骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 44 - ポリニャーノ・ア・マーレで、トゥクトゥク(7日目)
2019年1月24日 アルベロベッロ・ノミの市で。
1月24日
早朝のアルベロベッロを堪能したあとは、
ホテル前に待機していたバスに乗り、
次の目的地へ出発しました。
時刻は、まだ9時半です。
普通なら、この時間から、朝の観光が始まるようなものですが、
朝8時からアルベロベッロを歩き回り、
ひと観光を終えて、次の場所へとひた走る、というのが、
このツアーのすごいところだと思います。(苦笑)
ということで、次に向かったのは、
アルベロベッロから35キロのところにある、
ポリニャーノ・ア・マーレ (Polignano a Mare) 。
南イタリアの、小さな港町です。
イタリアでは、
「気軽に行けるリゾートスポット」として
有名な街なのですが、
日本では、まだまだ知られていません。
まずは、アドリア海の入り江に囲まれている街の外観をご覧ください。
こんなところです。
ポリニャーノ・ア・マーレ(写真をお借りしました。)
断崖絶壁に建てられた街と、エメラルド色の海。
まるで、絵本の一ページのようです。
ただし。
上の写真は、海側から街を撮ったものです。
私たちは、陸側から海を見たので、
残念ながら、これほど幻想的な写真は撮れませんでした。
海は、たしかにきれいでしたけどね。^^
下にあるのが、夫が撮った写真です。
自分の足で歩いていくと、ポリニャーノ・ア・マーレはこうなります。
ついでながら、この街には、
宇多田ヒカルさんが結婚式をあげた、歴史のある教会もあります。
が、私達が訪れたときは、ちょうど改修工事中で、
教会を見ることはできませんでした。
海がきれいな街に来たというのは、わかりました。
問題は、
「どうやって、この街の中に行くのか」、
ということでした。
私達が乗っていた大型バスは、
街への乗り入れが禁止されているのです。
(景観を守るためなのか、大型バスの乗り入れを禁止するというのは、
イタリアでは、それほど珍しいことではありません。)
なので、バスは、街はずれの駐車場に停まるしかありません。
ここから街までの数キロの道のりを、
ミニカーに乗っていくのだそうです。
つまり、コレです。
ミニカー(イタリア版トゥクトゥク)。
あはは。タイのトゥクトゥクですね。
イタリアで、これにお目にかかるとは…。
ただ海を見るだけのために、
ミニカーまで手配したり、
このツアーの企画担当者は、たいへんだっただろうなあ…。(苦笑)
いつもながら、頭が下がります。
ただ、難を言えば、
手配できたミニカーは、たったの2台でした。
1台に乗れるのは、わずか3人。
30人のメンバー+添乗員・Oさん+現地ガイドさん
の全員を街に運ぶためには、
のべ11台分が要るというのに、
迎えに来たのは、わずか2台。
この2台でピストン輸送しながら、
街へと向かうしかありません。
一度に3人しか乗れないトゥクトゥクが、街まで行って戻ってくるのを、ただ待ち続けている、私たち。(苦笑)
駐車場のすぐ隣りは、海。アドリア海です。もう海は見たから、これだけでいいんですけど…。
トゥクトゥクが戻ってくるのを、ひたすら待ちます。ヒマをもてあまして、夫は、その辺の花なんて撮り始めました。
虹が出てきましたよ。(ちょっとウレシイ。^^)
…で、ようやく私たちの番です。トゥクトゥクに、乗りま~す。^^
買ったばかりだそうで、ピカピカのトゥクトゥクでした。値段は、50万円くらいだったそうです。
前部の運転席は、こんな感じ。後部のシートに、並んで3人が座ります。
町の中心広場に来ました。なぜか、ゴミが満載の車の隣りで降ろされました(苦笑)。よく見るとこれも、「オート三輪」ですね。^^
アーチをくぐり抜けて、
奥へ奥へと、歩きます。
道の向うに、海が見えました!^^
その入り江をバックに、町にかかる大きな橋の上で撮ってみました。
次回は、ポリニャーノ・ア・マーレの、「お買い物編」です。
(つづく)
ここまでに飲んだワイン: 12本
ここまでのおトク度:
(個人で同じ旅行をした場合のひとり分の費用を、ざっくりと試算してみました。
価格は、私が直感で勝手に決めたもので、たいした根拠はありません。)
ポリニャーノ・ア・マーレへの移動と散策 2500円
ここまでの合計: 211000円
ちなみに、この10日間のツアー費用は、ひとり169800円でした。