園生全員が、旅行にでかけます。
これは、S園のたいせつな年間行事となっていて、
この年も、6月11日から13日の三日間で、実施されました。
行き先は、「京都」です。


「じゃあ、お土産はきっと、八つ橋だね。」
と、家族で話し合っていたら、
本当に、八つ橋でした。笑


あわただしい旅行の合間には、
園生が家族にお土産を買う時間が、
必ずもうけられています。


園生は、全員が視覚障害者なので、
お土産物屋さんでは、職員の方々が、
ひとりひとりの園生を
ガイドしなければなりません。


そして、園生が買い物をしたり、
自宅へお土産を発送したりする、
そのお手伝いもしてくださるわけで、
職員の皆様のご配慮に、
いつも頭が下がります。


・・・ということで、今年も、
旅先の長男からのお土産が、
我が家あてに、
ヤマト便で配達されました。


行き先が京都と言うことで、
生八つ橋の詰め合わせと、
扇子2本。^^
さらに、信楽焼のコップ2個と、
佃煮2種に京漬物6種。
あまりにたくさん送られてきて、
びっくりしました。笑


のんたん、
たくさんのお土産を、
ありがとうね。^^


保護者さんの中には、
「高齢で、お菓子もたくさん食べられないので、
 お土産は、もう送らないでください。」
という方もいらっしゃるそうです。


でも、S園では、
「お土産を買うことは、
 園生のたいせつな楽しみになっています。
 どうぞ、園生の気持ちをお受け取りください。」
と答えているそうです。^^


長男から送られてきたお土産。扇子2本と生八つ橋です。

マルタカ陶器のしがらき焼き。

佃煮(きゃらぶきと山椒しじみ)。

「京つけもの もり」の漬け物セット。あまりにたくさんあったので、後日、ウクレレ発表会にいらしてくださったボランティアさんに、お裾分けしました。


【S園だよりから】
今回のS園・二泊旅行は、創立百周年の記念旅行となり、S園の開設当初に観光した京都に行きました。
旅行初日は、園をバスで出発後、まずは品川プリンスホテルで中華のランチタイムです。そして品川駅から東海道新幹線に乗り込み、一路、京都駅へと向かいました。雨天も心配されましたが、雨の合間を縫って、無事に、琵琶湖のほとりに建つ素晴らしいホテルに到着しました。ホテルに到着後、おいしい夕食とその後のお楽しみカラオケの時間には、長旅の疲れもどこへやら。
二日目は、
午前中に、京都市内にある祇園コーナーという施設で、日本の伝統芸能である雅楽や狂言、文楽や舞妓さんの踊りを、ダイジェストで鑑賞しました。その後は、二班に分かれました。一班は、京都太秦映画村にて、時代劇の世界を体験し、二班は、松栄道薫習館にて、匂い袋を作り、香文化を楽しみました。
最終日は、京都名物、生八つ橋作りの体験をしました。柔らかい八つ橋に餡を包む工程に、皆さん、苦戦しながらも、最後には、抹茶と共に美味しくいただきました。
今年度は、京都でしか味わうことのできない体験が堪能でき、貴重な体験ができました。


夜は、ホテルでカラオケ大会。長男は、残念ながら後ろ姿で写っていました。^^(2019年6月11日)

舞妓さんといっしょに記念撮影。(2019年6月12日)

八つ橋作り体験。(2019年6月13日)


毎年4月になると、
「今年はどこに行くんだろうね」
と、夫と話したものです。


恒例のイベントだった、二泊旅行。
とても残念ですが、今年は、
おそらく中止になっていることと
推測しています。
残念ですが、命がだいじです。


S園の施設内では、
300人もの視覚障害者が
暮らしています。
厨房では、職員分も合わせて、
毎食、500人分の食事を
作っていると聞きました。


こんな大規模な施設で、
ひとりの感染者も出ていないことが、
奇跡のようです。


この状況下で、
みなさまが、どんなに
尽力されていることか。
想像に難くありません。
ただただ、感謝の日々です。

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