MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 39 - パイナップルケーキに挑戦①(2019年1月5日/6日め)

2019年1月5日 パイナップルケーキを作りました。(全盲難聴・のんたん 23歳)


1月5日


大晦日の夜、自宅を出発してから、
6日めになりました。
夜のフライトで帰国するため、
この日は、台湾で過ごす、最後の日です。


この日のアクティビティは、
この旅で、MIYOがいちばん楽しみにしていたものでした。
それはなにかというと・・・、


パイナップルケーキの手作り体験!


なのです。笑


なにしろ、ですね。
「台湾土産だったら、
 パイナップルケーキ以外はいりません」
って言いたいくらい、
MIYOは、パイナップルケーキが大好きなのです。


そのパイナップルケーキを、
自分で作ることができる教室がある、と知って、
一も二もなく、
「私、これに行きたい!」
って言いました。


夫は、あまり気乗りしていませんでした。
でも、MIYOは、ぜひ、行きたかったのです。
「これなら、長男といっしょに作れる!
 長男といっしょに楽しめる!」
と思ったので。^^


この企画を長女に話すと、
「うん、いいね!^^」
と。


長女が賛成したので、
しかたなく、夫も同意しました。


ちなみに、日本から申し込む場合、
kkday などのツアー会社を経由して、
オプショナルツアーを利用するのが一般的です。



価格は、ひとり1200円くらい。
でも、この教室の会場となっている、
「郭元益」のサイトを調べたところ、
直接、郭元益のサイトから申し込めることがわかりました。
これだと、ひとり600円くらいです。(安い!笑)


サイトの説明は、英語と中国語しかなかったのですが、
安くつくのなら、それくらいなんのその、
というわけで、夫ががんばって申し込んじゃいました。
さらに、障害者割引きもあったようなのですが、
さすがにそこまでは説明を読み込めませんでした。(苦笑)


・・・ということで、
「日本語チームに4名」と申し込んだ私たち。
そう。
教室では、日本語で説明してくれるんです。^^


台湾にまで来て、お料理教室、です。
そのうえ、初めて作る、パイナップルケーキ。
どうなることでしょう。笑


ホテルの窓から眺めた街のようす。台湾最後の朝です。

はりきって、ホテルを出発しました。

メトロの駅まで歩きます。

メトロの「士林」駅まで行き、1番出口を出たところです。目指す「郭元益」は、ここから歩いて約5分のところにあります。実は、ここで朝ごはんを買っていく予定だったのですが、例によって、夫から「早く、早く」と言われ、朝ごはん抜きで行くことになりました。

「郭元益」に到着! さすが、パイナップルケーキの老舗だけあって、大きなビルです。

教室はこんな感じです。斜め上にミラーも取り付けてあり、かなり本格的な調理室でした。右端の女性が、この日の講師です。日本語で教えていただきました。


私たちが案内されたのは、「1番」の調理台です。
ここは日本チームというわけで、
座っていた8人全員が日本人でした。
日本の旗も飾ってありました。^^ 


ちなみに、下の写真の奥側のテーブルはカナダチームで、
カナダの国旗が置いてあります。
ここでは、中国系のカナダ人が、英語で教わっていました。


教室が始まるのを座って待っています。いつものように、母の手を触っている、長男。^^


長男に、
「これからなにをやりますか?」
と聞いてみたら、あらびっくり。
かていか(家庭科)」
と答えるではありませんか。


見えなくても、教室のようすが、
「学校の家庭科で利用した調理室と似ている。」
と感じ取ったんですね。
すごい、すごい。^^


ほどなく、教室が始まりました。
説明は、英語、日本語、中国語で行われます。
言語は、その日の参加者に応じて、
この3言語で対応できるようです。
ただし、日本語スタッフがいない日もあり、
そのときは、英語の説明を聞くことになります。


ちなみに、韓国からの家族連れ(4人)もいましたが、
韓国語での対応は行っていないようでした。
彼らは、「韓国チーム」のテーブルで、
英語の説明を聞いていました。


教室では、先生の作業を見ながら、一緒に作っていきます。
各テーブルを周りながら、丁寧に教えてくれるので、
最悪、英語の説明でも大丈夫です。
和やかな雰囲気で、私たちも作業開始です。


まずは、生地を作ります。
ボウルにバターを入れ、崩していきます。
次に、砂糖を2回に分けて加えて、混ぜます。
白っぽくなってきたらOKです。


「のんたん、まぜまぜしようね!」 長男、楽しそうです。

「よいしょ、よいしょ。」がんばって混ぜます。


ここで、小さなカップに入った卵黄を、
2回に分けて加え、混ぜていきます。
このへんで、かなり腕が疲れてきますが、
休む間もなく、
今度は、「小麦粉を入れて」と言われます。笑


小麦粉を投入しました。

小麦粉も2回に分けて入れるのですが、だんだんそんなことを言ってられなくなり、MIYOは、一度に全部入れてしまいました。笑


「粉が見えなくなるまで混ぜてください。」
と言われます。
これがけっこうたいへんです(苦笑)。


ようやく生地がまとまってきたら、
長男、「ねんど みたいだね!」と。笑
いちいち笑わせてくれます。^^


と、ここで、パイナップルケーキの型が出てきました。
型は、ひとりにつき10個です。


型を触って確かめる、長男。

「次はなにやるの?」^^

生地の塊を細長く伸ばして、型5個分の長さにします。この型に合わせて、生地を5等分し、さらに、それぞれを半分に分けます。これで、生地が10個分に分けられました。

一個分の生地を平たく伸ばし、その上に、パイナップルケーキの餡を置きます。その餡を、生地で包み込んでいきます。餡は、あらかじめ教室で用意してあるのですが、パイナップル70%、冬瓜30%の割合で作ってあるそうです。

長男にはちょっと難しい作業でしたが、MIYOが手を添えながら、いっしょに包んでいきました。かたや、黙々と作業を進める長女。早いです。^^

餡を包み込んだ生地を、ひとつずつ型に入れ、型の中で形を整えます。

長男にかかりきりになり、MIYOは自分の生地にほとんど手をつけていなかったのですが、先生がやってきて、手伝ってくださいました。^^


みんなについていくのがたいへんでしたが(苦笑)、
長男は、途中で飽きることなく、
終始、興味津々で取り組んでくれました。


先生に手伝っていただき、
なんとか遅れを取り戻した、私たち。笑
さてさて、これからどうなることでしょう?


長くなりましたので、続きは次回に。^^


(つづく)

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